Unityエンジニア/フロントエンドディベロッパーをしている山内です。
業務では、Unityでのゲーム開発やWebサービスのフロントエンド開発を行っています。 またこのブログ(1Pixel サイバーエージェント公式エンジニアブログ)の運営委員もしています。
社内では新規ネイティブアプリ開発、既存アプリのネイティブ化に力を入れており、各部署でネイティブ開発や勉強会などが活発に実施されています。
本日は、先日 社内で行われたネイティブゲーム/アプリ開発イベント『モッカソン』のご紹介とレポートをします。
モッカソンとは?
最近、ハッカソンというイベントをよく耳にすることと思います。ハッカソンは「24時間でひとつのサービスを作り上げ、壇上で発表する」というものですが、
「モッカソン」は「24時間でひとつのゲーム/サービスのモックアップ(プロトタイプ)を作り上げ、壇上で発表する」というものです。
本イベントでは、お題をUnity, iOS, Androidの"ネイティブゲーム/サービス"に絞ってイベントが開催されました。
優秀なアプリを制作したチームはリリース化を目指して開発が続けられるかも!?とあって、各チームの鼻息は荒いです!!
開発開始!
開発は、1チーム3~4名 全8チームで行われました。チームにはエンジニアの他、デザイナー、3Dクリエイターも含まれています。
エンジニアの中には、新卒エンジニアやフロントエンドやサーバーサイドエンジニアから、ここ数ヶ月でUnityやObjective-C、Javaなどのネイティブ開発技術を習得した方など、様々な背景を持つエンジニアが含まれています。
またデザイナーも最近3Dモデリングを習得した方もいます。
こちらのチームは2種類のアプリ開発を目指していました!
ホワイトボードでしっかりと進捗管理をして開発しています。
24時間しかないため、コードを打つエンジニアの手にも力が入ります!
各種のテスト端末やペンタブレットなどを持込み、万全の開発環境で望んでいます。
各チーム話しかけるのが怖いほど集中して、開発は夜遅くまで続けられました。
そこには”ネイティブ開発への熱気”と、ヒットを狙うという”強い情熱”が感じられました。
開発モック発表!
開発から24時間。いよいよ各チームで開発したアプリの発表です!
制限時間ギリギリまで調整を続けているチームが多く、会場はピリピリした雰囲気に包まれています。
ここではそのいくつかを紹介します。
こちらのチームは、写真撮影アプリとめざましアプリを掛けあわせたiOSアプリを発表しました。
写真撮影の際には、オーディエンスから思わず笑いが起きました!
こちらはUnityで開発した3Dゲーム。
ジェンガのような塔を破壊していき、破壊したブロックでスコアを競います。
プレイしていても、見ているだけでも迫力と気持ちよさを感じられる作品です。
こちらのチームはパズルゲームを制作しました。
ブロックの動き、気持ちのよいエフェクトへの拘りが感じられ、24時間で作ったとは思えないクオリティに目を見張りました!
フリック操作を基本としたカジュアルゲームアプリ。
フリック時のキャラクターの変化、モードチェンジなどバランスの良いアプリです。
Unity4.6 Bataからの新しいGUIシステム(uGUI)を取り入れるなどの挑戦も行っていました。
どのアプリもバラエティに富んでいて、可能性を感じる非常に面白いものばかりでした。
技術的挑戦を試みたチームも多く、実務での活用も期待です!
さいごに
発表されたアプリは、どのアプリも短時間で制作されたものとは思えない力作ばかりでした。
改良を加えればリリース化も期待できるアプリもあり今後に期待です!
またここで制作された数件のアプリは、実際にリリース化を目指して開発中であり、いずれ目に触れる機会があるかもしれません。
フロントエンドエンジニアとして業務を行っていた筆者としては、ネイティブ開発の面白さ、実現できる表現の幅広さに改めて感動を憶えたイベントとなりました。また、チームで集中してネイティブ開発に取り組むことで知識とノウハウが更に深まったと考えています。
今後もこのようなイベントを通じて、アイデアの具現化と発信、エンジニアとクリエイターのスキルアップを目指していけたら最高ですね!
最後まで閲覧いただきありがとうございました。