山梨のほうとうシリーズです。今回は大月の名物「おつけだんご」も含めた3軒を紹介します。

 

 

水琴茶堂 大月店(大月市)

 信玄餅で有名な「桔梗屋」が運営する水琴茶堂。1階は和菓子等の販売をしていて2階に食事処があります。

 

おつけだんご

 出来上がるのに20分ほど要します。鉄鍋に入って提供。だんごは手作り感を演出しているのか、形状、大きさがバラバラでゴルフボール大から小さめなジャガイモ大ほどのが5つ入っています。ベーキングパウダー等を使用しているのか、中は細かい空洞ができていてモッチリと程好い食感。汁は煮干し等のダシに赤系の田舎味噌の濃い味付け。味噌本来の風味が良い為、塩気が強くてもすんなりと受け入れられます。具は鶏さん、白菜、南瓜(予め煮てあって柔らか)、人参、里芋、椎茸、長ねぎ(斜め切り)、揚げ。

 

 

さんさい(山中湖村)

山中湖村にあります。

 

カボチャほうとう

 ほうとう、野菜などは自家製の物、味付けはモンゴルの岩塩を使用しているとか。ほうとうは機械製麺で厚みは2.5ミリくらいと均一ですが幅は12~20ミリと異なるのが混ざっています。量はやや少なめ。汁は細かい麹の粒が入った田舎味噌を使用。素朴な味です。南蛮味噌が付いてきたので入れてみましたが風味は増すものの劇的に変わる事はなかったかな。具の野菜は自家製なので季節によって変わるとの事。この日はかぼちゃ、白菜、ジャガイモ(メークイン)、玉ねぎ、人参、ごぼう、葉物、揚げ。

 

 南蛮味噌。 ほうとうに付いてくる自家製の薬味。青唐辛子に椎茸が入っています、鰹節、昆布、味噌、砂糖等で味付け。店内にて販売。

 

 

どん兵衛(富士吉田市)

 


しんげんほうとう

 汁は煮かぼちゃが溶け藤黄色しています。トロミは適度。味付けは田舎味噌主体で強めの塩気(ダシは煮干し等か)。見た目の割りにかぼちゃ等のまろやかさは少なく感じました。ほうとうは幅10~18ミリほどの乱切り風。厚みが1ミリほどしかないので食感は乏しく歯を立てると簡単に切れてしまいます。具は煮かぼちゃ(予め調理していて箸で簡単に崩れる)、玉ネギ、ジャガイモ、人参、椎茸、鶏肉(一片)、揚げ、絹さや、刻みねぎ。かぼちゃ以外は小さめのカット。