時代の変化について
たまに見聞きするフレーズの一つとして
「もうそういう時代じゃない」
実はちょっとイラッとするんです(笑)
時代の変化なんて目に見えないでしょ?
本当に時代とやらが変わったのかどうか、
少なからず主観が入るワケです。
人それぞれ認識が違って当然なんですよ。
「もうそういう時代じゃない」
その言葉の裏には、オレは時代の変化に
気づいている一方で、お前はそのことに
気づけていない、という軽い上から目線。
腹立ちません?(笑)
しかも、そう言われると言い返せない。
相手の主観に基づく話、そもそも根拠の
乏しい内容だったりする訳ですから、
逆に言えば反論のしようが無いと。
せいぜい「そうかなぁ」くらいなモンで。
そんな中で、本来は目に見えないハズの
時代の変化を実感する、
あくまでもその「要素の一つ」として、
鉄道趣味で言えば「旧型車両の引退」が
挙げられるかと思います。
旧型車両が引退して、新型車両が登場し、
それで「時代が変わったんだなぁ」と。
例えば、10年前までは寝台特急列車の
「あけぼの」が走っておりましたが、
列車自体が廃止され、
寝台用客車(ブルトレ)も廃止され、
さらに当時「あけぼの」を牽引していた
電気機関車も近々引退すると。
(高崎地区のEF64やEF65など)
今後は、GVEとかいう事業用の電気式
気動車が高崎の観光列車を牽引すると。
(鉄道ファン誌の公式サイトより)
そのGVEが12系客車を牽引する様子、
試運転の写真をネットで見かけまして、
個人的には少なからずショックというか、
「あぁ、時代が変わったんだ」と。
我が国においては、自分が子供の頃から
大好きだった電気機関車・・・
電気機関車牽引の旅客列車はもう完全に
おしまいなのだと。
そういう時代が終わったのだと。
時代の変化を実感させられたのでした。