http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090121-00000929-reu-bus_all
[東京 21日 ロイター] AIGインベストメンツ常務執行役員の元木宏氏は、ロイターの株式インタビュー「日本株の先行きを占う」の中で、年度末の日経平均は7000円台との見方を示した。 今後の株価は実体経済に見合う動きとなり、財政出動の効果が現われるまでのタイムラグを考えれば、4―6月まで暗い時期が続くとみている。欧州の金融不安も火種になるという。
インタビューの要旨は以下の通り。
―― 世界の株式市場が再度調整色を強めている、現状をどうみるか
「オバマ米新大統領の政策に期待した理想買いが終了し、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>から始まった欧州の金融危機が懸念されている。米国の金融機関は実質破たんや公的管理下入りなどで処理が進み、金融不安は一巡したが、米国と同様の経営を行ってきた欧州の金融機関では問題がそれほど顕在化してこなかった。これから心配のタネが残りそうだ。国家の規模と比べて欧州の金融機関は巨大だ。米国当局がみせたような力技が通用するのか注視しなければならない」
―― 年度末に向けた日経平均の見通しは
「オバマ新政権への期待が剥がれ、株価は実体経済に見合う動きとなる。財政出動の効果が表れるまでのタイムラグを考えれば、世界経済の最も暗い時期は4―6月になりそうだ。年度末は7000円台、4―6月には6000円台をみる可能性もある。昨年のような海外勢の大きな売り圧力は低下したが、グローバル投資家が株式をオーバーウエートとするにはトンネルの先に明かりがみえなければならない。足元で日本株が積極的に買われることはないだろう」
―― 相対的にみた日本株のパフォーマンスはどうか
「為替市場でユーロ安が続いている。1ユーロ100円を切る可能性も否定できない。為替とペアで考えれば日本株のパフォーマンスは悪くない。日本の金融機関や企業の財務体質が健全なことなどを考えれば相対的に評価される余地がある。日本は政治のリーダーシップのなさが弱点といえるが、2010年の景気回復期待やすさまじい規模の各国の財政出動が効果を表し年後半にかけて株価は持ち直すとみている」
(ロイター日本語ニュース 金融マーケットチーム)