3Dプリンタで作ったものの内、2020年から使い続けているお気に入りのものを紹介します。
経緯:
部屋の壁に給気口がありますが ①コバエのような小さい虫が入ってくる。②冬は冷気が入って、給気口のそばにいると寒い。 という問題があります。
そこで、2017年に、市販の「フィルタレット 給気口用セット」というものを買いましたが、これはこれで問題(穴が小さい。フィルタ交換がやりにくい など)があり、使うのをやめました。
DIYでプラスチックや紙を組み合わせて自作してみても、不便&不格好で、解決しませんでした。
2020年にXYZ製ダヴィンチ という、安めの3Dプリンタを購入。CADは無料の DesignSpark Mechanical をパソコンにインストールして、Youtubeなどで使い方を学びました。
そして考えた通りのものが形にできるようになり、できたのが、これらの部品。
左から、ベース、リング、カバー と呼んでいます。
リングの内径は、ベース円筒部の外径と近い寸法です。
ベースとリングは厚さ2mmと丈夫に。カバーは1mmで軽量にしています。
組み立て:ベースを、給気口に両面テープで貼ります。
使い捨てのフィルタを、リングで留めます。
カバーを引っ掛けます。完成。
特長:
①フィルタにより、虫・ゴミが室内に入るのを防ぐ。
(1ヶ月でフィルタが真っ黒になります)
②フィルタ交換が簡単。
カバーとリングを外し、古いフィルタを捨てる。新しいフィルタをリングで留め、カバーを付けるだけ。
フィルタは、円形でなく、四角でOK。
③カバーにより、黒くなったフィルタを見えなくする(汚いものを視界に入れない)。
④カバーにより風向きを変えて、冷気が人に直撃するのを防ぐ。
カバーの設計について:
カバーは複雑な曲面ですが、CADソフトの「ブレンド」機能で簡単にできました。
ブレンドの説明用に、丸いリングと四角い枠を用意しました。これから、丸と四角をつなげる曲面を作ってみます。
どの面とどの面をつなげたいか、を選択します。(Ctrlを押しながらクリックで、複数選択。)
「フィル」の右にある、ブレンドボタンをクリックすると、半透明の曲面が一瞬で出ます。これで確定してよければ、左の「完了」をクリックします。
「完了」すると、不透明になります。