Cloud Nine Craft Works

Cloud Nine Craft Works

株式会社クラウドナインのブログへようこそ。
ノースフォークコンポジットをはじめとするアメリカンブランクを、日本のフィールド向けにカスタマイズしています。

いよいよコロナも収束傾向。

私もそろそろ釣りスイッチを再起動しようかな。

テストしたいロッドもあるし、早く現場に出たい限りです。

 

さてさて、ひと昔前は超少数だったロッドビルダーさん。

「ロッドを作ってみたいです」という声も多く聞こえるようになり、今回の自粛ムードの中、ビルダーデビューをされた方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、そんなロッドビルダーさんに向けて、クラウドナイン的ロッドビルディングのいろはを紹介して参ります。

質問や疑問にも分かる範囲でお応えいたしますので、お気軽にコメントしてください。

 

記念すべき第一回は、エポキシの硬化について。

エポキシは主剤となるレジンに硬化剤を加えて硬化させます。

例えれば、レジンは小麦粉、硬化剤は水。量を間違えると固まりません。

これを「1:1で混ぜる」のですが、これは体積比です。計量カップや注射器を使い、目測で量を測ります。

 

が、この方法だと誤差が出やすく、仕上がりがバラついてしまいます。

 

なので、私は重量比で計測しています。

1/100gスケールを使用しているのですが、この場合は1:1ではありません。

重量比で計測する場合は1:0.75~0.8で混合するのがベストです。これは市販のエポキシに説明書には記載されていませんが、この方法で硬化不良を起こしたことはありません。

 

そしてもう一つの硬化不良の原因である混合不良。

これは、気泡を入れずに慎重に混ぜると発生します。

「気泡が入らないように・・・・」とはどのエポキシ手引きにも書いてあるのですが、これは混合不良を誘発します。

 

あえて言います。

 

気泡はガンガン入れましょう!

気泡で真っ白になるまで豪快に混ぜましょう!

 

気泡でエポキシが真っ白になれば、それはきちんと混ざった証拠です。

 

そして、気泡が入ったまま塗りましょう。

 

 

エポキシには「ポットライフ」と言われる塗るまでの時間制限があり、これが案外短いです。

そして、混合する量が多い場合と、温度が高い場合はこのポットライフは短くなります。

なので、混合量はレジン1g以下、そして塗るまで加熱しないことがキモです。

 

そして、スレッドに塗ったあとに、アルコールランプで熱して気泡を飛ばします。

熱する時は、できるだけアルコールランプの根本側の温度が高い炎でサッと炙ってください。低温の炎でじっくり炙るとブランクまで火が通っちゃうのでご注意を。

 

そして余ったエポキシは硬化確認のためにそのまま置いておいておき、確認したらポイ。

ミキシングカップは使い捨てにしています。なので、試飲会などで使われる小さなプラカップを使用しています。

筆も使い捨てたいのですが、さすがにそれはコストが・・・・・なので、エポキシ用のブラシクリーナーに筆先を漬けっぱなしにしてます。

 

それではエポキシ混合のキモをまとめます。

①重量比でレジン1に対し、硬化剤0.75~0.8.

②気泡は入って良し。むしろ気泡を入れて混ざったことを目で確認。

③エポキシは大量に混ぜない。レジンは1g以内で。

④塗る前に加熱をしない。

 

と、まずはエポキシ混合についてでした。

 

 

混合直後のエポキシ。気泡だらけで真っ白です。ここまで混ぜましょう。