moon
lovedelic開発アスキー発売の初代PS、アンチRPGなRPGゲームです。
今までプレイしたゲームの中で一番ゲメッセージ性の強いものでした。
しかも、そのメッセージはゲーム自体の存在が怪しくなるもので、痛烈です。
キャッチコピーは「もう勇者しない」
ネタバレは絶対に避けたいので表面だけかすっていきますね。
<ゲーム内容>
ゲーム好きなら誰もが経験したであろう、夜中に親の目を盗んでゲームをする少年から物語は始まります。
突然彼はテレビの中に引き込まれてしまい、ゲーム内の一住人として生活する事になる。
自分は勇者じゃあないんですね。
RPGなのに戦闘は全くありません。
「ラブ」を集めてくのが目的です。
「ラブ」を集める方法は二つあります。
ゲーム内の住人と触れ合い助けたり話を聞いたり叱られたりするか、ゲーム内で勇者が殺していったモンスターの魂を「キャッチ」するかの二種類です。
魂をキャッチしたり、キャラクターと触れ合ったりして勇者が通っていく道をたどる感じです。
ちなみに勇者を除いてゲームに登場するキャラクター全員からラブを必ず一つは貰えます。
あと、RPGでは当たり前の行為である「人の家のタンスを漁る」とか「人の家に夜忍び込む」と言った行動をとると、「君も勇者と同じなんだね。好い加減にしてくれないか」などどおこられます。
<ストーリー>
完璧。
アンチRPGという主張の裏にもう一個別の意味が隠されています。
エンディングを迎えた後は、しばらくゲームをプレイする事を戸惑うでしょう。
ただ、そのエンディングは最後の最後でmoonというゲームの意味を理解して、ある行動を起こさなければたどり着く事が出来ません。
moonに夢中になればなるほど、その行動には気づけないかもしれません。
ここはやってのお楽しみという事で。
<音楽>
色々な人が曲に参加してます。
FFの植松さんや、クロノトリガーの光田など有名人も。
moonの特徴とも言える、好きなところで好きな曲を流せるMD(moon disc)システムが良いです。
<グラフィック>
クレイアートのような粘土の優しいグラフィック。
MDをかけながらmoonの世界を歩くだけでも楽しめます。
画質はそんなに良い方ではありませんが、暖かみが半端ないです。
<ゲームの意味>
僕はこのゲームをして、周りの見方が変わりました。
このゲームは「ラブ」を探すゲームです。
私生活でもラブを探すようになってしまったんですね。
意識してみると、世界はラブで溢れてます。
ゲーム中にも「あれもラブ、これもラブ」というセリフがあるように、ラブとは只の愛だけじゃあないんですね。
また、既存のRPGのモンスターをズバズバ倒して行き、民家では物を漁りまくって壺も割って出て行くと言う事に、良いんだろうか?と疑問符を投げかけられます。
前にも書きましたが、最後のもう一つの意味はここで言ってはならないので、書きません。
ただ、とてつもない衝撃であるとともに、感動も味わえるでしょう。
<総評>
所謂、隠れた名作です。
不満なところはありません。
ただ、RPG大好きいぃぃぃぃぃぃFFううぅぅぅぅといった人には向いてないかもしれません。
絶版で、中古の値段も上がってますのでニコニコ動画で見てみるのでもいいんではないでしょうか。
ただ、その際は必ずコメント非表示で。ネタバレされては台無しですので。