忖度できる人が好き | 坂道ぶろぐ 2011

忖度できる人が好き

ハヤブーのプロ野球二極神の一人・・・
ハムの新庄剛志監督ですが、
試合後に、対戦相手の選手を慮るような
コメントを出すことがありまして、
以前の試合で埼玉西武の野村大樹選手が
ヒットで出塁した際に、
1塁ベースを踏み損なって2塁に向かい、
せっかくヒットを打ったのに、まぁ、
ルール上はアウトになってしまったと。
(ハム側としては助かりましたが)

ベースの踏み忘れ(踏み損ない)なんて
野球でも初歩的なミスですから、
埼玉西武ファンを中心に当然それを非難
する声が上がったのですが、それに対し
新庄監督は試合後のコメントで、
野村大樹選手はシーズン中のトレードで
ソフトバンクから埼玉西武へと移籍した
ばかりで、それが移籍後初ヒットだと。
であれば、一つでも先の塁に進みたい、
必死に2塁まで奪い取る!っていう彼の
気持ちも理解できる、と。
必死な気持ちから生まれたミスだと

優しいなぁって思います。
自分トコの選手ならともかく、対戦相手
ですからね。でも、そうやってちゃんと
フォローしてあげるんだなぁって。



慮る(おもんぱかる)と似た言葉で、
「忖度」というのもありますが、

慮る=相手の状況などを考えて行動する
忖度=相手の心情を推測する

ほぼ同義語であると。
昨今「忖度」という言葉がネガティブな
ニュアンスで、例えば「ゴマすり」的な
使われ方が多いと感じますが、
本来的には、忖度にネガティブな要素は
無い
らしくて、ハヤブーは日本人らしい
良い概念だと思っています。

マスゴミの報道の仕方では、
例えば先日の東京都知事選の候補者で、
相手に遠慮なくズバズバ発言することで
「彼は忖度をしない」とか、
「忖度の無さが持ち味」とか、
それがさも長所であるかのように論じる
向きもありますが、
まぁ、文脈次第だし、ケースバイケース
なのでしょうけども、
ハヤブーは対戦相手を慮る・忖度できる
新庄監督が好き
ですし、自分の子供達も
そういう忖度のできる人になって欲しい
と思っています。