今日は肺動脈血栓内膜適除術の助手。DVTに併発した急性肺塞栓は執刀したこともあるが単純にPAを開けて血栓をとるだけで非常にシンプルである。ただこれが慢性的なものになるとかなり難しい。慢性期に対する手術は日本で働いていて一度見たことがあるだけでとても楽しみにしていた。
手順は20度までひたすら冷やして循環停止中に血栓内膜摘除、復温といたってシンプル。Dr. Rf 執刀であったが冷却中、復温中と頻繁に手をおろして休憩していた。ただし血栓内膜摘除術は目からうろこであった。
一見狭窄も全く無い部分から肉眼所見で異常内膜を見つけてメスで内膜のみカット、内膜をつかんだままひたすら内膜のみ鈍的に剥離。まったく急いでるようには見えなかったがスムースな手順で循環停止20分1回ずつで両側を完全に終了。Dr. Rf やはりただものではなかった。
とてもとても深い視野、そして繊細な作業、メスや剥離で外膜損傷すれば術中死である。それに加えて循環停止のカウント付で緊張感倍増。2-3回見るだけでは身に付けれないレベルの手術だと思うがこの手術が好きになった。