近所の独り暮らしのおばあさんから
いただいた
何一つしていない
持っていって!と言って渡される
帰り際
『いつもありがとうね
お母さんにもヨロシク言ってね』
と毎回言われる…が…
母からこのおばあさんのことを
一度も聞いたことがない
『いえいえ
私何にもしてませんから💦』
と一応お断りするが
わりと強引に渡される
このおばあさんと話すきっかけは
地域猫活動をするようになってから
当時地域調査をしていて
猫の集まる場所
猫に餌やりをしている人
など
聞いて歩いてるうちに知り合った
昔はノラ猫に餌をあげてたけど近所の人から
色々言われてやめたと…
気さくないいおばあさんなんだけど
近所との交流はあまりなさそうだった
先代カブとサリーの散歩で毎日通るようになって
〝白ちゃん黒ちゃん〟
って名前も勝手に付けられ
でもいつも可愛がってくれてた
そして
唯一私が何かしたとしたら
畑で掘ったジャガイモをあげたこと
それしかしてない
友達にその事を話すと
〝詐欺〟
でしょ
と言われる
いえいえ違います
ちゃんと断ってますから
でも結局いただいて帰ってきますが
そしてその友達は
美味しい!と言って必ずお持ち帰りする
お前が詐欺だろう
できるだけ会わないように
おばあさんの家の前は小走りに去って行くのだけど
木の陰から
『ちょっと待った!』
と
止められるのである
けっして私は
詐欺ではありませんから
おわり