こんばんは。


「人と組織の成長」支援を行っている、株式会社コンサルティングアソシエイツ

(CA:http://www.caconsul.co.jp/ )の須田孝之と申します。




寒い日が続いておりますね。


みなさん、体調は大丈夫ですか?


実は、私は、先週末に体調を崩してしまい、日曜日に病院へ行った後、終日

寝て過ごしていました。


本当に久しぶりに、夕飯の時以外は、ずーっと寝てました。


しょうがないとは言うものの、ちょっと嫁の目が冷たかったのが気になります。


復活した月曜日に、「体を鍛えなさい。」という温かい言葉をもらいました・・・。




さて、話はガラッと変わってしまうのですが、先日、『宇宙飛行士の育て方/

林公代著』を読みました。


ちょうど今日、167日間の連続滞在期間を終えて、古川聡宇宙飛行士が

地球に戻ってきましたよね。


ちょっとタイムリーかもしれません。


この本は、宇宙飛行士に求められる能力や訓練の内容などが、取材を

もとに書かれています。


この中で、日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、宇宙飛行士に

求められる8つの資質、として以下の項目を挙げていました。


 ・状況認識

 ・コミュニケーション

 ・自己管理

 ・危機管理

 ・異文化対応

 ・チームワーク

 ・リーダーシップ、フォロワーシップ

 ・意思決定と問題解決



以前までの宇宙開発(アメリカと旧ソ連の宇宙開発競争)時代から変わり、

現在では、ISS(国際宇宙ステーション)で長期滞在をしながら、宇宙実験や

地球観測などの活動を行う、15カ国が協力しての国際プロジェクトになって

いるそうです。


よって、オレがオレがの一匹狼的な宇宙飛行士では務まらず、プロとしての

自分の能力を惜しみなく差し出してコミュニケーションをとり、チームで最大の

パフォーマンスを発揮する「協調型」の宇宙飛行士が求められているわけ

です。



例えば、コミュニケーションです。


ISSのような閉ざされた環境においては、自分を着飾ったままでのコミュニ

ケーションは破綻をきたすわけですよね。


お互いに素をさらけだしながら、その上で、お互いの状況を理解しあいながら、

フォローしあう。


また、分かっているような内容でも、確認の意味を含めて、確かめの質問を

する。あいまいなままにして残さない。


逆に言うと、言わなくても分かってくれるだろう、というスタイルにも難がある

わけですよね。


基本姿勢は、人の意見を良く聴くこと。そして発言が不明確になった時に、

的確に質問をしてあげること。


感情的なしこりを残さずに、相手が素直に反論を聞けるように。


ちょっとした細かいことでも意思疎通や確認ができなかったことで、ISSに

おいては生命の危機につながったりもするわけですものね。


また、そのような場所で、言い争ったり怒ったりすれば、自分たちの生活を

苦しくすることになってしまう、のだそうです。



そして、リーダーシップ、フォロワーシップです。


これはチームワークにもつながるのだと思いますが。


コマンダー(船長)にも様々なタイプがあるそうですが、あるコマンダーの

話では、今のISSのような環境では、「大切なのは、命令せずに、みなが

自発的に動くようにすること」なのだそうです。


ある作業において、リーダーの役割を担ったものが、別の作業では積極的に

フォロワーに徹する。


若田光一宇宙飛行士が高く評価されていたのは、その点にもあったようですね。


自分の仕事に強い責任感を持ちながら、相手の状況を常に把握して助ける

用意ができている。そして、常に笑顔で人の心を開かせる謙虚な姿勢でいる、

という点だそうです。



そして、若田飛行士は、宇宙からの帰還後、NASA宇宙飛行士室のISS運用

部門長に抜擢されて、約30人のメンバーを抱えて、地上のマネジメント職として

忙しい日々を送っているのだそうです。


そうなんです。


本の中で、若田飛行士も言っていましたが、「宇宙飛行士は大きなチームの

一員で、会社で言えば現場をしきる『課長』のようなもの」なのだそうです。


言われてみれば、先にあげた8つの資質は、組織におけるマネジメント能力に

通ずるものがあると思われませんか?


組織運営のご参考になれば、と思います。




本日もおつきあいいただき、ありがとうございました。


また次回もよろしくお願いいたします。