昨年に引き続いてJR木次駅前の賑わい市が開催されました。本日(10月14日)は鉄記念日に当たりJR西日本との協同開催となり、長年木次線の観光列車として親しまれ昨年運行を終了した「奥出雲おろち号」のオリジナルヘッドマークを木次線利活用協議会へJR西日本より寄贈を受けました。

 

 

 当保存会も例年通りミニおろち号を運行しましたが、乗車受付所は長蛇の列となり賑わい市開催時間帯に約500名の乗車がありました。

 

 

 

 

C56108保存会としては毎年春と秋に2度公開展示を行っており今年秋の公開展示を10月20日に予定致して降りましたが、残念ながら選挙の関係で秋の公開展示は延期となりました。また、12月12日には例年通り冬の積雪時期を前に防雪シートは掛ける事となっており、来年3月下旬まで冬眠となります。C56108ご覧の方にはご迷惑をお掛け致します。

 

 

 木次線のC56108はアスベスト問題から解体を宣告されたものの多くの方々の応援により奇跡的に救われで早11年が経過しました。その間保存会として公開展示や維持管理並びに正装作業などを続けて来ましたが、やはり野天での保存の限界と木次線の利用率の問題から、是非JR木次駅前に移転保存の活動を始めております。

 

「JR木次駅前移転保存を願ってレタッチ画像」

 

  令和5年8月30日には雲南市長宛の2度目の要望と併せて、雲南市議会に市議会議員のご協力により請願書を提出致しておりましたが、この度、令和5年12月5日に提出した請願について令和6年9月25日の雲南市議会9月定例会において採択されました。

 

雲南市長への要望提出(R5.8.20)

 

「市議会への請願提出」(R5.8.20)

 

 一方、令和2年頃より雲南市中心市街地活性化協議会によりJRきすき駅の再開発事業の検討が開始され、令和6年6月30日付けにより雲南市長宛の木次駅前地区整備に関する提言書としてC56108も駅前の整備計画図面の一部に記載されました。

 いよいよ、雲南市によりJR木次駅前再開発に併せてC56108の移転保存も大きく前進はしたものの、まだ多くの課題もあり保存会として引き続き活動を進めて参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 3月30日(土)と31日(日)の2日間桜百選の雲南市桜まつりに合わせて、例年通C56108の公開展示を行いました。両日は突然気温も上がり次々と桜が咲き出し、特に汽笛を鳴らす事をめがけて多くの子供たちも集まってきました。あるお父さんは「息子が一週間前から蒸気機関車の汽笛を鳴らしたいとせがまれてたので来ました。」と広島県から来られた方など両日で約360名の人たちが集まりました。

 

 

 

 

 毎回の事ながらJROBの保存会会員から運転席(キャブ)に登ってC56108の木次線での歴史や機関車の構造などの説明があり、最後にお待ちかねのホイッスルを鳴らして、普段体験出来ない楽しい時間を過ごしたようでした。
 また、保存会では現在C56108の保存先を現在地からJR木次駅に移転する運動を行っておりますが、来場された方々よりは「いつ、木次駅に移転するのですか。」と移転運動には皆さんご存知のようでした。やはり野天での展示では腐食も進み早く屋根を付けた形で木次駅前の賑わい作りのシンボルとしてやりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 桜百選の雲南市の桜まつりを前にして、昨年末より積雪期間の腐食防止のためにシートで覆っていましたが、本日保存会の皆さんとシートを取り外し、合わせて腐食防止の廃油を塗布致しました。当地の桜まつり期間中の3月30日(土)・31日(日)にはC56108の一般公開を致します。運転室(キャブ)への添乗しホイッスルの吹鳴も計画いたしております。

 

 

 

 木次線無煙化後一時浜田機関区へ転区し廃車が決定した後の昭和49年より木次町の皆さんのご協力により現在地に保存展示され約50年が経過しました。その間野天での保存から腐食を防ぐために積雪期間中には全体をシートで覆って耐え忍んで参りました。これまでに2度の解体宣告は奇跡的に耐えてきましたが、これ以上腐食に耐えるのは限界になって来ました。現在保存会では木次線の存続とJR木次駅前の賑わいを取り戻す為に、屋根付きでJR木次駅付近への移転保存活動を行っております。

 

 

 移転運動を開始して早5年を経過しましたが、現在JR木次駅付近の雲南市中心市街地活性化計画の一部として移転を考えて来ましたが、活性化構想事業の計画が中々進んでいないようです。木次線存続と駅前の開発モニュメントとして早く移転保存を完了する事を願っております。

 

 C56108は長年露天での保存が続いております。保存会では12月以降の積雪から車体を守るためにシートを掛けて暫しの冬ごもりに入ります。

 本日(12月7日)保存会の皆さんが天候の合間を見てシートを掛けて暫しの冬ごもりとなりました。来春はさくらの咲く3月忠にシートを外して皆さんの目の届く勇姿をご覧いただけると思います。