2022年9月7日のアレコレ | ゲームを積む男

2022年9月7日のアレコレ

今日も眠いんです。

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【ビジネス解説】なぜゲオはPS4買取をPS5購入条件にしたのか…

週間販売台数で2万台を超える事も増えてきているのに未だに店頭では売られておらず品薄感が強く残っているのがPS5。

品薄で需要が大きいだけに販売店側も様々な転売対策を行っているんだけどその中で先月大きな話題になったのがゲオのPS5の抽選販売当選者の購入条件として「PS4をその場で下取りに出す事」ってのがあったんだよね。

実際にその転売対策を行った販売は実践されて、SNSとかでは実際にPS4を下取りにだしてPS5を購入した人もいたみたい。

じゃあなんでゲオはそうした条件を出したのかってのを改めて考えると、ゲオの販売店としての立ち位置と販売店で転売されるハードウェアがどのような扱いをされているのかって部分が浮かんでくるんだよね。

ゲオはもともとはレンタルのレコードショップとして始まっているけどその後は中古品の売買も始めてそこから新品の販売なども行っている業界大手、もともとはレンタルが起点だったけれどレンタル事業に関してはサブスクリプションサービスの発達もあって縮小しておりメインとなっているのは買い取りや販売になるかな。

ゲオも事業としては中古品の売買を行うセカンドストリートが主力となっており、そうした事業としての主力となる中古品を売るにはその元となる買い取りを強化するのがあるわけで。

プレステは最新機種がPS5と言っても現行機であるPS4の需要はまだまだあるわけで、ほとんどの新作がPS4とPS5の両方で発売されている事からもそれははっきりしているわけで。

ただ、PS4のゲームが売れる市場はあるものの本体の新品はほとんど出回っておらず、実際に販売ランキングなどを見てもPS4は10~20台あたりと生産終了しているはずのNewニンテンドー2DSLLよりも少ない台数しか売れてないから実質的に生産終了状態なんだよね。

そうした中でまだ需要のあるPS4の台数を揃える事を考えるとPS5の販売条件としてPS4の買い取りを行うってのは大きな意味があったんだと。

転売目的でPS5を購入した人が主に転売する先はオークションとかフリマアプリとかもあるだろうけど転売先として大きいのは日本以外の海外になるんだよね、それは今の猛烈な円安状況において日本でものを買うのがお買い得って状況が出ているのが大きいわけで。

15日からPS5の値上げが行われて日本での価格は約6万円になるんだけど、例えば中国での価格となる4,299 中国人民元は日本円にすると現時点で約8万7千円になるわけで、2万7千円も価格差があるんだったら多少の手数料を加えても日本から買った方が得なのが見えちゃうかな、ちなみに価格改定のないアメリカの価格は499ドルで日本円で7万円だからやはり日本での割安感が見えてた感じ。

そうした日本で買って海外に送る転売業者は中古で売却する為のPS4は持ってない事が多いだろうから転売業者以外へPS5を売る事が出来るってのもゲオの転売対策のメリットがあったんだろうと。

もちろんこの転売対策は賛否両論あったし、実際にPS4を売却した人が数千円程度の売却額だった事に怒っているツイートなんかも見たけど(サポート終了している初期型なので当然と言えば当然なんだけど)、本当は転売業者に狙われずに日本で十分な数が提供されれば問題なかったのかもなぁ。

以前はほとんどのゲーム機がリージョンロックと言う物がされていて本体を購入した地域で販売されているゲームしか遊べないようになってたんだけど前の世代あたりからそれがなくなった事も海外転売が増えた原因の一つなんだろうなぁ。

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株式会社ポケモン、知的財産を盗用したとして中国の6社を提訴へ

株式会社ポケモン激おこ。

中国でポケモンのキャラクターなどを無断で使用しているゲームに関わっている会社に対して損害賠償請求とゲームの配信差し止め請求を行っているみたい。

件のゲームは実際にポケモンのキャラクターが使われており、中にはアニメなどのイラストをそのまま転用しているものがあったりする他にタイトルそのものがポケットモンスターとかなっているなどかなり悪質。

ゲームの出来はわからないけれどそれでも開発会社は1年で61億もの利益を得ているみたいで、つまりは本来は正しく得られる可能性のあった利益を勝手に奪われたって形なんだよね。

近年の中国のゲーム会社は日本的な作品が増えているもののそれでもオリジナルの作品が多くなっているんだけどまだまだこうした著作物を転用するだけのゲームもあったりするんだよね。

ビデオゲーム黎明期はコピーゲームから利益を上げて企業を立ち上げた会社も多いとは言えそれはもう4~50年前の話だからなぁ。

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『コーヒートーク』開発元含むアジアのインディースタジオ3社が英国のパブリッシャー「PQube」を告発。助成金の着服疑惑、金銭の未払い、口止め、パブリッシング権の返却拒否など問題問われる

PQubeと言う会社はゲームソフトの販売を行っているイギリスのメーカー。

パブリッシャー業務がメインでインディーゲームの販売を行う他に日本メーカーのゲームなどを海外で販売をしてたりするのもあるかな。

そんな会社がインディー会社から訴えられているみたいで、その理由も販売利益を正しく支払ってなかったりとか販売の補助金を着服したりとかそもそもゲームの著作権を独占したりとかかなり悪質な状況があるみたい。

インディーゲームは小規模な開発チームで作りたいゲームを作るってのが基本なわけで、販売を行うまでの余力がない場合が多いからこうしたパブリッシャーが出てくるんだけど力の弱いメーカー相手だからってこうした行為が出てくるってのもあるのかなぁ。

同社は日本では事業を行っておらず同社の販売しているゲームが日本で出る時は日本のパブリッシャーが販売を担当している事が多いんだけど今回の訴訟次第では販売元が変わったりする事もあるのかしら。

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【サービス終了、その瞬間】EXNOA『Alice Closet(アリスクローゼット)』…終了直前のフレンドの行動に思わず感動、皆最後までアリスの着せ替えを楽しんだ

スマホゲームがサービス終了を決定したら課金周りが停止されるのはあるんだけど、その後サービス終了までは遊べる形をどの様に維持するのかってのはメーカーごとに変わってくるんだよねぇ。

多いのは課金で手に入ったものを普通に手に入れられるようにする事なんだけど、中にはそれまで厳しかったガチャをゆるくしたりとかサービス終了までにアイテムをばらまいたりとかもあったりとか。

サービス終了まで遊んでもらおうとするのはユーザーへの感謝も当然あるんだろうけど、次のゲームを始めるときにそれまで遊んでいたユーザーに振り向いてもらいたいと言う下心も多少はあるんじゃないかしら。

サービス終了で切り捨てるようなメーカーだと信頼できないってのもあるだろうしね。