四半期末・期初の特殊需給の売り傾斜、米長期金利の上方オーバーシュートを主要因とする9/19から10/4までの約2週間での3,000円強もの下落に対するリバウンド優位の展開をベースとしながら、米マクロ指標に絡めた米長期金利動向を加減した推移へ。想定レンジは30,800-31,800円。

リスクシナリオとしては米長期金利の5%水準までの上振れ、国内金利の上昇を‘建て前’とした節目の30,000円割れを目標とする先物での仕掛け売りなどによる30,000円台前半までの下押しに要注意。

中小型株に関しても、東証グロース・マザーズ指数のテクニカル底打ち気配に順じたしっかりとした推移が本線。ただし、9月序盤からの下落トレンドにより戻り売りバイアスが高まっているため、一部の買われる銘柄と大半の放置される銘柄の“二極化”を前提として戦略を整えたいところ。

■取引戦略

今日は日本の株式市場が休場なので、主にアメリカの影響を直接受けるアメリカの株式市場からのメッセージに注目することにしましょう。

■ NY株展望 10/9-13: リバウンド基調 ± 金利動向

昨日のNY株式市場は反発。注目の9月雇用統計は、非農業部門の就業者数がコンセンサスの前月比17万人増を大きく上回る33.6万人増で着地。マーケットは景況感の改善を評価せず、インフレ・FRBの利上げ長期化懸念を高める悪材料として反応し、債券売り(金利は上昇)株式売りが進展。米10年債利回りは前日比で一時+0.15%水準となる4.86%まで暴騰した一方、NYダウは32,846ドル(-272)まで下落。

しかし、米長期金利の上昇一服後の軟化、9月半ばから約3,000ドルもの下落による自律反発機運の高まりなどを背景に先物にて売り方の買い戻しが広まると、14時台には33,557ドル(+438)まで上昇。

ナスダックも急反発。テスラを除く主要銘柄が軒並み上昇。

NYダウ 33,407ドル +288
ナスダック 13,410 +190
米10年債利回り 4.804% +0.095
為替 149.28円/ドル
NY原油 82.81 +0.50
日経先物 31,330円 +310

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは「8月序盤からの下落トレンド継続」優位ながら、大陽線による10日線際までの上昇、低水準でのMACD陽転見込みなどがリバウンド基調入りを期待させる格好。

ナスダックは9月下旬から13,000付近に下値抵抗感を示した後の上振れ、右肩上がりに転じた10日線、低水準でのMACD陽転など、(NYダウに先んじて)複数の反騰トレンド入りサインが点灯。

株式市場の足枷となっている米10年債利回りは、5.0%超えを視野に入れた上昇トレンドを継続中。ただし、直近の日中の乱高下が天井圏形成を示唆しているだけに、4.5%台までの調整 → 株価のサポート要因と化す流れも念頭に。

【主な政治・経済イベント】
10/9  (月)世界銀行・IMF年次総会
10/11(水)米9月生産者物価(PPI)、9月FOMC議事録
10/12(木)米9月消費者物価(CPI)
10/13(金)米10月ミシガン大学消費者信頼感指数、決算:JPモルガン、ユナイテッドヘルス

■ NY株展望 : リバウンド基調 ± 金利動向

米9月雇用統計を起点とするテクニカル良化気配を引き継いだ堅調地合いをベースとしながら、CPI、PPI、ミシガン大学消費者信頼感指数などのマクロ指標やFRB要人発言を受けた長期金利動向を加減した推移へ。想定レンジは32,800-34,000ドル。

9月CPIに関しては、伸び率が21年9月以来最小となった8月コアCPI(9/13)同様の「インフレ基調の落ち着き」示唆 → 株価のサポート要因化が本線。上記のように米10年債利回りのテクニカル要因日中ボラティリティの高まりが天井形成を示唆していることも踏まえれば、長期金利の急低下 → 34,000ドル超え...  を楽観シナリオとして念頭に。※ ボラティリティの高まりは一段高の前兆となるケースもあるため、金利高・株安トレンドの加速にも要注意。

水曜の9月FOMC議事録は、FRB幹部のタカ派化(景気の安定よりもインフレ退治を重要視)が悪材料視される可能性もありますが、株価はFOMC(9/19,20)直後からほぼ一本調子で下値を切り下げてきただけに、ダメージは限定的になると見込まれます。

その他のリスク要因としては、史上初の米下院議長解任が示した米政治の不透明感 ≒11月のつなぎ予算成立への懐疑心、格付け会社による米国債の格下げ懸念を嫌気するケースに加えて、~(略)~。

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