『泣くロミオと怒るジュリエット』 | ことりの日記  〜Aッ!!!!!!と驚く 夢を見よう〜

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数日前にふと「これって舞台はしごできるのでは?」と思ってチケットを取って行ってきました。

 

泣くロミオと怒るジュリエット


ロミジュリ大好き人間、そして再演ということもあり、

観たいな、とは思っていたのですが

該当名義じゃない私の名義はあっちのほーとかこっちのほーとかで

せっかく当たってもはるかかなたーなところばかりが続いていたのもあって

ちょっといじけてFC申し込みを見送ったのです。

 

(そういうことをするなら該当名義の単独現場をおくれ…といつも思ってる)

 

でもその一般でとれたお席がなかなかラッキーだったので

きっとロミジュリが私を呼んでくれたに違いない♡

 

ネタバレの前に劇場について。

初めて行ったシアターミラノ座

 

私は今後はなるべくさけるかなショボーン

 

・動線が悪い。すこぶる悪い

・いすも悪い

・お手洗いの数が足りなさすぎる

・2幕の開演に間に合わない人多数(私は諦めた)

 

・ソワレの帰り道が怖い。演劇の余韻とか吹き飛ぶ

 救急車と警察のオンパレード

 

ま、今回は題材的にもエンディング的にもそのカオスな感じがマッチしていたのでよかったのですが、

若い女性を歩かせるのには不安しかないし、ハッピーミュージカルを観た後には絶対通りたくない

 

そんなかんじです。

娘さんがいる方はソワレはやめた方がいいとお伝えすべきかと思われます。

 

 

 

さて、ここからネタバレ

 

 

男の人しかいないロミジュリ。

それだけ聞くとコメディかと思うけど、

ロミジュリに戦争、人種問題をプラスしたことでこんなにも重くなるのかと思いました。

 

もちろん笑えるところもいっぱいあるし、流れはロミジュリのままなので予測もできるのだけど

こんなにもラストのシナリオを書き換えててくれ…と願ったロミジュリは初めてでした。

笑って、辛くて、泣いて、笑って…

 

本当に見れてよかった。

 

地名も登場人物も原作と同じ。

違うのはキャピュレットとモンタギューが単なる家名ではなく

日本人とサンコク人という人種に置き換わっていたこと。

その家名争いの原因が戦争だったこと。


よりリアルに、より心に突き刺さりました。

 

ロミジュリ見てるといつも思うのですが

人間って何百年経っても同じことで争ってて本当に愚かですよね。

しかもより残酷になっていて、この争いが無くなることはあるのだろうかと憂いてしまう。

 

けどだからこそ、本や舞台や映画などのエンタメをとおして

興味がなかったり、知らない人たちにも届けることが大事なのだろうと思います。

 

原作では神父だった人が今作では戦時中、同胞を裏切っていた医者に置き換わっていたのは

同じ人を「救う」という立場だからなのだろうけど

バックグラウンドが明るみになるにつれて苦しさが増しました。

ただその人が頭を抱えながらも最後は理解して応援してくれたのは救いでもあり。

 

乳母役は義理のお姉さんになってたけど、

あのコミカルさと悲壮感が両立できたのは八嶋さんだからだろうな、と思います。

本当にすごかった。

 

ベンヴォーリオの実らぬが故の捻じ曲がった愛は苦しすぎて。

彼の役が一番意外で一番苦しくて救いがなかったように思います。

 

ジュリエットははじめこそ笑ってしまうけど

本当にどんどん可憐で純真なジュリエットに見えてきて

柄本時生さんの演技力にただただひれ伏しました。

ちょっとみんなに見てほしい。ほんとにすごいから。

 

ロミオはずっと泣いてるけど、

その泣き方が後半になるにつれて真に迫っていて

こちらの感情まで引っ張られ、

 

最後の方のロミオのモノローグで

斜め前の関係者さんが眼鏡を外して何度も涙を拭っているのが視界に入り、

そしてその方がカテコで手を高く上げて拍手していたのが全てだと思いました。

 

後ろの方も「桐山くんすごかったね」ってお話しされていて、

この声が照史くんに届いててほしいなって思っています。

 

ただただすごかった。




途中WEST SIDE STORYをオマージュしたところがあったり

乙女座の双子の片割れが出てきて吹いたりもしましたが

重くなりがちなテーマをあれだけコミカルに演じられる名役者さんたちが揃ってるこの舞台、

お時間のある方も無い方もぜひ。


たぶん私は関係者席の開放席を拾ったんだと思うのですが

急に席が空くこともあるので気になっている方はちょこちょこ覗いてみてくださいね。




ネタバレもありますが