絶対量か、方向性か、 | 坂道ぶろぐ 2011

絶対量か、方向性か、

以前、人事の部署に在籍していた頃、
入社式の進行役を任されてましたので、
来賓の方々から新入社員に向けて賜った
「祝辞」を、会場の脇で聞かせて頂いて
いたのですが、その中で、

「努力しても、努力しても、どうしても
結果がついてこない時もありますが、
そんな時は、まだ努力が足りないのだと
思って、努力を継続してください」


そんな主旨のお話を耳にしました。
それはすごくわかるのですが・・・
そして、それが新入社員に向けての内容
としては極めて常識的で、かつ模範的な
考え方だとも思うのですが。

自分がアラフィフと言われる年齢になり
努力の絶対量の問題なのか、
努力の方向性の問題なのか、

正解は無い話かもしれませんけども、
経験則に基づく実感としては、後者かな
なんて思ったりもするんです。

努力しても、努力しても、努力しても、
それでも結果がついてこない、と。
世の中には「結果がすべて」なんて言う
人も少なからずおりますし、
ハヤブーは全然そう思わないのですが、
同じ結果を出す上で、
それに要する努力の総量が、人によって
違ったりしますよね。

ものすごい努力を継続していても結果が
出ない人がいる一方で、
ちょっとの努力で結果を出せる人もいる。
いっぱい努力しても結果が出ないなら、
努力の絶対量が足りないというより、
努力の方向性が間違ってるのではないか。


例えば、新卒で入った会社に30年近く
勤務し毎日ストレスを溜めていても、
いまだに課長代理にすらなれない、と。
それは運や巡り合わせもあるでしょうが、
実は努力の方向性が間違っていて、
たまたま30年続いただけで、そもそも
自分は勤め人に向いてないのではないか、
という。無駄な努力を続けていたと。


「まだだ、まだ終わらんよ!」

自分の中では、もう終わりで良いのでは
ないかと思ったりします。
シャアのようには頑張れない。
自分の幸せと健康が、一番大事ですから。