今日から連載という訳ではないですが、JR貨物のED75形式定期運用撤退してからまもなく1年となるので、今まで撮影した75について徒然と語っていきたいなと思います。
まずは2012年3月撤退まで残っていた7両について語っていきたいと思います。
1両目は、ED75-113号機。
1967年9月に東芝で製造されたので、ある意味EH500形式の大先輩です。
昨年9月時点ですでに引退していますが、車齢45歳と鉄道車両としてはかなり高齢の部類です。
113号機に搭載されているMMBM(主電動機送風電動機)は、MH3036A-FK68電動送風機が搭載されています。132号機以降やP型、700番台は騒音低減のためにターボファンタイプの送風機を搭載されているので、113号機とは異なる送風機音がします。
特にMMBMが起動する時の音はかなり異なっており、音は確かに113号機や114号機の方が起動時はうるさいです。
113号機は、2006年9月にいちど運用を離脱し、その頃さかんに行われていたED75形式の各所への疎開組に交じっており、盛岡貨物ターミナルに疎開していました。
しかし翌年2007年8月に全般検査を出場、新更新色となって活躍を続けていました。
赤ガマとして現役だった102号機や111号機が引退すると同時に最若番機となっていました。
最終運用は2012年3月16日の858~855列車の通称“岩沼貨物”でした。
その約1カ月後の2012年4月21日に郡山貨物ターミナルへと廃車回送され、現在は解体の時を待っています。