私は色んな就活中の学生と話をしていますが、正直な所もう少し世の中をしっかり知った方がいいと思う事が多いです。
新聞を読んでいる学生が本当に少ない!
新聞でなくても、googleニュースやスマートフォンアプリのSmart Newsなどで日常的に見るだけでも構わないと思うので、世の中の事を知ってください。
また、20代や30代の若手~中堅の社会人の話を少しでも聞いてみてください。
親世代や世の中の事をあまり知らない大学職員、教授らの影響か、就活においても20年前の感覚を持っている学生が多いと感じます。
この数年の世の中の変化に気づいているし分かっているのに、何故か自分の就職先とは関連づけられていないのは不思議です。
例えば、人気企業ランキング1位にJTBグループが入りましたよね、これがまず信じられない。
JTBと言えば、誰もが知っている旅行会社です。
ということえ今の大学生に、「旅行会社を使って旅行に行く人」はどのくらいいるのでしょうか?
20年前であれば、旅行に行こうと思うと旅行会社を使う以外に現実的に選択肢はありませんでした。
飛行機は個人で予約できなかったし、宿やホテルを予約するにも、雑誌などで調べて空き状況を電話して・・・と手間がかかったので、全部やってくれる旅行会社が必要だったのです。
今はどうでしょう?
飛行機もホテルや宿も、30分もあれば簡単に予約できますよね?
実際、今の大学生など若い人を中心に、インターネットを扱える世代の方は自分で航空券やホテルを予約して旅行に行く人が増えています。
これはどういう事かというと・・・
LCCの登場だったりインターネットの発達で旅行会社の存在価値がなくなってきているという事です。
自分たちがその変化の最先端にいるにも関わらず、存在価値がなくなってきている旅行会社に人気あるというのは違和感を感じませんか?
他にも、これだけソニーがPC事業撤退したり、iPhoneが急速に広まって旧来の電機メーカーが形態事業を撤退したり、これから伸びると思われて積極投資したプラズマなどパネル事業が2年後には不採算事業になったパナソニックやシャープを見ていてもわかるように、非常に変化が激しくなっているにも関わらず、大手メーカーに入れば一生安泰だと思ってる理系学生。
もっと世の中で起こっている事を知り、それらを他人事ではなく自分自身の生活と関連してくるという事をしっかり意識して欲しいと思う毎日です。

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