淋しさの底抜けて降るみぞれかな

 

尾張藩士だったが青年期に世を捨てた丈草は芭蕉の門に入った。清廉潔白な世捨て人

だった。俳句やる人で世を捨てる人は結構多い。山頭火みたいな。

それにしても「淋しさの底抜けて降る」とはすごい表現だ。淋しさの極地なんだろうな。気持ちを詠った句で地味だが新しい感覚。みぞれだから淋しさに輪をかけてやるせない。

 

 

 

 

                    白雨(ゆふだち)にはしり下るや竹の蟻

 

これは情景を詠っているので目に見えるようだ。熊谷守一にアリンコの絵があってちょうどそんな感じが似ている。熊谷は画家だが二人は似ているところがある。

この句をモチーフにしてpaintbrush のソフトで描いてみた。