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ツールド熊野の黒潮ロードレース(最終日だけ)走ってきたよ! え〜す

はいさい。皆さんこんにちは。え~すです。

3年ぶりに行ってきました。
当然レースの手伝いもありますが、
今回のメインは前座レースへの参加です。

そう、南紀が名古屋から近くなりました。
2時間半で新宮まで着いたのには驚いた。
晴れた中、快適なドライブでした。

金曜日はレースが終わってからの夕方、
日の入りまで少し走りました。
実は、初、丸山千枚田でした。

自動車では何度も登りましたがバイクでは初めて、
なんとか、リア23で登りきれる勾配で、
リズムを刻んで一気に登りきれました。

最高の景色、美味しい空気、
風も涼しく、体調もよく、
終盤は19で山岳ポイントまで!!

土曜日はレースが終わってからも、
なんやかんやしていて、
走り始めたのは7時頃。

ちょっと新宮の市役所前の自転車屋へ寄った。
軽く覗いて、すぐ出るつもりだったけど、
しばらく来ていないうちに、いいお店になっていた。

使える小物もいっぱいだし、
ずっと気になってるインソールも有って、
なんとフルラインナップ、見た事無い新製品も!!

青や黒や黄色や・・・カーポンや
店主の丁寧な説明を聞いていたら、
レース前日なのに、またやってしまった。

一昨年のツールドおきなわ前日にシューズを買って、
次の日いきなり使った事がある。
今回はインソール。ようやるわ。

でもね、シューズの時もそうで、
買ったのは前日だけど、半年も前から調べ尽くしていて、
買うのがたまたま前日だっただけ。出会いは運命ね。

その後30分くらい、夜の42号をかっ飛ばした。
登りを重いギアで、グングンと。
うん、このインソール最高やで!




で、日曜日のレース当日。
朝起きた瞬間から!!絶!!不調汗
よく寝たのに朝飯もまともに食えない。

とにかく気持ち悪い。
前日まで最高に体調が良かっただけに、
なんでなのか、全く分からない。

もしかしたら、2日間も、
ずっとエアコンの効いた部屋に居たからか?
どちらの日も4時間以上座って作業してた。

普段こんな事は無い。
涼しい職場でも、ずっと走り回ってるから暑いし。
精神的にもキツい2日間だったからか?

レースもある事だし暑い外に出来るだけ出ない様にしていた。
涼しい夕方に走って体力温存しているつもりだった。
それらが裏目に出て、体を冷やし過ぎたか?

鯨のまち、太地町に着いて受付して、アップを兼ねて試走に行った。
ここも走るのは初めて、特に下りを入念に。
自動車では何十周も走っているのにね。

この日は更に暑い。日差しが痛い。
たった1周、10キロ走るだけで暑さにもやられ精一杯。
登りが思いのほか勾配がキツかったので不安が増した。

固形物は食べられない、幾つもゼリーを飲む。
朝からあまり食塩を摂っていなかったのに気付き、
スポーツドリンクの粉末を1リットル分丸呑みしてやった。

外に居たら、めまいがしそうなくらい暑いので、
スタートまではエアコン全開の自動車に避難する。
エアコンで体調崩したのに、エアコンのお世話になるとは・・・

気合いでアドレナリン放出を試みる。
何度も「体よ動け」と唱える。
深い腹式呼吸を意識する。

気付いたらスタート時間だった。
まだ準備できてないのにE1がスタートして行った。
自分は黒潮なので1分後か?ラインから遠く離れた後ろに並ぶ。

E2の30秒後にスタート。すぐに位置取りを上げる。
ここは無理をしてでも前に居なければ。
トンネルまでに10番手まで来た。

かなりの速度で進んで行く。
実はこのレースを直前まで甘く見ていた。
1週間前に過去のリザルト見て、ヤバい!と思った。

国際レースの前座だし、
同時スタートの実業団は厳しいだろうけど、
このカテゴリーは無登録だしね~なんて軽く見ていたのだ。

走ってみたらやっぱり速かった。
狭く曲がりくねった港町の道を突っ込んで行く!!
あっという間に最初の登りに来た。

長さ500メートル。勾配は8%以上。
何がキツいって真っ直ぐな事。
後半は勾配の変化が全く無い。ズドーン!

写真あり http://cyclist.sanspo.com/136260

それでも、いつもならグイグイ登れるのだが、
この日はどうにもパワーが出ない。
登っているのに、ギア25で100回転で耐える。

つまり18キロくらいまで速度落ちてるのに、
重いギア踏めないから無理矢理回しているのね。
登りでこんなに回したら、すぐに心臓は爆発するね。

このコースのキツいところは、
登りが。では無いんだよね。
登った後に下りがすぐに無い。

登りで気を失う程、心臓が動いているのに、
休まず高台のハイスピード区間で振り回されるのね。
一瞬の気のゆるみが命取りなわけ。

で、登りで2人が抜け出したみたい。
メイン集団は15人に減っている。
たった3キロで半分だよ。やば。

前を追うために自然とローテーションが始まる。
さすがレベルが違う。この人達うまいぞ。
変な中切れを起こさないために自分も無理をして中に入る。

自分の前の選手が先頭に出る、強そうだ。
え?  全く引かずに降りて行く。
自分も数秒しか引けないのは分かってたけどリズムが狂ってしまった。

突っかかって速度が落ちてしまい、すぐに交代した。
「だめだ!引けない。前に出て!!」
と後ろの選手に声をかけた。

「引けないなら割り込んでくるな~!」
とすぐ後ろのスカイジャージさんに怒られる。
「流れがあるだろう!流れが~」と応戦する。

集団が安定するまでは無理にでも回る必要がある。
そうじゃなきゃ中切れで置いてかれるかもしれない。
落ちた速度を上げる余裕が無いからすぐ交代したのだ。もう。

そんなこんなで1回目の下りへ入る。
左半分はアスファルト右半分はコンクリートで、
その継ぎ目には隙間があるヤバい下り。

タイヤの空気圧はいつもより少し下げたからか、
ガタガタコンリートに乗り上げても跳ねない。
登りを考えたら圧下げたくなかったけど、安全第一ね。

でコースは漁港に戻ってくる。
そこが最高にスリリングな区間。
民家すれすれにコーナーを抜けて行く。

右に左に曲がってるもんだから、
後ろに居ても全然休めない。
本当にジェットコースターだ。

二つ目のトンネルへの登りは短いからなんとかなった、
で1キロのストレートで1周目を終える。
応援に笑顔でこたえるも、心拍がヤバい。

2回目の登り。先にスタートしたE2の選手が混ざってる。
ここは冷静に自分達の黄色のナンバーをしっかり確認。
他カテゴリーをパスして黒潮の集団に付く。

って死にそう。速すぎ。暑すぎ。水浴びる。
重いけど冷水ボトルを持っていて良かった。
後ろの人にも水が飛んでしまい。しまった!と思った。

「ヒャッホー!!」
「あー気持ち良い!!ありがとう。」
みんな暑いのは同じなのね。やれやれ。

自分は2周目から全くローテーションに入れなかった。
ただ後ろについているだけ。ただずっと限界状態。
ほとんど最高心拍数の90%で走ってた感じ。

こんなに集団が速いのに、前に1人居る。
あのスカイさんは前を追って1人で飛び出していたのだ。
10人が回っているのになかなか追いつかない。こやつ強いな!

先頭2人。追走スカイさん1人。で13人ほどの集団。
2周目の途中までは先頭の2人は見えていたけど、
3周目に入る頃には見えなくなっている。

息絶え絶えに3周目、ラスト周回に入った。後10キロ。
黒潮13人の後ろにE2の選手10人くらい居る。
一応自分の集団は黒潮のメイン集団かな?

E2の選手達は大きく遅れた選手達だから、
黒潮のメインに配慮して前に出ないでくれている。
つまり自分がその境目にいるわけ。

自分がローテーションで降りてくる選手に
「もう限界です。自分の前に入って下さい。
自分はいつ切れるか分からないんで。」と言っていたら。

年配の(失礼!)アスタナジャージさんが、
「ここまで来たら一緒に完走しましょう!」
と声をかけてくれた。いい人だ~

やる気ロケット1段目に点火した!

1周目にすでに気付いてはいたが、
この集団の平均年齢はかなり高い。
ほとんどが40代以上。50代に見える人も居る。

そしてみんな走りが上手い。
安心してコーナーに突っ込める。(気は抜かないよ)
ちょっとふらついたのを見たのは1度だけ。

もう何が何でも完走してやる。
つい1週間前は勝つ気満々だったけど、
最低目標のメインでの完走。できるか?

漁港の曲がりくねった区間で自分の前に少し差が開いてしまった、
追わなきゃ!と思った時、ふっと体が軽くなって、
勝手に前に近付いて行った。

E2の人がお尻を押してくれたのだ。
「しっかり着いて行こう!!」
「ありがとう」

やる気ロケット2段目が点火!!

いよいよ最後の登りだ。
ここを登れば完走が見えてくる!!
シケインを抜けて登りに入った。

あれ?左足が動かない。ふくらはぎが痙攣し始めてる。
痙攣の具合を確認するために少し力を抜いてしまった。
黄色いナンバーの黒潮集団に1車身以上差が開いてしまった!!ヤバい!!

っと、左前に1人居る。白いナンバーだ。
右手を後ろに伸ばしてる。?何してるんだ?
振り向いて僕の目を見た!!!!!!!

きたーーーーー!!マディソンタッチだ!!
自分に「走りきれ!!黒潮メインに付いて行け!!」と目で語りかける。
僕は左手を伸ばした。精一杯前に伸ばした!!

すかっ。

しまった!レース中初めてで、フラフラなもんだから、
手の向きを間違えた!!平を外に向けなきゃ!!
ああだめだ!!タッチ失敗か!!

その時、彼は自分の手の向きを変えて、
掴んだ!!
僕の親指を掴んだ!!

そしてぐっと握り、力を込めた。
ぐっと引っ張った!!
ぐぐっと前に押し出した!!

親指1本のマディソンタッチ!!
千切れないでくれ俺の親指!!
いや、構わず押し出してくれ!!!!!!

やる気ロケット3段目が爆発した!!!!!!!!!

すぐさま前に追いつき食らいついた!!
ふくらはぎがバリバリ音を立て始めた!!
こうなりゃおかまい無しだ、踏み倒せ!!

越えた!越えた!
登りは終えた。
後は耐えるのみ。

高台を集団は舐める様に進んで行く、
前に逃げていたスカイさんにもようやく追いつき話しかける。
「さっきはすみませんね~さすがに強いですね~」

強さが全てだ。スカイさんは強かった。
この集団に居る為には、
僕は謝るしか無かった。

最後の下りに入る手前で後ろを見る。
誰もいない?あれ?
さっき助けてくれたE2の人達は?

もしかして切られたのか?
足切りに引っかかったのか?
僕を助けて?

なんということか。
これがサイクルロードレースか。
アシストした者が犠牲になり散って行く!!

たまたまカーブしていて、
見えなかっただけかもしれないけど、
涙が止まらなくなった。

あの人達の為にも、
この集団で完走せねば。
走りきらなければ。

下りはもちろん最後尾で慎重に走る。
少し出来た差はコーナーの突っ込みで埋める。
10人が港町を駆け抜ける!!

残り2キロをすぎて最後のトンネル。
少しの登り、どうにか耐えた。
暗闇から、光へと。希望が見えた!!

緩く下ったらラスト1キロ。
平坦直線。
向かい風。

スプリントの足は有る訳無い。
20キロずっとくっついているだけ。
何にもしていない。

最後の力を振り絞って前に出る。
ラスト400
声をかけながら上がって行く。

「最後だけは前を引こうね~」
これだけ引っ張ってもらったんだ、
逃げには追いつかなくても、少しでも役に立とう。

集団は1列から横に広がり始めた。
先頭を引く選手に並んで、
さらに前に出ようと思った。

が、力が足りず。
並ぶ事も出来ずに力つきた。
「右に落ちるよ~」

ラスト200
選手達が左から追い抜いて行く。
速度差はかなりのものだった。

足は動かない、
前方にもがく姿が見える。
集団から取り残されてしまった。

ガラパさんの声が聞こえる。
誰々が後続集団の頭を取って2位だと。
知らぬ間に先頭は1人になっていたんだな。

左に一人居る。
黄色いナンバーだ。
自分と同じ様に取り残されたのがいたんだ。

お互い顔を見る。
笑顔だ。
完走の笑顔だ。

手を差し出す。
向こうも手を出す。
握手でフィニッシュラインを通過した。

順位は正確には分からなかった。
自分は15位以内くらいか?
実際は2位争いの最後で11位だった。

で自分が黒潮の最終完走者だった。
ほんとにレベルが高かった。
一昨年から3年連続で完走は11人だけらしい。

完走者達が集まってお互いの健闘を称えている。
ほとんどが何年も争っている仲らしい。
また来年も!と約束していた。

少しだけ休んだ、
国際レースの2周は見逃した。
3周目から仕事に入る。

炎天下2時間、じっと耐えた。
チーム・アンカーの走りが印象的だった。
トマ・ルバのアタックが目の前で見れたのが良かった。

今回は3日間晴れてくれた。
それがよかった。
また来年、ツールド熊野で会おう!!

以上、え~すの、バカ丸出しレポートでした。

連休最終日


ハイ、どーもナチュラル・ハイっす!

昨日は日曜休みだったので、行けそうな人に声かけて久々にサイクリング♪(じゃなかったけど)

集合場所で待っていると予定よりも大人数に・・・(゜ロ゜)嬉しい悲鳴でした(^-^)

最終的に10名近くになってました!


天気もよく走りやすかったです。


では、出発!


最初は、お初のメンバーもいたのでなかなか脚が合わなかったんですが、時間が経つにつれまとまってた!気がします(笑)





率先して前を牽いてくれるHガさん!







集団をまとめるえーす。


ワタス、結構中切れしてました(-""-;)


R58を北上中許田IC付近で青の軍団が、集団で手を振ってくれました!


皆、ほぼ同時に!まさに軍(隊?)団でした。少し前にトリコロールの集団もすれ違ってワタス達のボルテージも徐々にアガッていきます!


名護に突入したと同時にこりりんさんと暴れん坊ユタがアタック!それにえーす。達は追います!

ワタスはチョロッと牽いただけで追う脚は残ってないので、見送り(T_T)





世冨慶LAWSONで、脚揃え中。この後は世冨慶を登って329に出るまで、ひた走ります!



最初はアタック?に反応して食らい付くが数秒で落ちます(  ;∀;)


宜野座付近から、心配していた腰にしびれが・・・なんとか騙し騙し走ります。その度に、皆の脚を停めてしまいました(ToT)

ユタが前を牽いて集団に戻そうとしてくれましたが、金武に入る頃にはしびれと痛みで、まともに脚が回らなくなりチギレました!


先行してる皆に連絡して、各自都合に合わせて散ってくださいと、託けて走れる範囲でなんとか自走で帰りました!


皆さん、昨日は言い出しっぺがチギレてすいませんでしたm(__;)m次回までには治しておきます(-""-;)

キンザーバイクレース2014


イヤ~、このセリフ久しぶりだ~♪



ハイ、どーもナチュラル・ハイっす!




最近、え~す。が新春ロードのレポート書いたのでこれを機にブログ再開!(単純にサボってただけだけど・・・)


前フリは短めに・・・レポートっす!



今回のレースは沖縄ならでは米軍基地「MCCS  CAMP  KINSER」の中で行われたバイクレースです!

沖縄では年間で定番化してるレースですな♪



まずは、スタート前!カテゴリがロードとMTBのみで、男女混走



結構ゾロゾロいます(笑)


前の方を陣取ったつもりが、まさかのスタートラインの移動によりズルズル後ろに・・・(-""-;)


結局、チームメンバーはバラバラに(T_T)他の選手とスタート前に話していると、「アレ、すぐヨーイ、ドンな感じするよね・・・。」と、前を向くとカウントダウンは5カウントのみ(-""-;)


o<")


私は今回、初参戦だったのもありスタートはグダグダに加えて40km位しかないレースだから、最初から先頭は集団を散らしていきます!




結局、先頭集団の列車に乗れずにほとんど単騎で先頭から落ちてきた人に付いて牽いてローテしようとしたら、落ちてる・・・(T_T)
の繰り返しでした。


えーす。とこりりんさん




しっかり先頭集団に食らい付いてます!






唯一の登りもガシガシ登っていきます!





追い付くべく私も必死に登ります!ギャラリーもあったので、ここだけは余裕な感じを無理矢理走りました(笑)




で、ラストのゴールスプリント!!!






最後はえーす。が、こりりんさんに競り負けた感じですね。


その後、私もゴールしたら二人は心拍は戻ってた様子(  ;∀;)
どれくらい、離れてたかは触れません。

まぁ、無事だったからヨシとして、来年は、もーちょい前に行きましょうかね!


こんな感じで、レポート終わり!


夏の屋我地まで皆、走りましょ!
 
※写真はK島さんのギャラリーより、勝手に拝借いたしましたm(__)mありがとうございます(^-^)

新春ロード2014

いやあ、お久しぶりです。

え~すです。

ツールドおきなわのレポートを書かないまま、3年が経ちました。

3年前の140キロは、訳有って書けない事が有ったので、
どうしようかな~。と思っているうちに、
一昨年のも去年のも書かずじまい。

今回は、成功例という事で、忘れないために残しときます!

まずは順位ですが、2位になれました。
自分がいつも出場するのは、上から2番目のカテゴリーですが、結構キツいんです。
自分の場合、月1000キロ乗ってないとまともに完走できません。

本当は勝ちたかった。自分がテッペンに立ったのは6年前の嘉数杯。
その後もほぼ毎年表彰台に乗ってますが、後一歩で勝てず。
6年ぶりの勝利を目指して、1年計画で作戦を練りました。

レースは1周1キロ反時計回りに32周。
4周に1度ポイントが与えられる、
ポイントレースのようなクリテリウム。

合計8回ポイント周回が有って、
5-3-2-1と4着までポイントがもらえる。
一昨年から同じ感じで新春ロードは行われている。








一昨年は、朝の受付で!!ポイントレースだと知り、(うちなわですからね~。)
作戦も何もない。ただ一番強い大学生をマークして、
何度も大学生の後ろで2着でポイントを取り、結果2位になれた。

去年は体調が悪くて、鼻水が止まらず、呼吸がまともに出来ない。
ついているだけで精一杯。ポイント争いの加速には全く対応できず。
ゼロポイントは嫌だったので、最後500メートルからアタック!!

最後のポイントめがけてロングスパート!!
するも2人に抜かれてしまい、2ポイントしか取れず。
鼻が詰まって息が出来なかったので失速してしまった。

さらに、冷静さも欠けていた。
道路の最短距離を通るというTTの基本を忘れてた。
アスファルトの端ではなくて、1メートルはずれた白線をトレースしてしまった。

コースは直角カーブ3つの後、
ラスト300メートル辺りで、緩いカーブを回りフィニッシュに戻ってくる。
その緩い左カーブのイン限界を攻めなければならなかった。

そのレースでは、ライン取りの重要性を再確認した。








で、昨年末の県民大会です。
この日も鼻づまりで、苦しいレースとなりました。

1.5キロ16周で24キロのど平坦は分かっていたけど。
コース取りが予想していたのと違っていて、
L字の折り返しなので逃げても全て丸見えじゃん!!

どうやら、前年からこのコースに変わったようで、
自分としては、以前の長方形のコースだと思っていた。
このレースも勝つ気満々だっただけに、がっかりした。

スタート後も、集団にはなんとかついて行ける。
前の月にツールドおきなわのレース距離140キロを含めて、
1100キロ以上乗っているから足の状態もいい。

でも、呼吸が辛い。
2度ある折り返しからの加速の後が苦しい。
足は万全だが酸素が足りない。困った。

このレースのトレーニングとしては、
ラスト一周から逃げ切る事を目標に、
平坦直線での2キロ走を繰り返していた。

だいたい250Wから300Wの間で、(体感です。パワーメーター不使用)
3分間をしっかりパワーコントロールして、
しかもDHポジションの時速40キロで走り込んだ。

本当は、スタートアタックからの逃げ切りを狙って、
ゼロからの加速での2キロ走をしたんだけど、
鼻が詰まってたから諦めたのさ。

レースも終盤、このままただ集団に付いているだけでは面白くない、
最後までいて、スプリントで勝てる加速力は無い。
それならば、得意のロングスパートだ、と、機会をうかがっていた。

ラスト3周に入る直線で、集団は落ち着いた、
その隙をついて後ろから一気に先頭付近に位置を上げる。
まだ行かない、集団のうねりを感じ、それぞれの選手の意思を探る。

3周目前半のUターンを過ぎた時、
自分を含んだ形で、5人が前に出てしまった。
後ろとは10メートルの差が開いた。

あああ、行くしか無いか?
本当はもう一周後のこの場所で行くつもりだった。
くそ!このチャンスを見逃すか!!

と、スルスルとアタック開始。
始めは後ろの動きを見ながら20メートル程の差を保つ。
誰も反応しないのを確認して、本気で巡航を始める。

もちろんDHポジションで!!(エアギターならぬエアDHポジションね!)
そのままラスト2周のホームストレートを駆け抜ける!!
どうだ!これが逃げの走りだぞ!と見せつける感じでね。

でもでも、息が出来ない。
ラスト2周前半の折り返しでは、あっぷあっぷしていた。
でも止めない。じっとDHポジションで耐える。

ラスト一周の鐘がなる。
集団が近付いている。
でも止めない。

で、また例の折り返しにさしかかる。
一人が飛び出している。もう一人来ている。
よし、追いつかれてもこの2人に付いて行くぞ!!

と、思って前を見てカーブへの距離を確認し、
後ろの追走との距離を確認しようと振り返ったら、
もう来ていた、一人に追いつかれていた!!

あわてて加速しようにも速度差があり過ぎる。
折り返しからの加速で捕まるつもりが、
この中学生速すぎる!!

あっけにとられているうちに、もう一人にも追いつかれて、
カーブに進入。もう一人が自分に引っかかる形で、
余計な減速をさせてしまった。すまんすまん。

謝ってるうちに、集団に飲み込まれた。
やはりこの折り返しが難所だった。
その後はギリギリ付いているだけ。

中学生はラスト1キロを逃げ切った。
自分はラスト300メートルの折り返しから流してフィニッシュ。
すれ違う2位争いの加速する姿を眺めるしか無かった。

鼻詰まりが無ければ逃げ切れたかもしれないが、
体力的なものから考えると、早めに飛び出してしまった。
中学生の活きのいいアタックが見えたからいいかな。









それで、今回のレースです。

12月は700しか乗れなかったけど、
1月は晴れが多かったのもあって、
1200乗れた。準備は万全。

計画はスタートアタックから独走して、1回目のポイントをトップで取る。
そのまま行ければ2回目のポイントもトップで取る。
で、中盤休んで、ラスト6周から逃げて、7回とフィニッシュの8回を取る。

20ポイント取れれば勝利が見えてくる。
スプリントでやり合おうなんて最初から考えていない。
逃げて取る。それだけ。

で、でも。3日前から何となく体調不良。
ただ、鼻づまりは無かった。それが救い。
で、でも。ウォームアップ中に雨が降ってきた。

スタートの招集にも遅れたので、
慌てたけど、「ここどうぞ。」と
予定していた、先頭の右端に入れてくれた。

スタート1分前。実は迷っていた。
スタートアタックするかどうか。
雨だし路面は濡れてるし寒いし。

体調は不安だし、強い選手はいっぱいいるし、
バイクは古いアルミフレームだし、旧105だし。
ホイールは逃げるには不利なアルミのローハイトだし・・・。

いや、諦めるな。自分に言い聞かせる。
10秒前、よし!アタックだ!
アタック有るのみ!!

号砲とともに、計画通りに40キロまで加速する。
わずか100メートルほどで直角左カーブ。
後ろとの差が5メートルは開いているのを見て最速ラインで突っ込んだ!

で!で!で!車体を傾けてコーナーの走り抜ける先を見たら!!
人が歩道ではない場所に見える。いや、横断してきている。左から右に、しかも3人も。
カルガモの散歩のように縦一列になって、自分の想定ラインにバリケードを作るように!!!

死ぬかと思った!!ほんと大袈裟じゃなくて!!
路面は完全に雨で濡れているから下手な急ブレーキは出来ない。
止まれたとしても後ろから40人が突っ込んでくる。

叫びながら減速しながら後ろとの距離を見ながら歩行者3人の動きを見ながら。
この3人は、たまたま散歩している人達なのか、レースコースなのに全く無防備だった。
カーブにいた観客も叫ぶもんだから、自分の叫び声には気付かない。

そこからどけ!!!早く歩け!!!と思っても通じる訳が無い。
一人目は道の端に、もう一人も道の端にたどり着いた。
で、もう一人。これはヤバい。避けきれない。

当たってしまった!!背中側に広げた赤い傘に衝突!!
それで気付いた感じだった。目をまんまるにして驚いている。
驚いているのはこっちだ!!いや、まだ安心できない。

後ろを見て叫び、減速を促す。
なんとかみんな回避してくれて、
何が有ったか見てない集団は不思議そうに自分を見る。

何人かは見ていたようで、「危なかったねえ~。」
と声をかけられるも、危ないどころじゃない!
死ぬかと思った!!   くそ!!  くそ!!

スタートアタックが完全に決まったと思ったのに!!
全力の加速が無駄になった!!
何てことしてくれるんだ!!くそ!!

と、思っているうちにレースは進んで行った。

ショックで付いているのがやっと。
3回もスプリントを見逃してしまった。
呆然としていた。

すぐ後にスタートしたレディースが混走になってしまったのも気になった。
こっちがスプリントの度に前に出るが、その後追いつかれてしまう。
女子高校生のチェーンが切れたりと混乱も有った。

もやもやしながら走ってると。
いつも一緒にトレーニングする仲間がアタックした。
しばらくして吸収されたけど、それが自分に火を点けた!!

4回目のスポリントまで後2周のところで集団に隙が出来た!
今だ!とアタック。すぐに巡航TTポジションにはいる。
後ろの動きを見て、微妙にパワーを調整する。

コーナーには最速ラインで突っ込む!
素早く10秒間で目標速度まで加速!
そして、ただただ小さくなり耐える!

自分が1ポイントも取ってないのを知ってるからか、
集団は追走して来なかった。
うまく5ポイントゲット。

集団に吸収されてからはキツかった~。
回復するまでに10周10キロかかる。
回復したと言ってもキツいままだけど。

仲間がまたアタックする、後ろから追走の様子を観察。
ストレートをすぎて吸収された後の集団のうねりを観察する。
後6周!!ポイントは2回!!

ああもう行くしかない。アタックだ!
踏み込んだ時、左のふくらはぎが痙攣した。
一瞬考えた、集団を見る。誰も自分を見ていない!!

独走しか無い!!無理矢理踏み込んだ。
さっきも飛び出してるから、観客が名前で応援してくれる。
後ろとの差や追走の様子を知らせてくれる。

後ろの思惑が手に取るように分かる。
まだ自分は5ポイントだから追走は緩い。
コーナー立ち上がるたびに振り向いて確認。

7回目のポイントを先頭通過で合計10ポイント。
後ろを見たらまだ差がある。行くしか無い。
呼吸を意識して、最短距離をトレースして行く。

「追走一人来てるよ!!」
振り向いて確認、前回の失敗は繰り返さない。
誰か?速度は?勢いは?力は余してるか?

コーナーの立ち上がりで捕まる。
一番いい捕まり方が出来た。
大学生だ。結構強いぞ。

後ろに入って声をかける、
「自分は足いっぱいだから後ろに付かせて!」
「このまま最後まで行こう!先頭は譲るよ!」

もう足がいっぱいで、痙攣するから全力で踏めない。
この速度に付いて行くだけでいっぱい。
大学生は1周近く引いてくれた。

引かせっぱなしも可哀想だから。向かい風区間で前に出た。
さっき引いてくれたのと同じ速度で走る。
と、後ろから「きついっす!」あれ?

性格のいい真面目君の大学生は、
そうとう頑張って引いてくれていたようだ、
後で聞いたら、試験であまり乗れてなかったそうだ。

自分には後が無い。
再び独走に入る。
残り2周のストレートを駆け抜ける。

やばいやばい。限界だよ。
まだ2キロもあるの。
後ろも見えてるし。

一踏み一踏みを丁寧に。
一呼吸一呼吸を確実に。
盛り上がる応援を力に走る。

後一周の鐘がなる。
後ろから追走が有ると知らされる。
2人が来ている。優勝候補の2人じゃんか!!

万事休すか。と思ったが。諦めずに踏む。
ちらっと見ると、上手く連携できていないようだ。
ポイントリーダーの大学生と2位の中学生だからか?

ここまで行ったら追いつかれたくない。
ラスト400のコーナーを抜けて振り返る。
まだ差はある。自分が失速しなければ行ける!

最後の加速も計算通り。素早くTTポジへ。
ラスト200で後ろが近いのを確認!
ここからは爆発するしかない!

一気にアドレナリン放出で、
ドロップに持ち替えて、
唸り声を上げて踏み込んだ!

筋肉がバリバリ音を立てて痙攣するのもおかまい無しに、
踏み倒してフィニッシュに突っ込んだ!!
久々の勝利!!久々のガッツポーズ!!

みんなの拍手が、歓声が嬉しかった。
6年ぶりの勝利の感覚を味わった。
なんてね、1ポイント差で2位なんだけど。

見ている観客は大逃げで独走でフィニッシュする自分を、
優勝したと思っていた。ポイントレースをあまり知らないのね。
まあ、達成感は優勝レベルだけどね~。

15ポイントは3位には入っている確信は有った。
結果2位になれたし、商品のエナジージェルもたっぷりもらえたし。
全てを出し切ったから、3日経っても足が痛いけど。

諦めないで良かった。

体調が重かったので、走らない事も考えた。
スタートアタックが失敗に終わって、一時やる気も無くなった。
終盤のアタックの時の痙攣で、逃げ切るのは無理かもと怖じ気づいた

勝てなかったけど楽しかった。
ずっと不調だった仲間が先頭集団で走りきったのも良かった。
やっぱレースはいいね!

読みにくい、くそめちゃな文だけど、こんな感じで走ってます。

またね。え~すでした。

写真はバイスクルキッズさん撮影です。


一年飛んでるよ!!

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=7abb8375b994f95adaa87e84a9e3d052

きつかった!!詳しくは後日!!
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