昨日、無事に永楽館歌舞伎の初日の幕が開き、出石は熱く盛り上がっているようですね。
私も週末の観劇を心待ちにしている一方で、未だ堺市大仙公園での公演の余韻の中におります。
開演前、お友達とおちあうために公園内を歩いているとき
小さく追いかけ五枚銀杏の紋を見つけた瞬間は一気にテンションがあがりました。
その少し前は、清元も聞こえてきたりして気持ちがあがる、あがる
エリアは白い幕で囲ってありましたが、
さらに歩いていくと(公演広い!!)、リハーサル中舞台の裏側で出演者の皆様と談笑する愛之助さんの小さな姿が見えまして
オペラグラスでキャーキャー言いながら見つめていた私達。
(スーツ姿の愛之助さんをみて、黒崎さんみたいなんて!)
こんなことを一緒にできるお友達がいるなんて、本当にありがたいなと思います。
その後、また別の素敵なブロ友さんにご連絡いただいて、お会いすることができまして、
素敵な時間を頂戴し、すっかり舞い上がってしまっている中、開演となりました。
2列目というとっても良いお席でした
まずは、トークから。
進行役の女性と、愛之助さん、壱太郎さん、逸平さん。
上方に対する思いを語られたり、今回の演目の紹介をされたり。
準備のために壱太郎さんと逸平さんは途中で退場。
そのときすかさず愛之助さんが「お知らせしなくていいの?」って、逸平さんに。
そう、トークの中にも出てたんですが、「逸青会」についてのお知らせを促されたんです。
優しいお心遣いですよね~。
尾上菊之丞さんと逸平さんの二人会。
先日の高麗夜話の中でも「逸青会」のお話聞いたばかりで、なんだかご縁を感じました。
壱太郎さんは10/27にご出演だそうです。
(他の日は幸四郎さんや松也さん、右近さんもご出演のようですね)
お二人が退場されてからは、司会の方と二人でトーク。
とっても楽しそうに語る愛之助さんの笑顔を間近に見ることができて嬉しかったです。
前日はお墓参りをされ、おじさんのお宅へ行き、おばさんのお見舞いにもいき、
その病院がこの公園の近くだったのでここにも来たと。
家紋の入った舞台にとても感激されていて(それはファンの私達も同じ)
そして、地元でゆっくり過ごされてよかったな~、なんて勝手に思っちゃいました。
11月12月は南座、そして1月は松竹座!!
2年ぶり
通しでずっと動き回ると。
またまた楽しみですね。
司会の方がトーク終了を告げようとすると、それをさえぎるように
「拍手の練習をしましょう!!」って。
愛之助さんの歌舞伎はそう、参加型ですよ
そして逸平さんの「那須語」
有名な那須与一の話ですが、一人で3役を演じ分けるというもの。
逸平さんを知ったのはもう20年以上前になるかな?
その頃のかわいいイメージを未だに持っていたけれど、
久しぶりに拝見してこんな重厚な狂言師になられたのね~と感動しました。
それから20分の休憩。
この間にまたお友達にもお会いできおしゃべりタイム。
あっという間に休憩時間は終わりました。
そして「吉野山」
巡業公演で観たばかりの演目ですが、野外での夜の公演は特別です。
夜の帳もおりてライトに照らされた舞台。
風を感じながら、虫も舞っているのが見え、舞台の向こうには木々が揺れています。
自然の中で、歌舞伎を観る。鳴物、清元も心地よい。
それも愛之助さんの特別公演
本当にスペシャルな経験でした。
壱くんの静御前、愛之助さんの狐忠信。
お二人ともとても美しくて幻想的
花道も長く設けられていて、お二人の姿をじっくり拝見でしました。
(すぐ近くの席で贅沢な気分)
狐忠信はピョンピョンと軽やかに登場し、最後もピョンピョンと鳥屋へ帰って行きました。
(野外舞台だから幕がないのです)
もう少しあの雰囲気を感じていたかったな、と思うくらい素敵な公演でした。
終演後の夜空には三日月。
またこんな機会があるといいなと思います。
好きな動物教えて!
うふふ、愛之助狐がすきです