放射線治療2回目。
告知を受け入院・手術をした病院に放射線科がないため、いまはホームを出て、アウェイに遠征中。
照射2回目だけれど、今日は週に一度の診察日でもある。
昨日書いた、イヤなこと、というのは、
放射線科の医師の、医師として、人としてどうなの?と思うことがいくつもあったから。
初回の診察、位置決めの際、20分程説明を受けた中で、
「今日は時間がないんだからさ」
「そういうことは、**先生(ホームの乳腺外科医)に聞いたら?」
「いまそれ聞いてどうするの?そんなこといま聞くことじゃないでしょ」
とにかく「俺の話を聞け」という俺様医師に思えた。
いくつか質問したその内容も、全て放射線に関係することで、けして関係ないことは尋ねていない。
もうイヤだ、こりゃ駄目だ、目の前の医師に対する感情のシャッターが閉まってしまった。
そんなわたしの顔を文字通り間近でのぞき込んで、「大丈夫ぅ~?」などと言われ、『イヤだ度』がピークに達した。
看護師さんが助け船なのか、診察室の外に連れ出してくれ、話をする。
「今日の先生はなんだか...時間がなくて...っていうか...大丈夫ですか...ごめんなさい」
涙目でそれを聞きながら、大変ですね、看護師さんも、などと思う。
ああ全く、なんて病院なんだろ、さすが『官』だ
ごめんなさい、「官」全ての先生がそうだ、というわけではけしてありません。
でもこの病院で受ける、と決める。
詳細は昨日書いたとおり。
毎日接するのは技師さんのみ。
医師とは週1回の診察のみ。
25回のうち、5回だけ我慢すればいいのだ!
と思ったら、もう今日早々と診察日になってしまった
いーやーだー
呼ばれて診察室に入るも、イヤ過ぎて目が合わせられない。
喉元の辺りを見て、「はい」と「いいえ」を能面のような顔で繰り返す。
体調を尋ねた後、医師が言う。
「この間は急かしちゃったり、なんだかごめんねぇ、今日時間大丈夫ならちょっと説明するよ」
詫び入りました
先日わたしが質問したいくつかの事柄について、丁寧な説明が始まる。
それはありがたく聞いた。
ええ、能面で
医師も人間だ。
イライラすることも、やんなっちゃうこともあるだろう。
でも、人間性を兼ね備えてこその医師ではないのか。
そんなことを考えながら話を聞いていたら、疲れてしまった。
わたしは今まで、誰かを嫌いになったことがない。
もちろん、うへえ!と思うようなことはあったけれど、
好きじゃない人に負のエネルギーを持つことすら面倒だし、
好きじゃない人の為に、自分の中に憎しみとかマイナスの思いを入れるのももったいない。
誰かを嫌いになったり憎んだりすることで、自分の中のエネルギーが消耗するのがイヤだ。
好きじゃないからこそ、いいところをなんとか探せば、「キライ」が薄まって「普通」くらいにはなる(笑)
毎日毎日通うのに、「ケッ、ヤな医師だよ、ふんっ」なんて、来るたびに思ってたら、それこそ病気になりそうだ
なんだか気を使ってくれているようですし。
何より、能面で話を聞いているのにも疲れた。
と、初めて目を合わせたその時、
「あ、機嫌直ったぁ?」
やっぱりまだ無理っ
というわけで、今日の頑張ったご褒美
モンブラーン
小さな秋がきたよ~。
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