みなさん こんにちは、
UXデザイナーの大塚です。

2月25日に弊社にて開催された『UXなまトーク』についてレポートいたします。


『UXなまトーク』は、UXの現場のなまの声をトークするというイベントです。各社どうのようにUXのプロセスを導入しているのか、ノウハウや失敗談など交えたトークと、登壇者によるパネルディスカッションをいたしました。

グリー株式会社の村越 悟さん、株式会社DMM.comラボの井上 誠さん、Goodpatch Inc. の藤井 幹大さん と私でトークをさせていただきました。弊社の織田 晃弘が司会として、登壇者の方々とより突っ込んだディスカッションが行われました。


ディスカッションはなごやかな雰囲気のなかで、オフレコトークも飛び出し、かなり興味深い話が飛び交いました。

『UXデザイナーの生存確認と最新事情』
大塚 敏章さん (株式会社サイバーエージェント)




UXデザイナーとしての過去を振り返りつつ、過去の失敗談や、最近のUXプロセスで試しているデザインスプリントや、UXメトリクスについて紹介いたしました。



『はじめの一歩』
井上 誠さん (株式会社DMM.comラボ)




ビジネスとの融合や、段階的アプローチやタイミングについてのトークをしていただきました。UXナンパ、手法に振り回されないなど、社内での経験談を踏まえたUXプロセスの導入についてトークしていただきました。


『なぜUXをデザインしているのか』
藤井 幹大 さん (Goodpatch Inc.)




「モノ」ー「体験」ー「行動」ー「存続」というサイクルについて。昔は、クリックさせようと一生懸命頑張るような「モノ」ー「行動」というながれでビジネスとしての「存続」がなりたったため、「体験」を意識していなかった時代もありました。しかし、そのような時代は終わり、そこから「体験」を意識するようになったものの、組織によって4つのサイクルが分断されてしまうというご自身の実体験を踏まえ、「モノ」ー「体験」ー「行動」ー「存続」の必要性についてトークしていただきました。


『UXデザインの居場所』
村越 悟 さん (グリー株式会社)



UXデザイナーの精神論についてトークをしていただきました。単純にがんばろう!という話ではなく、なぜ、UXデザイナーは悩むのか? UXデザイナーとは何か? 組織で求められているものは何か? という根源的な話から、ご自身のUXデザイナーとしての仕事をHCDプロセスで設計(自分HCDサイクル)した経験談をしていただきました。理論ではなく実践に根をおろし、良いものを生み出す仕組みと文化に寄与する。悩めるUXデザイナーが抱えるものを深堀して、印象的な本田宗一郎氏の引用から、非常にわかりやすくUXデザイナーの進むべき方向性を紐解くようなトークでした。

UXなまトークは、登壇者だけでなく参加された方々ともいろいろとディスカッションやディスカッション後の話でも非常に盛り上がりました。


司会の織田さん、おつかれさまでした!

また、別のテーマで次回も開催したいと思いますので、今回参加できなかったり、知らなかった方も、次回は是非ご参加ください。
よろしくお願いいたします。


モックテックラボ
UX Designer 
HCD-net認定 人間中心設計専門家
大塚 敏章