ちょっと、間があいてしまいましたが、続きです。


前の話はこちらからどうぞ~


私の両隣にいる黒人女性は、
何か早口で言うのですが、
私には、さっぱりわかりません…。orz


すると、私がわからないのを、察知したのか、
ゆっくりと、優しい口調で話してくれたんです。

「どこから来たの?」とか
「レストランで働いているの?」とか。

でも、一番彼女たちの聞きたかったことは
私がいくら持っているのかでした。

その時、私はレストランの仕事あがりという事で
よくあるウエイトレスの恰好をしていたので、
チップを持っていると思ったんでしょう。

ところが、まだ、トレーニング中だったため、
バス代の1~2ドルくらいしか持っていなかったのです

すると「ATMカードは持っているか」
と聞かれたんです。

私も馬鹿だから「持っている」と答えると
最寄りの人の少ない銀行に車は進んでいき
銀行の建物の外に取り付けられているATMで
限度額いっぱいまでおろすように言われました。


もちろん、2人の黒人女性に挟まれたままです。


私は、言われるがままに、
限度額の200ドルを引き落としました。

そして、車の所まで戻ってくると、
そのお金を私の手からひったくって、
彼女たちは走り去りました…。


そこまでは、私も、気が張っていたのか、
泣きもわめきもしなかったのですが、
ひとりになって、恐怖から逃れられた瞬間に
涙がぽろぽろと溢れ出してきました。


怖かったよ~。。゚(T^T)゚。


だからといって、今あった出来事を、
銀行の人に話すような語学力もなく、
ただ、ひたすら泣きながらアパートへと
トボトボと歩いて帰ったのでした…。


幸いなことに、その銀行は知っている
場所にあったので
無事アパートにたどり着くことができました。


もしも、知らない場所だったら…。
携帯もなかったあの時代、
アパートに帰れなかったかも…。


このことを、Mくんに話すと、
「ポーッとしていてるからそういう事になるんだドンッ
とひどく怒られました。(ノ_-。)

そして「なんで銀行で叫ばなかったんだ」
と言われましたが、
何もわからない異国の地で、
動転していた私は、叫んで助けを求める
という行為が思い浮かびませんでした。


でも、銀行で叫んでいたら、
もしかしたら殺されていたかも?

だって、後部座席に乗っていた人のうちの一人は
鞄から拳銃をちらつかせていたんですから…。


私は、この時、200ドルという高い授業料を払って
少しでも危なそうな場所には近寄らないという事と
自分の身は自分で守らなくてはいけないんだという
アメリカ生活を安全に過ごす基本を学んだような気がします。