こんばんは。
「人と組織の成長」支援を行っている、コンサルティングアソシエイツ(CA)の
須田孝之と申します。
まだまだ落ち着かない日々が続きます。
原発がらみでは、作業員の方が被ばくしたり、水の問題が出てきたり、
不安な要素が報道されています。
被災地の方々のご苦労も大変なことだと思います。
今一度、「心を寄せ続けること」を認識しないといけないのだと、感じています。
さて、
昨日のブログの中で、キング・カズ(三浦知良選手)の話を書きましたが、
今日、Numberという雑誌を見ていたら、キング・カズの由来、という記事が
ありました。
キング・カズと最初に命名したのは、カタールの英字新聞「ガルフ・タイムズ」の
デイヴィッド・ジェイムス記者なのだそうです。
1993年の、アメリカワールドカップ アジア最終予選の北朝鮮戦でのカズ選手の
活躍を、翌日の新聞で「KING KAZU」と一面で紹介したのだそうです。
(この最終予選は、あの語り継がれる「ドーハの悲劇」です。)
ちょっと豆知識ですよね。
また話は変わるのですが、
同じく昨日のブログの中で、新人さんたちの心構えとして、まずは目の前の
役割や仕事を目一杯やることが必要だ、なんてことを書きました。
今日はこの補足の話を書きたいと思います。
パスカルは、その著作『パンセ』の中で、こんなことを言っているそうです。
一生のうちでいちばん大切なことは、職業の選択である。
ところで、それを決めるのは、偶然なのだ。
(『働く理由/戸田智弘』より引用)
新社会人にとって、就職活動を通して職業(会社?)を選択し、入社し、
仕事につくわけですが、その会社でその仕事につくのは、「偶然」なのです。
私自身も、転職を経験し、今は3社目ですが、今この会社でこのような
仕事をしているのも、「偶然」なのでしょう。
(私は、「運」と「縁」だと周囲に言っていますが。)
キャリアカウンセリングの理論では、この「偶然」に着目した人がいます。
スタンフォード大学のJ・D・クルンボルツ教授です。
教授らは、「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ、
望ましいものである。」という「プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された
偶然理論/Planned Happenstance Theory)」を提唱しました。
そして、この「偶然」を自分のモノに活用するために、5つの心構えが
必要だとしました。
①好奇心(Curiosity):
新しい学びの機会にアンテナを張る
②持続性(Persistence):
失敗にめげず、やり続ける
③柔軟性(Flexibility):
姿勢や状況を固定的にしない
④楽観性(Optimism):
新しい機会はくる、自分はそれをモノにできる、と考える
⑤冒険心(Risk-taking):
結果が見えなくても、行動を起こす
まずは、行動すること。
目の前のことを、真剣に一生懸命にやることなんですよね。
しかも柔軟性を持って、楽観的に。
一つの正解だけを追いかけようとしてしまうと、柔軟性に欠けてしまうような
気がします。
これは若手社員の課題として良く聞かれることではあるのですが、私たちへの
戒めでもあるような気もしています。
例えば、セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長をはじめとして、
名経営者たちには、いわゆる本流出身者ではなく、「傍流」出身者がけっこう
いたりします。
(このあたりにご興味のある方は、『日本の優秀企業研究/新原浩朗著』を
ご覧いただくといいかと思います。)
好奇心を持って、柔軟に、楽観的に、冒険心を持ちながら、持続する。
新人さんにも必要な心構えでしょうし、私たちにも必要な心構えなのだと
思います。
自分たちへの戒めにもしながら、このような観点も含めて、「人と組織の成長」
支援ができたら、ありがたいな、と思っています。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。