Sonic Unleashed(邦題:ソニックワールドアドベンチャー)「超音速アクション」
ソニックシリーズのキモと言ったらやっぱり「超音速アクション」だと言う事でしょうね、過去のシリーズでも様々な形(チームアクションとか、武器を使用したアクションとか)はあるけれどその本質的な部分ではスピード感を重視したアクションゲームでしたから。
今回のSonic Unleashedでは昼と夜の二つの顔を持つソニックです、そんなソニックの昼の顔はお馴染みの超音速アクションになるんですね。
ドリームキャストで発売された「ソニックアドベンチャー」以降の据え置きゲーム機で発売されたソニックシリーズは基本的にソニックの後方からみた視点で奥の方へ突っ走る形でゲームが展開されています。
これはゲームが常にハイスピードで展開する為にレースゲームの様に常に進行方向が見える形にする意図もあるでしょうが次世代機と言う事でプレイヤーに立体空間を感じさせる思いが強かったのもあると思います。
今回の高速アクションとして最大の変更点はゲーム中の視点がソニックの後方からの視点と横からの視点と状況に応じて切り替わりながら進んで行く事が上げられます、後方からの視点では広い道を駆け抜けていって横からの視点ではトラップや宙に浮いた足場を飛び越えていったり。
ステージ中にあるリングを取ると敵の攻撃を防ぐことが出来るようになる以外に「リングエネルギー」が溜まっていってそれがある状態で特定のボタンを押すとブーストで急加速が出来ます、
ブースト時は基本的に無敵で一気に敵を倒していったり障害物を破壊したり時には水の上を駆け抜けていったり出来ます、時には勢い余って落下していったりするので気をつけて使う必要がありますよ。
ゲーム中ではその時の基本的に最善な動作がボタン表示で出てくるので自然と操作を覚えていくことができます、勿論ヒントメッセージの形で挿入されるパターンもありますがそれはヒントを得られるポイントに触れた場合のみ表示されるのでゲームのテンポを妨げる事は無いはず。
ただ、コントローラーのボタン配置がいまいちよく分かっていない場合とかはどのボタンが何処にあるのか分からなくてちょっと戸惑う場合もあり。
ハイスピードで展開している中で↑のように画面に連続したボタンを示すパターンがあります、これはボタン表示の下にあるゲージが無くなる前に示されたボタンを順番に押す事を示しているんですね。
そんな連続したボタン操作に成功した場合は近道やアイテムなどがあるルートに進むことが出来てステージのクリアー成績に好影響を与える事になります、ボタンを押すタイミングはシビアすぎず簡単すぎない絶妙なタイミングになっているのが憎たらしいw
連続したボタン操作に失敗すると良いルートを通ることが出来ないんです、それでも遠回りやアイテムのないルートに進む羽目になるならまだ良いのですがステージが進むと失敗→死亡ってパターンが増えてくるのがちょっと辛い所ですね、仕方がないのでボタン配置をしっかりと覚えたり何度もプレイしてタイミングを覚えるのが最良ですが。
その代わりに成功した場合の気持ちよさは抜群です、ソニックさんも「気持ちいいぜ」って言ってくれますよ。
で、超音速アクションはゴール地点まで駆け抜ければクリアーになります、一つのステージで初めのうちは10分とか時間が平気でかかるのですが何度もプレイしてステージを覚えて進めるようになると段々とクリアータイムが短くなっていってそれが更に楽しくなってくるんですね。
今回の超音速アクションはグラフィックの綺麗さが注目を浴びることが多いのですがゲーム自体も過去のシリーズ以上にハイスピードで駆け抜けるのにゲームとして破綻していなかったり全体的なテンポが良かったりして凄く楽しめるんです、
一見すると操作が難しく見えるかも知れませんがすぐに慣れることが出来ますし超音速でも案外ついて行けるんです。
ただ、ちょっとしたミスがすぐ死亡に繋がる構成のステージが結構多いのが厳しいと言うか、中々に手応えがありますよ、何度も死んでステージを覚えて突破出来たときが気持ち良いのですが。