あめちゃん。
今朝、虹の橋を渡りました。
我が家にくるはずだったあめちゃん。
2匹目の猫を飼おう、
どこかでそういう願いはいつもあったのだけれど、
いつか、縁があって、
ちゃんと出会えるような気がして、
積極的には探してはこなかった。
あめちゃんは、
雨の降る日に、
義母が保護した捨て猫だった。
生後2日くらい。
まだへその緒がついたままで、
雨に濡れながら、
草むらで泣き続けていたそう。
雨の日に見つかったから、
あめちゃん。
娘がつけた。
我が家が引き取るまで、
あめちゃんがもう少し大きくなるまで、
何匹も赤ちゃんから、
猫を育てた経験がある、
義母がみてくれることになった。
あめちゃんを迎え入れる準備をしながら、
Kっちゃんとうまくやっていけるだろうか、
という不安はあったけれど、
嬉しさのほうがずっとずっと大きくて、
毎日義母と連絡を取り、
今日はこれだけミルクを飲んだ、
目が開いた、と、
みんなで楽しみで仕方がなかった。
それなのに。
電話の向こうで、
義母も泣いていた。
一度お世話に行った娘も。
写真や動画だけでしか、
あめちゃんと会っていなかったわたしも、
こんな思いになるのかと、
驚くほど悲しかった。
娘が初めて経験するお別れだと気付き、
頭をなでながら、
話をした。
かわいいだけじゃ済まないこと。
Kっちゃんも、
年を取り、肉が落ち身体も弱り、
いまのように動くことができなくなり、
いつかは天に召されること。
悲しいけれど、
あめちゃんはがんばったんだということ。
がんばって生きたんだ、と。
だから、
おつかれさまと思おう、と。
あめちゃん。
短い間だったけれど、
あめちゃんは、家族だったよ。
生まれ変わったら、
今度こそ、
ちゃんとうちの子になるんだよ。
今日も雨でした。