島根県 隠岐 国賀荘 2025.10
紅葉記事で間が空きましたが、隠岐漫遊に戻ります。3日目の宿泊記からの再開です。<旅の行程>1日目:島後(隠岐の島町)2日目:島後(隠岐の島町)3日目:島前(中ノ島・海士町)→島前(西ノ島町)4日目:島前(西ノ島町)島前の西ノ島、別府港からバスで25分程の国賀荘下バス停で下車。高台に建つ旅館の為、バス停から急勾配の坂を登ること5分程。(バス停までの送迎もあります)坂を登り切ると、タイル塀が印象的なコテージ風の建物が現れます。◆国賀荘◆昭和39年(1964)創業、高台からの絶景と地元漁師直送の幸がウリの隠岐を代表する旅館です。高台からは、先にお参りをした由良比女神社の鳥居とその先に伸びる坂道が見えます。フロントホールもコテージ風の造り。天皇皇后両陛下もご宿泊された旅館で、その時の写真が壁に架けられています。元は国民宿舎として創業された国賀荘ですが、後に現館主の父が購入して今に至ります。理由は"大きな家に住みたかったから"だとかw現在、東京でカメラマンをしていた長男がUターンして家業を継ぎ、8年が経ちます。レッドカーペットの通路と階段を抜けていきます。部屋は3階の角部屋。307号(パノラマオーシャンビュー和室)部屋名通り、一面に広がる絶景が拝めます。"絶景小宿"を称するだけある風景。まるで海を望む天空にいるかの様な気分。10畳一間のシンプルな造りです。展望風呂沸かし湯ですが、広々として気持ち良い湯浴みになりました。17時にチェックインをして、湯に浸かり部屋で寛ぎ、夜の帷が訪れて…夕飯の時刻です。ずらりと並んだ、隠岐の恵。三種盛りバイ貝やお浸しなど。鯖の南蛮漬け酢の物が好物な私、南蛮漬けも大好き。隠岐誉 吟醸 生貯蔵刺身や酢の物に合わせて地酒です。本日のお刺身カンパチ、鯛、蛸。そして、メインとも言える岩牡蠣。西ノ島産いわがき隠岐は日本で初めて岩牡蠣養殖に成功した、"岩牡蠣養殖発祥の地"として知られます。大振りでぷりっとした見た目に心躍ります。口に含めば、他の牡蠣とは比べ物にならない瑞々しい牡蠣の旨味が広がります。1泊目に続き岩牡蠣堪能で、幸せな島旅。漁師のえりやき鍋"えりやき"とは、漁師の賄い飯の事で、シイラ、玉ねぎを甘辛く煮たもの。アラと肝を使った味わい深い出汁も美味。鯛カマ一夜干し焼きカマは旨味が詰まっていて、大好き。揚げ出しもち山陰産こしひかりごはんお吸い物・漬物餅は隠岐のソウルフードらしいです。食事処の風景。日が落ちれば、漁火と星の明かりだけの世界。朝まで部屋のカーテンは開けたままにして、そこに広がる雄大な空間を体感しました。朝、目覚めると、丁度夜明けのタイミング。朝はまだ晴れていて、美しい朝焼けを拝めました。波も穏やかで静かなる島前、西ノ島の海。旅館の朝ご飯は干物に限りますね。最終日の始まりです。(残り2話)=======宿泊情報=======宿泊代(1泊2食1名):¥26,620(税込)じゃらんポイント:¥2,000計:¥24,620