精神病患者に寄り添う方 | 夜のひかり

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12年前、産後うつ→双極性障害の発覚。閉鎖病棟へ3度の入院歴あり。現在も子育てをしながら闘病中です。
同様の病気の方とつながりたいことからブログを始めました。

もしもこれを読んでくれている方が、精神病患者に寄り添っている方なら


毎日毎日

本当に本当に

心からお疲れ様です


そして

ありがとうございます


私のような

目に見えない病気を

理解しようとしてくれて

本当にありがとうございます



あなたの寄り添うひとが


自分の子供なら

「何でしっかり社会生活が送れないの」

やるせない気持ちになるのではないでしょうか


自分の親なら

「あんなにビシっとしてたのに、何て情けないんだ」

ガッカリした気持ちになるのではないでしょうか


自分の配偶者なら

「……」

言葉も出てこず、自分の人生が台無しにされたようで、怒りや悲しみで、この先も共にすべきか

というところから悩むのではないでしょうか



それでも今日も精神病患者に寄り添っているのなら、


本当に本当に

お疲れ様です




私は自分の産後うつや双極性障害を、脳の病気だと捉えています


顔や身体が見事に親に似るように

脳や内蔵も当然親からの遺伝情報を元に作られていて

私は遺伝により脳の伝達物質の異常を引き起こしやすい造りなのだと思っているのです


また、遺伝性が無くとも

骨折のように環境要因によって折れてしまったものも

決して元には戻らない

とりあえずくっつけて補強して

またも折れやすいので注意して歩かなきゃいけない


精神病も同じようなものだと思っているのです



「脳の伝達物質て何だ」

と思うところですが

簡単に言えば


涙が出るとか

眠くなるとか

お腹がすくとか

女性で言うと

生理が来るとかおっぱいが出るとか


自分で考えずとも

色んな現象を起こす根源



そりゃーこの根源が滅茶苦茶にされちゃあ

平常心で暮らせないわな

というのがうつ状態だと考えているのです




そしてこれは

きちんと寛解状態(日常が戻る)が来る

と思います

服薬が、その、足りないのか多すぎるのかわからない伝達物質を正常範囲にしてくれる

という感じです


もちろん、寛解状態中も注意しなければ

またうつの波に引きずり込まれるのですが




私は10年前に大きなうつ状態を経験し、

しかしながらきちんと寛解し社会生活を送っていました

その後も出産後など大きな変化によりまたもうつ状態に引き込まれたのですが

今はまたきちんと日常を送り

今日は節分なのでキンパ(韓国のり巻き)を作ろうとしています



今、うつの渦中にいる方は

とにかく食べて眠って息をして

ただただ寛解に向かい生きて欲しいです


それに寄り添う方は

何よりも自分のことは大切にしながら(罵声を浴びせられ続けたりどうしようもない気分の時は、患者さんを閉鎖病棟に入れて自殺が出来ないようにして離れるのもありかと思います)

病気と闘う患者さんはいつか回復すると信じられたら良いなと思います




私は1度目の閉鎖病棟入院中、当時の旦那は全く理解をしてくれず

とても辛かったです

「何でお前は出来ないんだ」

「何も出来ないってどういうことだ」

「精神病?気持ち悪いこと言うな」


忘れることなど出来ない言葉をたくさん聞きました



ただ

若かったのもあるので


寄り添う側になるには

幼すぎて怒りをぶつけてきたんだろうな

と思います



当然、離婚をしました

離婚時、彼は「絶対に離婚しない」と言い派手な裁判所絡みの離婚になりました

離婚についてはまたそのうち書きたいなと思いますが…




お互いにもう少し病気の理解があれば、

もしかしたら結果は違ったかもしれないです




今まさに苦しんでいるひとと、それに寄り添う方に、早く寛解状態が戻りますように