自立神経の乱れが髪の成長を妨げる | 美髪アドバイザー 田村マナ「美髪の条件 ~いつまでも美しい髪でいるために~」

自立神経の乱れが髪の成長を妨げる

美しい髪の毛を維持するために、ヘアケアも大切ですが同じくらい大切なのが生活習慣。

その中で今日は自立神経についてお話しいたします。


「自律神経が乱れる」とよく耳にしますが、そもそも「自律神経」をコントロールすることが可能だと思いますか?

私たちの体には様々な神経があります。例えばとても身近なのが体を動かす「運動神経」や寒さ暑さを感じる「感覚神経」。

これらの神経は意志によってコントロールすることができます。

しかし名前の通り「自立」していて、自動的に働くので「自立神経」と言われています。

ですから「自立神経」を私たちの意志でコントロールすることはできません。


とはいうものの、振り回されてばかりいられません。

上手に向かい合っていくことこそ、現代を生きる私たちには必要だと思います。


自律神経には「交感神経」「副交感神経」がありこのバランスがとても大切。

「交感神経」は昼の神経といわれ活動している時に優位になる神経。

一方「副交感神経」「交感神経」とは真逆の働きを行う神経で、眠っている時やリラックスしているときに優位になる神経です。

よく現代人は「交感神経」が優位になりがちだと言われており、「交感神経」が悪者扱いされることがありますが、私はどちらも大切だと思っています。

「交感神経」「副交感神経」とは同時に働くことがありません。

シーソーのようにどちらかが働いています。
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昼間はやる気のスイッチがONとなりしっかりと活動しなければなりません。

昼間に「副交感神経」が働いてしまうと、ボーッとしたり、いつまでもやる気が起こらずにだらだらとしていまいます。

実は主婦層や社会から一線を退いた方々に多いの「副交感神経」が優位になりすぎて引き起こされる病「膠原病」

目的や目標がなくなると「交感神経」が働かなくなり、そのことが原因で病になることがあるのです。

私たちは「交感神経」「副交感神経」も両方がバランスよく働いていなければ快適に過ごすことが出来ないのだです。

夜にはしっかりと「副交感神経」を働かせて、細胞の隅々まで血液を行き届かせて、昼間に受けたダメージを修復する。

美しい肌も髪も寝ている間に「副交感神経」が働くことで新たに健康な細胞が生まれてくるのです。

逆に昼間には「交感神経」がきちんと働かせ、一日元気に活動をする。

とくに今のこの季節は、朝晩の寒暖や気圧の変動、日照時間が長くなったりと自立神経を乱す要因がいっぱい。

「自立神経」と上手く付き合っていく為にちょっとしたコツをつかんで快適にそして美しい髪を維持したいものです。


そのコツについては次回お伝えします。