刺繍屋といっても色々な仕事があり、業界が分かれています。
自分の地域での話なので、もしかしたら違う地方だと全然違うのかもしれませんが

刺繍業界は
 アパレル業界
 ネーム業界

という2つに分かれています。

◆アパレル業界
服や鞄とかハンカチとか大量生産されるものを作る仕事が中心です。
プリントしたりビーズつけたりスパンコールつけたり
そういう装飾のうちの1つとして刺繍が入ります。

刺繍じゃないとできないってわけでもない仕事も多く、単価は比較的安いかもしれません。
もちろん、刺繍の特徴を生かした製品を作ることができるので、うまくハマれば良い製品になります。
ロット数が多めで大量生産になりがちなので
データやサンプルは日本で作って生産は海外というパターンも多く

アパレル関係の刺繍屋はサンプル生産がメイン というところもあるみたい。

使用するのはデータ製作のソフトとコンピュータ
サンプル生産用の色々出来るミシン1台
後は生産をするなら、一気に同じものが大量生産できる多頭機型のミシン

たとえばこんな、ミシンの刺繍する部分(頭と言う)が6個ついたやつとか
野菜元ブラ三日記
凄いのになるとこんな風に、頭が15個ついたやつとかあります。一気に15個同じものができます。
野菜元ブラ三日記
◆ネーム業界
ネーム・・・つまり名前を刺繍で入れる仕事が中心。
個人名だけじゃなくて会社名とかも含まれます。
体操服の名前刺繍とか、空手衣、柔道着、祭関係、作業服など需要はさまざま。

アパレルと違って比較的ロットが少なく、単価が高いのが特徴です。

なんで単価が高いかというと

個人ネームっていうのは1つ1つ全部違うものを入れないといけない場合が多いのだけど
↑で書いたような頭が何個もあるタイプだと、同じものを一気に作ることしかできない。
つまり、何百枚仕事来ようが、15頭ミシンがあっても1個ずつしかできないわけなんです。

もちろん会社名を入れるとかならそういう多頭機も活躍するんですが
小さい会社だと100枚も注文できないし、2,30枚だったり、5枚だったりするわけです。
そういうのに対処するために小回りの効く1頭機を使います。


野菜元ブラ三日記
こういうやつ。↑のに比べるとほんとショボくみえますがw
大量生産できないとはいえ、わりとなんでもできます。
アパレル関係でサンプル生産に使われるのもこのタイプでしょう。

生産量が足りないと感じれば、この1頭機をもう1台足せば生産量は2倍になります。
これなら違う名前であっても別々の動きができるのです。

昔はネーム業界でも大鑑巨砲主義というか
でっかいミシンで大量生産!って感じだったんですが(でかい会社の作業服大量生産とかそういうのね)
そういう仕事は海外に行ってしまって、国内では小ロットの仕事が圧倒的に多いので
こういうミシンの方が生き残れる可能性が高くなっています。



(・ω・)ノうちはネーム業界です。
2つ頭がついてる奴と、4つ頭がついてる奴が1台ずつと、1頭機が3台あります。