忖度できる人が好き
ハヤブーのプロ野球二極神の一人・・・
ハムの新庄剛志監督ですが、
試合後に、対戦相手の選手を慮るような
コメントを出すことがありまして、
以前の試合で埼玉西武の野村大樹選手が
ヒットで出塁した際に、
1塁ベースを踏み損なって2塁に向かい、
せっかくヒットを打ったのに、まぁ、
ルール上はアウトになってしまったと。
(ハム側としては助かりましたが)
ベースの踏み忘れ(踏み損ない)なんて
野球でも初歩的なミスですから、
埼玉西武ファンを中心に当然それを非難
する声が上がったのですが、それに対し
新庄監督は試合後のコメントで、
野村大樹選手はシーズン中のトレードで
ソフトバンクから埼玉西武へと移籍した
ばかりで、それが移籍後初ヒットだと。
であれば、一つでも先の塁に進みたい、
必死に2塁まで奪い取る!っていう彼の
気持ちも理解できる、と。
(必死な気持ちから生まれたミスだと)
優しいなぁって思います。
自分トコの選手ならともかく、対戦相手
ですからね。でも、そうやってちゃんと
フォローしてあげるんだなぁって。
慮る(おもんぱかる)と似た言葉で、
「忖度」というのもありますが、
慮る=相手の状況などを考えて行動する
忖度=相手の心情を推測する
ほぼ同義語であると。
昨今「忖度」という言葉がネガティブな
ニュアンスで、例えば「ゴマすり」的な
使われ方が多いと感じますが、
本来的には、忖度にネガティブな要素は
無いらしくて、ハヤブーは日本人らしい
良い概念だと思っています。
マスゴミの報道の仕方では、
例えば先日の東京都知事選の候補者で、
相手に遠慮なくズバズバ発言することで
「彼は忖度をしない」とか、
「忖度の無さが持ち味」とか、
それがさも長所であるかのように論じる
向きもありますが、
まぁ、文脈次第だし、ケースバイケース
なのでしょうけども、
ハヤブーは対戦相手を慮る・忖度できる
新庄監督が好きですし、自分の子供達も
そういう忖度のできる人になって欲しい
と思っています。