Metropolis Street Racer | ゲームを積む男

Metropolis Street Racer



ドリームキャストで発売される予定だった海外Bizarre Creations開発のレーシングゲーム。

登場する車両は全て実在の車をモデリングしており、サンフランシスコ・東京・ロンドンの実在の都市をモチーフとしたコースを走ることが出来る。

レース中にドリフトや狭い隙間を走り抜けたりする事でポイントが溜まったりするシステムが搭載されておりただレースで上位に入賞するだけじゃない楽しみ方が出来るのが特徴的。

ちなみに実在の都市をモチーフにしたコースだけど最近多いオープンワールド形式ではなくコースは壁などで区切られているタイプ、ある程度走るとコースの壁の無い状態で走る事が出来るけど自由気侭って訳じゃないのはちょっと残念。

それでも開発者が初期のインタビューで「走ることが楽しいゲーム」って行っている通り走らせているだけで楽しいレースゲームになっているのであります。

音楽も様々な楽曲が収録されていたりそれぞれの土地のラジオをモチーフにした放送を流すことが出来たりとか、あとコースでトンネルに入ったりするとラジオの音声が途切れたりとか凝った部分が多いのです。

今あらためて画像を見ると流石に10年以上前のゲームだけあってグラフィックに粗い部分もみえるけれど当時のゲーム機で再現された都市はまだまだ魅力的に見えるし、開発会社の技術力の高さを感じられるゲームなのです。

本作のコンセプトを継承してXboxやXbox360で開発されたのがプロジェクトゴッサムシリーズです、PGRシリーズはハードウェアの性能向上もありグラフィック面では大幅にパワーアップしていますがMetropolis Street Racerとは少し違った感じになっていて正当な後継作とは違う訳なんですね。

ただ、残念ながら本作を開発したBizarre Creationsは今週末で閉鎖されてしまうのでした、寂しいですね。