3月の1日、ちゃーが永眠した。
前日の8時過ぎは、まだ餌もジュースも普通に取れた。が、九時過ぎたことから苦しみだして・・・
次の日、王子が仕事から帰るのを待つように、王子の腕の中で・・・と言えば聞こえはいいが、実際は言うに言えないほどの・・・
寿命と言えばそれまでだが、納得できない部分というか後悔が、いまだに消化できずにいる。まだまだ思い出すと苦しい。
過去に飼った猫や犬、だから茶太郎は最初から後悔しないように、大事に大事にしてきた。つもりだった。が・・・
最後の晩は、もう苦しむのを見ながらも何もできず、ただ、「ごめんな、ごめんな」を繰りかえすだけだった。
次の日も、仕事に行ったものの、気になって涙し、帰り道、泣きながら自転車をこぎ、家でちゃーの姿を見ては、また「ごめんな」。
年齢的にもう頑張れないのはわかっていたから、「がんばれ」とは言えず、でも、いままでの感謝とか言おうとするが、姿を見ればもう、「ごめんな」しか出てこなくて。
嫌いな音とか声にすごく反応するうさぎだったから、もしかしたら死の間際に王子の泣き声は、すごく迷惑な音が聞こえてただろう。
でも、「もう頑張らなくていいよ」とか、「ありがとう」とかは、別れの言葉みたいで言えなかった。代わりに、「もう自由にしていいよ」と言ったつもり。でも、泣き声でちゃーにしてみれば怖かったかも。
が、其の後、こたつの中に寝ていたちゃーから、何やら音がして、思わず布団をめくり、ちゃーを抱き起し心臓の音を確認した時にはもう、すごくゆっくりな音しか聞こえなかった。でも生きている、まだ生きている。
で、「ちゃーはいい子、一番いい子l、うんといい子」を繰り返し言いながら、口の周りを拭いてやった。
もう一度心臓の音を聞いたが、ザーッとあぶくが流れるような音しかしなかった。が、顔を見るとこっちを見ている。又、「いい子」、を繰り返し言った。もう一度音を確認するともう何も聞こえなかった。
こっち見てるし、まさかな、うそだろ?うそだろ??ドラマみたいに言ってしまった。が、反応はなかった。首がぐでん、てなってて・・・
本で見たり、話で聞いてたのと違う。
最後によくあるやつが何もわからないうちに、いつのまにか逝ってしまった。
開いてた目を閉じてやった。ただ寝てるみたいで、毛もつやつやだった。
金曜日。家に年寄りも誰もいない日。思う存分泣けた。
天気も良く、夕方実家の畑の隅に埋葬してきた。
次の日から雨がづついた。
なんだか、一番いい日を選んで旅立って行った気がして、また泣けた。


