太陽が出るともう初夏のよう。
日向にいると汗ばむくらい。
冬は終わっちゃったんだな。
右胸にしこりを見つけたのは、
5年前の5月でした。
6月に検査。
7月に告知。
8月に手術。
9月に放射線。
そして、10月に抗がん剤。
乳がんになってから、
夏を感じさせるようなこの季節のはじめは、
少しナーバスになるようになりました。
なんだかすごく、思い出してしまうから。
ここからスタートしたんだ、みたいな、
人生のなかで起こる悪いことの全てが一気にきたような、
あの数ヶ月、半年を、
ガーッとこの時期に思い出すのです。
普段は忘れていられることが多いだけに、
なんだかこの時期は少々キツい。
毎日毎日しこりを触って、
お願いだから明日には消えててと願った日々に、
わーっと気持ちが戻るようで。
いまは気持ちが少し落ちているせいで、
こんなことを思い出してはいるけれど、
でももう、
わたしは自分ががん患者だとは思ってはいないよ。
がんを経験したことがある、ということだけ。
だから、それを言い訳にしない。
ただ、それでも時折、
過去になったはずの思いや、
大切な人たちの顔が浮かんで、
涙がこぼれることもあって、
得体のしれない悲しみのようなものに包まれることがあって。
はあ、今日は何が書きたいのかよくわからん。
早くどんよりの毎日から抜け出したいです。
だって、人生は、生きてることは素晴らしいんだからね!
メール、メッセージ、返事が遅れていてごめんなさい。
書くね、ありがとう。