夏が終わる。
影が伸びて。
金木犀の香りを感じて。
雲の形が変わっていって。
秋がくるよ。
2019年の夏のいろいろ。
水曜日。
待ち合わせて娘と「天気の子」
雨がとてもとてもきれいだった。
雨の降るそのシーンをずっと見ていたかったくらい。
虫かごを外すと夏を感じるお料理。
趣のあるお蕎麦屋さんの入り口。
これから少しずつ鎌倉を見て歩こうかな。
台風前日の猛暑日の江ノ島へ。
海辺は息苦しいほどの暑さ。
シャツの色が変わるほどがんばって山頂へ。
なのにテラスに座るテラスバカ。
けれど時折吹く風が甘露のように身体を潤してくれる。
台風が過ぎた朝。
2時間待ってバス一本も来ず。
ようやく動き出した電車。
駅の改札の遥か手前、
36度超えの暑さのなかの人・人・人。
いつもの10倍、5時間かかってやっと会社に着く。
遊園地の売店の店員さん。
今年のこの暑さの中、よく頑張りました。
初めてのお給料日の日。
わたしに、と。
なにを選んでいいかわからず、
わたしの姉にLINEで相談したそう。
かわいいお弁当バッグ。
ありがとうでは言い表せませんでした。
毎日これにお弁当を入れていきます。
宝物です。
娘の発達障害の疑いがあってから、
わたしのなかでもいろんな思い、葛藤、間違い、涙。
もうぐちゃぐちゃでした。
できないことへの焦り。
通じないことへの悲しみ。
今日は笑っていられても、
明日は感情が爆発してしまうような。
どうしたら良いのかわからない日が延々続きました。
あるとき、ある人に言われました。
これ以上なにを望むの?
頑張って行きたい高校へ入学できた。
部活もがんばってる。
お家の手伝いもしてくれてるんでしょ?
もうじゅうぶんじゃないの。
あとは、本人が気づけばいいんだよ。
いつかはちゃんとできるから大丈夫だよ。
なにも心配することなんてない。
望みすぎだよ。
頭を殴られたような気がした。
娘の良いところを見てあげられていなかった。
できないことばかりに目がいってた。
恥ずかしかった。
でも自分の至らなさを、
この恥ずかしさを認めなければ、
前に進めないと思った。
娘に誤りました。
こんなに頑張っているんだもん。
もうじゅうぶんだよ。
ありがとう、と。
いま以前よりかなり穏やかでいられています。
でもこれからもきっと、いろんな壁、
いろんな思いがあるのでしょう。
でも子育てはみなあること。
発達障害でもそうでなくても。
自分の子供を理解し信じること。
ただそれだけ。
そう思ったら少し、楽になれた気がしました。
きっとまた泣いたり苦しかったりもすると思うけれど、
でもそしたらこのブログを読み返そう。
少し成長できたような気がした夏の終り。