最近ではすっかりコンピュータミシンが当たり前になってしまって
家庭用にも刺繍できるミシンが出てるぐらいです。

うちもすっかりコンピュータミシンばっかりです。
コメントも頂きましたが、先日のそんよく はコンピュータミシンで作ってます。

パソコン上でイラストレーターのようなソフトを使ってデータを作成して
それをミシンに入れて、糸セットして、生地用意してスイッチポンで後は勝手にやってくれます。

ソフト上でシミュレートしたものがこんな感じ。
わりとシミュレーションが高性能なので、本物っぽく見えます。
野菜ブラ三日記
黒で線がぴこぴこ出てる部分は、完成してから自分でハサミを使って切ります。

シミュレーション切るとこんなかんじ
野菜ブラ三日記
微妙に縫い重なっているのがわかりますか?
刺繍すると糸と糸が生地を引っ張るため、データよりも実際には縮むのです。
その分を計算に入れながら縫い重ねたり太めに刺繍したりします。

プリンターで紙に印刷するだけなら楽なのですが
刺繍の場合、ミシンが常に糸を繋げながら進んでいかなければなりません。
できるだけ一筆書きで繋げつつ、なおかつ立体的に表現しなければならないので
データ作成は非常に高難易度です。

背景の赤い部分は実は生地です。
エンブクロスという、刺繍を入れたように見える生地を使っているので
何もしなくてもそこは刺繍で埋めたように見えるのです。

最終的にワッペンという、切り離した物にするために
ヒートカットをします。半田ごてのような熱を持ったペンで周囲を焼き切って
布から刺繍部分を取り出します。
これをするためには、生地が熱で溶ける性質をもっていなければなりません。
ポリエステルとかそういうの。ウールだと焦げるだけで溶かし切ることはできないのです。
そういう生地を使う場合にはアップリケという手法もあります。

あとは裏にアイロン接着フィルムをつけて出来上がり。
これをつけておけば、アイロンをかけるだけで服でも帽子でもくっつきます。
ただ、そこまで強度が強くないので、何かの拍子に取れる可能性はあるので注意。
本当は縫製ミシンで縫いつける方が確実です。

トータルでたぶん1時間ちょっとぐらいで作ってますが、他の刺繍屋と比べるとかなり速い方だと思います。
データ量は16696針
刺繍データは〇針という単位を使います。
何回針が上下するかという単位ですね。

うちのミシンは大体1分間に700針縫う設定にしてるので
1個作るのに24分+αぐらいの時間がかかります。

(・ω・)ノ今日はこんなもんで。