ある日、再び発信者情報開示に関わる意見照会書が契約しているプロバイダから分厚い封筒で届いた.

 

開示請求者は同じ会社である.

 

今度は昨年末.またもや執務時間中である.

 

VPNの設定変更は先日なのでこの日時にはDNSは1.1.1.1の設定である.

 

しかし、タイトルはまたもや食指が動かないようなものでもちろん僕はダウンロードもアップロードもTorrentも使っていない.

 

不同意に○、前回の不同意理由をそのまま書き換えて投函だ.

 

これ、何通寄越すつもりなんだろう.

 

世には10通を超える意見照会を受け取った人もいるようだが、これがTorrent利用者かはわからない.

 

プロバイダから「ほら通信してますよ」というログをもらえたらフリーライドされているので速攻でWifiルータ(D-LINK)をぶっちぎるのだがな.管理はNTTだ.

 

続報が出たら続きを書く.前投稿とこの投稿は同日に書いている.

 

ある日、発信者情報開示に関わる意見照会書なるものが契約しているプロバイダから分厚い封筒で届いた.

 

何のイタズラか、新手の詐欺か、と封筒を開けてみると、いわゆるエロ動画を公衆に蒔きましたね、という内容であった.

 

聞き覚えも認識もしていない会社が開示請求しているようで、そのタイトルも僕の趣味に刺さらないニッチなものだ.

 

ただ、イタズラとするには契約しているプロバイダの渉外部らしきところからの郵送物であること、その内容がテレコムサービス書式(テレサ式)であったところからその可能性は低い.

 

最近流行っているのかとWeb検索してみるとトレント関連で大量に照会書が発行されているらしく、検索上位には弁護士のサイトがわんさかヒットする.


パラパラ拾い読みすると

 

示談しないと怖いよ、早くご相談ください.示談解決しましょう

 

という文言だった.

 

おや示談ビジネスか. 過払い請求の期間が終わったら次はこっちで糊口を凌ぐことにしたのか.

 

狡猾だなと思ったのは請求の侵害内容に一切トレントとは書いていないのだ.

 

それでもNyaaサイトのスクリーンショットらしきものが添付資料にあることからトレントなのだろう.

 

さて、困った.

 

トレントなんざ使ったことがない、と言いたいが実はLinux Distributorのダウンロードでたまに使うことがある.

 

さらには僕はNyaaサイトの存在を知っている. インターネットやITに関係した仕事をしている身である.アングラなものの見聞きや、なんだったらサイトを紹介されたこともある.漫画や音楽も流通していることも知っているのだ.

 

正直エロ動画を見るのにトレントなど使わなくても無料でいくらでも見られることを知っている.

 

bbspinkはお亡くなりになってしまったが、その掲示板を眺めていればおすすめの品番をご丁寧に教えてくれているスレッドが山ほどあったので広告を眺める対価としてみることもたまにあった.

 

悲しいことに50も半ばを超えるとその手の欲は減退している. のだが昨年の秋にあなたのIPを捕捉しましたよ、と書かれている.

 

仕事柄、IPの捕捉は行為の証明として効力を持つことを知っている. それに対して僕が行うべきは悪魔の証明だ.

 

そんなことを思いながら書類を読んでいくと、あなたの情報を相手に渡して良いか、同意するならここに◯を、不同意ならここに◯と理由を書け、とある.

 

この手の文書に舐めたことを書いてはいけない.

しかし知らんものは知らんし、その作品タイトルに興味もない. 
が第三者からすると「いやでもトレント使いましたよね」という話にしかならない.状況証拠がそれを示している.

 

なぜIPが捕捉されているのか、ここが個人的に疑問である.

 

よし.不合意で反証することにする.

 

まず一つ目.

 

この捕捉したよ、と主張する日時、僕は仕事中であった. 客観証拠は勤務表だ. 証憑になるので添付する.

リモートで操作しましたよねといわれる隙はあるがま、仕事中にそういうことができる環境ならばいい環境だ.

 

二つ目.

 

僕の仕事柄、傍受されてはいけないことも通信するため常時VPN接続している. 執務PCは客先がキッティングしたVPNで接続しているし、個人のPCはノーログ方式のVPNを常に動作している.これによって数字が含まれたメール本文を送信しても傍受されにくくしているつもりだ.

 

このためプロバイダが僕に割り振ったIPが直接観測される可能性は低い. Torrentのプロトコルを吐くツールを使っているわけではないからより一層観測されるはずがないはずである.

 

三つ目.

 

トレントとは書かれていない.これを逆手に取り、僕はその作品を所持していない.所持していない以上アップロード不可である.そもそもその作品は僕の趣味ではない.これは正直に書くことにした.

スクリーンショットにはサイトURLも伏せられている. 僕はNyaaにアクセスしてそこのスクリーンショットであることを確認した. 最初のアップロード者じゃないよ、というテイである.

 

執務中であり、VPNを使用し、そもそもモノがなく動機も存在しない. この3点でよかろうと思い書面に認めた.

 

投函は普通郵便にした.

 

さて、さらにいろいろ記事を読む. 某匿名掲示板ではガン無視で良いという記事を見た.

 

意見照会された後に僕ができることは何もない. プロバイダが情報開示するであるとか、請求者が裁判に及ぶとかすれば、示談ビジネスの餌食になる. 悪魔の証明は難しい. 開示されなければこれで終わりである. 

 

世のブログを見てみると海外出張中だった日時に「やったでしょ」と意見照会されたケースもあるようだ.

 

改めてVPNの設定を確認すると、DNSを1.1.1.1から受けるように設定していたのでこれをVPN業者のDNSに変更した. 1msでも早くと思ったのが仇になったか.

 

そこでふと思いついたことがある.

 

開示請求者は捕捉したIPの相手はどこの誰かわからない.だから開示請求するわけだが、このIPを適当に偽造して開示請求すると何が起きるか.

 

プロバイダ側ではどこの誰に割り振ったIPかを調査して僕に割り当てたから意見照会する.

 

これはテロみたいなものだな. 100通請求して1割が示談にすると示談相場は88万円らしいので880万円の利益だ.