2020年10月9日のバサバサ | ゲームを積む男

2020年10月9日のバサバサ

まぁ、台風だから天気悪いっすね。

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Nintendo Switchに「IARCレーティング」のタイトルが登場。任天堂の方針転換を受け、CEROによる審査なしで国内配信が可能に

日本でビデオゲームを販売するにはレーティング区分を決めるために基本的にCEROの審査を受ける必要があるわけで、それは暴力的なゲームだったり性的表現があったりするゲームを適正な年齢に向けて販売するために必要な事。

とは言えCEROの審査を通すのには費用が必要だったりして海外のゲームを日本で発売するのに対して障害になっている部分も少なからずあるわけで。

で、全世界で共通のレーティングとしてIARCレーティングと言う物があってそちらは小規模なインディーメーカー向けのレーティングとして存在しており基本的に無償で審査が可能になっているんだけど今までは日本でそれで配信出来るのはXboxだけだったのよね。

実際にいくつかのゲームではPS4版とSwitch版はローカライズメーカーが出しているけどXbox One版は海外の開発元から先行して国内販売されていたってパターンが結構あったりしてたんだよね。

どうやら9月から任天堂も日本での配信においてIARCレーティングでの審査でもOKになったみたいで、実際に任天堂の公式サイトのレーティング表記に関するページにもCEROと並んでIARCの事も明記されるようになったみたい。

地味っぽい事に見えるけど実際はかなり大きな事、今まで小規模な海外インディーメーカーの作品が日本で販売されるには国内のローカライズ専門メーカーが関わる事が多くてどうしても日本での発売だけ送れるってパターンが多かったけどこれからは海外メーカーが直接海外と同じタイミングで同等の価格で販売される事も出てくるんじゃないかしら。

もちろんローカライズ専門メーカーも翻訳の質を向上させるなどで存在意義はあるわけで、コレまで以上に色々なタイトルが出てくる可能性は高そう。

ただしパッケージソフトとして販売する場合はまだCEROの審査が必要になるのでそのあたりの棲み分けは重要になってくるだろうなぁ。

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移植版「智代アフター」などを手掛けるプロトタイプ、プレイ動画の投稿をやめるよう呼びかけ

PC向けのノベルゲームをコンシューマーへ移植するのがメインであるプロトタイプ(会社)が同社の発売しているゲームタイトルのプレイ動画を止めて欲しいと呼びかけていてちょっとした話題に。

こうしたノベルゲームの場合はストーリーがゲームのキモとなる部分だからそこを動画で見せられてしまったら実際にゲームを遊ばなくても満足できてしまう可能性があるわけで、そこで機会損失になってしまうって考えは確かにわかる。

ゲーム実況とかは実況者のプレイの腕前とかリアクションとかを含めて楽しむ物だけどゲームを変わりに遊んでもらうって訳じゃないからね。

とは言えただ動画の投稿呼びかけを言うだけじゃなくてもっと色々と工夫はできそうな話でもあるんだけどなぁ。

今のゲーム機だったら標準でスクリーンショットや動画を撮影する機能が搭載されていて、その仕様の可否はメーカー側で何処まで出来るのかとかが設定出来るんだからその拒否設定を行っている部分を別の方法でキャプチャーして投稿するのを止めて欲しいとか言えるだろうし。

ゲームのプレイ動画などをすべて禁止にするよりも上手く利用してプロモーションしていくのって大切よね。

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PlayStationのトロフィーシステムが刷新。“次世代のゲーム体験”に向けた改良という位置付け

PS5に向けてPSシリーズで搭載されていたトロフィーシステムが見直されるみたい。

トロフィーシステムはPS3の時代に実装されたシステムでゲームごとに設定された条件を満たすとブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階に設定されたトロフィーがプレイヤーのアカウントに付与されるシステム。

マイクロソフトがXbox360の頃に実装した「実績」システムにインスパイアされて作られたシステムでいわゆるプレイヤーのやりこみ具合を可視化するシステム。

実績システムが世代を追うごとにちょっとずつ拡張されていたのに対してこれまでトロフィーシステムはPS3時代から大きく変更されてなかったけど初めて拡張してきた感じかな。

コレまで獲得してきたトロフィーの量に応じてレベルが表示されていたけどそれを拡張してより細かいレベルで表示されるようになった感じかな、おそらく一つのゲームに設定出来るトロフィーの数も増えてその代わりに細かくポイント設定出来るようにした感じかと。

実績システムは書く項目ごとにポイントが割り振られていてユーザーアカウントにその合計が表示される感じだったのに対してトロフィーは若干わかりづらかったからそれがわかりやすくなるのはありそう。

トロフィーを目的にPSハードをメインで遊んでいる人には大きな話だろうなぁ。

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『ファイナルファンタジー16』基礎開発やシナリオの制作はすでに完了―求人ページから明らかに

そんなPS5の独占タイトルとして開発が進んでいるFF16。

近年のFFシリーズと言えば毎回何かしらのトラブルで開発が難航するイメージがあって、例えば前作のFF15ではもともとはPS3向けのファイナルファンタジーヴェルサス13と言うタイトルで2006年にFF13と同時に発表されていたんだけど開発が遅延し続けて2013年に改めてFF15とタイトルが変わって2015年にようやく発売された事なんかは有名。

FF14も最初は今とは大きく違うスタッフによって開発されたけどサービス開始後から様々なトラブルや不具合が発生してユーザーが大きく離れてしまい開発チームを刷新した上ではじめから作り直す形で新生FF14として再スタートを切ったのもあったり。

そもそもFF13も2006年の発表から実際の2009年の発売まで時間が掛かったりその前のFF12も開発途中でディレクターが降板する事などあったりして結果的に4~5年の開発期間が掛かったりしてたんだよね、今年発売されたFF7リメイクも最初の発表時から相当時間を経てストーリーの序盤をリメイクする形でようやく発売になったし。

そうなるとFF16も同じくらい遅くなってしまうんじゃないかと言う心配もあるんだけど今回は実はそうは無さそうな感じも見られるかな。

特に大きいのは前述の新生FF14から同作のプロデューサー兼ディレクターを担当している吉田直樹氏がFF16のプロデューサーを兼務している部分。

FF13シリーズやFF7の中心人物でFF15でも途中までディレクターを担当していた野村哲也氏は良くも悪くもクオリティを追求して開発を伸ばし続けるタイプの人だったのに対して吉田氏はFF14と言う継続的なアップデートが必要なオンラインゲームの開発を行っているだけに割り切りとかスケジュール管理がしっかりしているタイプだってのが大きそう。

もちろん発表された映像からのブラッシュアップは続けるだろうけど発売するタイミングに向けてのスケジュール管理は間違いなく出来ているんじゃないかしら。

そう言えば同じスクエニのドラクエ11も当初は開発が大きく難航していたらしくて、そこにオンラインゲームのドラクエ10をプロデューサー(当時)の齊藤陽介氏が総合プロデューサーとして入ってから一気に進み始めた経緯があったりするよね。

オンラインゲームの開発経験って大きいんだろうなぁ。

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ランボーが参戦する「Mortal Kombat 11」の“Kombat Pack 2”が正式アナウンス、次世代機への無料アップグレードも

モータルコンバット11にまさかのランボー参戦。

映像は動画(グロ表現あるので閲覧注意)を参照してもらうとして、まさかの参戦にゲームキャラクターの「Who are you?」って言いたくなる気持ちも確かにわかるわ。

以前にも追加コンテンツとしてロボコップが参戦していたから映画のキャラクターが登場するのもわかるんだけど生身の人間なのは意外すぎる。

ちなみにキャラクターボイスはちゃんとシルベスタ・スタローン氏が担当しているみたいでちゃんと本物なんだよなぁ、流石に生身の当人は年相応の部分もあるけどゲームなら若い姿なんだよなぁ。