台風が近づいて来て・・・元気のない「ブーゲンビリア」の鉢が心配だった。激しい風にでも吹かれて最後に残った一枚の葉が飛んで落ちてしまったら・・・

 

なんて考えていたら、高校時代に「最後の一葉」(O ヘンリー)って物語を英語に時間に習ったことを思い出した。この物語は覚えている限りであらすじを紹介すると

 

ある女の子が芸術家達が集まるアパートで、画家になることを夢見ていた。しかし肺炎にかかり「窓から見える隣の家のつたの葉が落ちたら、自分も死んでしまう」と思い込んでいた。嵐の翌日、つたの葉は落ちてしまったと思っていたが、不思議と、一枚だけ葉が残っていた。嵐の中その次の日も最後の一葉は散らなかった。

そして女の子は生きる希望を見出す。

しかし、実は一昨日の嵐で、本物の葉は全て散ってしまっていた。『最後の一葉』だと思っていたのは、同じアパートの老画家が嵐の中、老いた体にむちを打って描き出した最高傑作の葉の絵だったのだ。老画家は冬の雨にずぶ濡れになり、肺炎にかかって亡くなってしまった。

というストーリーだったと思う。私は長らく高校時代に英語で習ったこの物語を「最後の一葉」(The Last Leaf)ではなくて「最後の傑作」(The Last masterpiece)だと思っていたのだった。