オナベエリコの『WAYA！』エキストラ日記！

撮影に参加してから3日後。クランクアップしたばかりの古波津陽監督にインタビューできるということで、円頓寺商店街へ行ってきました！

▲取材場所はこちら。円頓寺商店街の有名店、西アサヒ！

監督が初めて円頓寺商店街に来たとき、衝撃を受けたというのがこの西アサヒ。映画では円頓寺商店街に実際にある建物やお店がいくつも登場しますが、ここはなんとしても使わせてもらいたかったんだそう。

▲今日はココアにしようかな…と思っても、半強制的にコーヒーが出てくるとか（笑）。そして監督が「食べ始めたら止まらない」と絶賛するピーナッツ。

▲昨日撮影を終えたばかりの監督。ちょっと目が赤いです（笑）。

撮影を終えた安堵感と開放感からか、この映画に関わることになったいきさつから、キャスティングのこと、映画に込めた想いなど、本当にたくさんお話ししてくださった監督。気が付けば予定時間を大幅にオーバーし、3時間近く経っていました（汗）。さらにその後、撮影中に滞在していたスタッフルームにも案内していただいちゃいました。

▲こちらがスタッフルーム。現在は空き家ですが、もとはお医者さんが暮らしていた大きな洋館です。

▲レトロな感じがかえってオシャレ。

▲トイレの入り口も妙に味があります。

▲スタッフの方たちの部屋？なんだか荒れた合宿所のようですが（笑）

▲衣装部屋として使っていた洋室。

▲2階にある不思議スペース。ここは映画のなかで、子供たちの秘密基地として使用したとか。

▲なんと絵コンテも見せていただきました！

★番外編＜取材雑感＞

愛知県・猿投温泉で撮影した前作『築城せよ！』が、地域活性化事業として認定されたことで、町おこしとしての映画の可能性を感じたという古波津監督。「地方都市で映画を撮るのが僕のなかでは面白い経験だったし、都内のセットで全部終わっちゃう映画よりも、映画を作りたいという人たちの顔を見ながら映画を撮るのってすごい面白い」と、感じたそう。
　そして今回、名古屋を盛り上げようという円頓寺商店街の人たちの想いに賛同して、企画に参加。脚本執筆から1年以上かけて円頓寺商店街と向き合ってきたそう。2作続けて愛知県で映画を撮ったことに縁を感じ、故郷のようだとおっしゃっていました。
　見た目はちょっと悪メン風（すいません！）ですが、ゆったり穏やかな口調から優しい人柄と、映画に対する熱い想いがビシビシと伝わってきました。そして「フラメンコの方たち、みなさんキレイでしたよね」と褒めていただいたのは、お世辞とはわかっていても嬉しかったです！

▲古波津監督、お世話になりました。ありがとうございました！

1月7日（金）【4日目】#01>>>仕切り直して翌朝9時半。再び旧西区役所へ。

▲本日のフラメンコダンサーズ。

平日の午前中、しかも急な変更ということで、全員は参加できませんでしたが、時間を調整して多治見から駆けつけてくれたみなさん。ありがとう！左端に立っているマスク姿の怪しい人はエキストラ担当の広沢さん。彼女のようなボランティアスタッフの力が現場を支えているのです。そしてピエロのおじさんはバルーンアーティストの加藤尚光さん。風船片手に全国でお仕事をされているそう。現場では子供たちに風船をプレゼントしたり、作り方を教えてあげたり、エキストラのオアシスになってました。

▲哀愁漂う背中もなんか可愛い（笑）

▲子役の中村亘汰くん。いい味出しとります。

▲緊張しながら出番待ち。

▲助監督さんの支持を聞くダンサーズ。

▲目の前にはモニターをチェックする監督の姿が！

写真ではまるで主役のように写っていますが（笑）、実はメインの撮影は写真左手の壁の向こうで行われていて、フラメンコダンサーズは遠くの方に小さく写ってるぐらい（悲）。でもこの日は監督直々に声をかけていただいて感激しました！撮影が大きな山を超えたということで、現場の雰囲気も和やか。撮影は順調に進み、あっとう間に昼食タイム！

▲この釜めし、ほっかほかでめちゃウマでした。

▲現場でスタッフ兼エキストラとして活躍していた監督の愛弟子（？）さん。手に持っているのはルー大柴さんの差し入れのワッフル。これもオイシかったですよん。

★4日目＜現場雑感＞

メインキャストの方たちと絡むようなことはありませんでしたが、キャラクター設定ありのエキストラは初めてで、よき思い出となりました。後は自分で自分が確認できるぐらい写っていてくれてるといいんですがね～。どうなることやら。

1月6日（木）【3日目】#01>>>お弁当トラブル発生！？

エキストラ3日目。再び旧西区役所での撮影。いよいよ“開慶座”での本番シーン。といってもフラメンコダンサーズは、舞台に上がる順番を待っているという設定。実際に踊ったりはしません。

この日は撮影カット数がかなり多かったようで、わたしたちの入り時間が急遽、夜7時から9時に変更になり、現場のみなさんが夕食タイムに入ったのも夜10時でした。大変です。
9時に現場入りしたわたしたちはもちろんお弁当はなし…と思っていたら、スタッフの方から「どうぞ」と声をかけていただき、ちゃっかりいただいてしまいました。

▲室内とはいえかなり冷える撮影現場では、あったかい汁物が嬉しい！

が、欲張ったのがマズかった!!!! このお弁当をめぐって騒動が！
わたしたちがお弁当をもらっているのを見たエキストラ担当のスタッフが、足りなくなるんじゃないかと大慌て。どうぞと言われたとはいえ、マズいことをしでかしたんじゃないかと冷や汗かきまくるダンサーズ。結果的に大丈夫だったみたいですが、胃が痛くなる出来事でした。ひえ～（汗）。

そんなトラブルのおかげでか、変にテンションがアガってしまったフラメンコダンサーズ。ガールズトークで盛り上がり、つけまつ毛をポロポロ落としながら笑っていると、またしても衝撃的なことが。なんと本日の撮影が明日に繰り越されることに。ガーン…。
結果ただ弁当もらいにきた迷惑な人となり、うなだれつつ帰宅したのでした。

★3日目＜現場雑感＞

出直し撮影はショックだったものの、多治見からやってきたフラメンカ、加藤さん、工藤さん、堀尾さんのと一緒に楽しい時間を過ごせたのでオッケーってことで。お弁当も食べちゃったし（苦笑）。
みなさんお騒がせ致してすみませんでした！

▲この映画のプロデューサー・李さん。現在は東京を拠点に活躍中ですが、李さんはかつて名古屋駅の映画館シネマスコーレで働いていたんです。久しぶりに会えて嬉しかった。

1月5日（水）【2日目】#04>>>We are フラメンコ・ダンサーズ！

撮影したのは商店街の人々が慌ただしくイベントの準備を進めるなか、フラメンコダンサーズは本番に向けて練習をしている…という場面。
通路の真ん中にずらっと並び、「準備する人たちとぶつかっても負けずに踊り続けてください！」という助監督の方の支持を受けて、ぐちゃぐちゃになりながら必死で踊る。
ところが、ちょっとやりすぎだったらしく（苦笑）。結局は通路を挟んだ二手に分けられ、適当にストレッチをしてくださいとの支持。
そしてまたしても、写っているのかわからないまま撮影は終了～。ま、エキストラですから（笑）。写ってる可能性は限りなく低いはず。でもこの日は入りからアップまで2時間ほどで、とってもスムーズな撮影でした。

▲本日の戦利品。またしても“WAYA! 袋”をゲット。円頓寺のフリーマガジン“ポゥ”のほか、大好物の駄菓子がいっぱい（笑）。もちろんすべてメイド・イン・名古屋です。

★2日目＜現場雑感＞
　
仕事柄、俳優さんにお会いする機会は多いですが、現場では記者としてインタビューするときとは違う素の一面が垣間見られるのが楽しい。印象的だったのはスピードワゴンの井戸田潤さんと小沢一敬さん。スレ違うときも「どうぞどうぞ」と気さくに声をかけてくださる井戸田さんに対して、小沢さんは人見知り芸人らしく、はにかんでうつむく感じ。現場では子供に交じってゲームばかりしていたそうで（笑）。一方で監督には「俺は思ったことを正直に表わせないけど、本当に楽しんでますから」と言っていたとか。なんか可愛いいなぁ（笑）。ふたりは映画のなかでも好対照の魅力を発揮しているそうなので、お楽しみに！フラメンコダンサーズの仲間、堀尾さん、工藤さん、加藤さんは、モロ師岡さんのファンらしく現場で見かける度に嬉しそうでした。“エイデンシアター UGATTA”が大好きだったんだとか。なつかし～。

1月5日（水）【2日目】#03>>>We are フラメンコ・ダンサーズ！

本日はフラメンコダンサーズ、フルメンバー7人が勢揃い。実は半分が初対面だったんですが、名前も知らないうちからすっかり打ち解け、控え室でもかなり盛り上がりました（笑）。違う教室の方たちと出会う機会はなかなかないので、すごく刺激になりました。
エキストラ控え室は着替え場所がなかったため、キャストの方の控え室をお借りすることに。着替えて出てくるとそこには水野美紀さんが！わたしたちの衣装を見て「わぁ♥」っと言いながら笑顔を向けてくださいました。感激。