ED75-114号機 | ED91-11の撮影日誌

ED91-11の撮影日誌

宮城県を中心とした鉄道写真の撮影日誌(たまに鉄道以外も?)を公開しています。

以前はED75形式ばかりでしたが、2012年10月から石巻線のDE10形式を中心に撮影です(おかげでイベント列車などそっちのけ(笑))。

引き続き75の記事です。


今日はED75-114号機です。1967年東芝製で、113号機の2日後に落成しています。

113号機とは仕様はほぼ同じです。


114号機は2005年3月に青森車両センター東派出で停泊中に雪による屋根崩壊で被害にあった機関車です。このとき同時に停泊していた121号機は損傷がひどくそのまま廃車の運命をたどりました。


114号機はその後修理がなされ3ヶ月後に運用復帰しています。そしてそれまでの間、秋田で運用されていた775号機が貸出されていました。775号機はその後鉄道博物館入りしたのは周知の通り。
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その後、114号機は大宮で全般検査を受け、新更新塗装に。ちなみに大宮全検では不要な電暖表示灯は撤去されています。

JR東日本の秋田車両センターとの全検の違いはそこで、秋田は電暖灯はそのままで、大宮は撤去しています。


そして2011年3月11日、114号機を思いもせぬ事態が襲いました。

3月11日の朝、96列車を牽引して水戸に到着した114号機は次の97列車牽引まで水戸で待機していましたが、14時46分東日本大震災が発生・・・


仙台へと戻るべき路線が津波によって流されて、福島第一原発の影響で帰れなくなってしまったのです。


その後、水戸に取り残された114号機は構内の線路変形の影響もあり動けない状態が続いていましたが、その後Batt充電も兼ねてか時折Panが上がっている姿が見られました。


2011年9月~10月にかけて、ようやく水戸から新鶴見に回送され、4081列車で仙台へと戻りました。

そして12月には運用に復帰、折しも9075~9074列車と2079~2078列車の代走が始まったタイミングで、75の所要数が増えたタイミングでした。


最終運用は、2012年3月16日の851列車。宮城野から陸前山王までの短いラストランでした。


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そして2012年4月27日、858列車で帰らぬ旅へと出ました。