僕の車は、

信号待ちで、

前から2台目でした。


と、

そこの交差点に初老の紳士が現れました。

タクシーに乗車するオーラ全開でした。

私は、

当然、前の車にご乗車されるものと思っていました。

だって、

僕の車は2番目だし、

僕の車の横の路地からは、

僕の車に向けて歩いてくる3~4人のグループ。

この方々は、

ご乗車のオーラどころではありません。

僕の車を指さしながらこっちへ向かってみえてました。

距離にして、

20m位でしょうか、、、


ところが、

交差点に現れた初老の紳士は、

前のバッタ色のタクシーをスルーして、

私の車にご乗車の合図をなさいました。

(はは~ん、前の車は回送表示だったのか!)

何はともあれ、

最初に正式にご乗車の意思をドライバーに示されたのですから、

私は、

このお客様を私の車にお招きいたしました。


程無く、

先ほどのグループが交差点に到着。

私の車が実車になったことを確認されると、

前の車にご乗車です。

????????

なぜ?ナゼ?何故?


車を出発させた後、

お客様に聞いてみました。

「お客様、前の車も空車のようでしたが、どうして私の車にご乗車いただいたのですか?」

「う~ん、黒の車が好きなんだ。」


そういえば、

以前にも1度あった。

黒の車だからという理由で、

交差点での停車中に、

僕の車にご乗車いただいた事。


「黒塗り」

って、

なんか、

良い気分なのかなぁ、、、、


確かに、

企業の役員用の社用車なんかは、

もれなく「黒塗り」

だわな。



「ありがとね!」

そう言って、

710円の料金をトレイに置いて、

およそ500mの距離をご利用いただきました。


う~ん、


僕には、

判らない価値観である。








たける