2017年5月15日のアレコレ | ゲームを積む男

2017年5月15日のアレコレ

休みがないのが結構キツい。

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デベロッパを蝕む「受託病」,その特効薬は“ガンヴォルト”。會津卓也氏が登壇した「ゲーム開発とデジタル販売の実態:経験を元に」聴講レポート

先週行われたゲーム開発者向けのイベントにて行われたインティ・クリエイツの講演に関するレポート。

インティ・クリエイツは元カプコンのスタッフを中心に設立された会社で下請けでアクションゲームの開発を多く手がけている会社。

下請けとして実績は十分に積んでおり多くのメーカーからの受注もある中で自身の独自タイトルとしてガンヴォルトを手掛けたのは下請けだけでは開発スタッフのモチベーションが上がらなかったってのが大きな理由みたい。

インティ・クリエイツと言う会社自体は指名買いされる程度には実績があるんだけどそれでも下請けだと自分たちが完全にやりたい事が自由にできるって訳じゃないからどうしても「自分たちがゲームを作っている」ってモチベーションが上がらないってのはあるのかもなぁ。

そうした状況を打破するための特効薬が自社のオリジナルタイトルだったと、それを出せるための土壌がダウンロード配信で、このあたりはゲームフリークがポケモン以外のタイトルを自社ブランドとして出している事と同じようなことかも。

ただ、知名度のあるメーカーとは言えオリジナル作品を出すとなると指名買い以外の人でどこまで売れるかってのは大きな課題になっていて、自社パブリッシュを行うからにはそれなりの施策が必要だってのも確か。

ガンヴォルトも1作目は知名度のある会社のオリジナルタイトルって事もあったけれどそれ以上に作品名を周知徹底させる事を行っていたのはあるわけで、それが売上に結びついたのはあるんだと。

ただ、続編はそこまで伸び悩んでいるのも合って、コレは発表から発売までのプロモーションが弱かった事やパッケージ版の発売とか様々な原因はあるけれど旬な状況を作れなかった事も大きな原因があると認識しているみたいで。

その経験がNintendo Switchの本体ローンチにブラスターマスターゼロを出した事に繋がっているんだと、元々はサンソフト側からの提案で超惑星戦記メタファイトのリメイクを行うことになって3DS向けに作っていたけれどSwitchの発表があって即そちらにも出す事をキメたとか。

Switchの発表が昨年の10月でそれから移植作業を始めたけれど短時間での開発が出来たのは開発環境の良さもあるだろうけど実力もあるんだろうなぁ。

ブラスターマスターゼロは評判も良くてダウンロード数も順調みたいで、インティ・クリエイツはSwitch向けに2本まだ予定しているみたいでどんなものが出てくるかは楽しみ。

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Nintendo Switch 版『魔界戦記ディスガイア5』、欧米予約が日本市場向け出荷の5倍以上の規模に

日本一ソフトウェアのゲームって任天堂ハードのユーザー層との相性が悪いイメージが有るんだけどそんな中で同社の完売タイトルを移植とは言え出してきたのは日本よりも海外市場を見込んでいるってのがありそうね。

日本ではPS4版が1年先行した状況なのに価格が変わらない(ただし追加コンテンツは収録されているのでそれを含めればお買い得)のとかもあって2~3万本程度の売上なのに対して海外ではPS4版に匹敵する売上が期待できそうだとか。

このあたりは先程のインティ・クリエイツの状況に近いのがありそうだけど、旬のハードにソフトを出す需要もあるだろうし、携帯モードで遊べるSwitchとタイトルの相性は良いってのもあるんだろうなぁ。

Vitaがスペック不足から移植できないタイトルでもSwitchなら移植可能だってのも大きそう、海外での需要が高ければしばらくはSwitch向けも出してきそうかも。

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けもフレ&このすば:「作画低カロリーアニメ」のヒット 業界の“常識”打破

別に作画が低カロリーだから売れたわけじゃないけどねぇ。

止め絵のクオリティだけがアニメの全てじゃない訳なのにそれだけが大事な状況になってしまっていたのはネットでキャプチャー画像が大量に上げられる様になってその良し悪しが悪いアニメファンに騒がれるようになったのが大きいんじゃないかしら。

ただ、そうした悪いアニメファンってコンテンツにお金を出すかどうかは微妙なところで、結局放送を録画したやつを大切に見ているとか最悪は動画サイトに違法にアップロードされた物で満足してしまう場合もあるわけで。

そうした状況のなかで止め絵のクオリティではなくてストーリーや演出などで評価されてヒットする深夜アニメが出て来るのってのは良い傾向じゃないかしら。

アニメの監督がやりたいことを尊重したりとかして正しく作りたいものが表現できたのと、それを視聴者が理解して一緒に盛り上がることが出来た幸せな事例ではあるんだけどね。

そもそもアニメに限らずコンテンツを作るなかで丁寧に作っているのは当たり前の事な訳で、問題はどうやって話題性を掴めるかって事なんだけどなぁ。

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ゴリラの支援に1本いかが? 通話できておいしそうな「バナナ電話」がクラウドファンディングに登場

ゴリラ支援の為にバナナを売るのって素敵。

いや、バナナじゃなくてバナナ型のヘッドセットだけど。

ハンズフリーじゃないけど普段はバッグにスマホを入れてる人が通話の時に取り出しやすい場所にバナナを入れておいて着信があったら取り出して通話するのは面白いかもなぁ。

とりあえず見た目的にインパクトはありそうなので目立ちやすい人はゴリラ支援のついでにどうぞ。