画像編集をする訳ですが、絵を描くのはどちらかというと下手な部類です。でも編集する訳なので一から書かないので問題はありません。元絵をいじるだけなので、面白い絵がありさえすれば十分です。
私が使ってる画像編集ソフトはKritaです。最近はメジャーじゃなさそうな感じですが、高性能なので重宝してます。ただし、致命的なバグや欠点があるので、そこを許せないと全く使えないソフトです。
ちなみに昔はPhotoshopを使ってました。
致命的なバグ(仕様?)・其の1 ぼかしの概念が悪いです
画像編集ソフトでぼかしに不都合があるのはかなり厄介です。ぼかしでまとめてますが色々と厄介なことが複合して泥沼な気がします。なのでこういう仕様とあきらめて使うしかないです。考え方がまずい気がします。絶対値と相対値がごちゃ混ぜです。100%や1pxは絶対値のはずなんですけどね・・・これが相対値なんですよ。もちろん2倍筆があれば1pxの設定で2px塗ってもいいんですけどね。
原因の其の1 100%で塗らない
もちろん「100%で塗れ」という設定はあるのですが、「100%で塗れ」の結果が75%になっているとかだと、じゃ100%で塗る方法は?って聞きたくなる。何度か塗れば100%になるけど、他がぼけなくなる・・・ダメじゃん!
更に言えば、256段階で塗ってくれよと言いたい。
原因其の2 1pxもしくは指定のピクセルで塗れない
ラインツールを屈指する私にとって致命的なんですが、1.00pxと設定しても1つを除いてその他全部が1より大きいか、小さく塗っちゃいます。何の為の単位なの?って感じです。
特に1pxの稜線が書けないのが非常に困ってます。稜線は塗らない割に周りを塗っちゃいます。2pxなら塗れる?それも甘いです。
ちなみに1つの筆は1pxで塗れる代わりにぼけません。そう、100%塗れる筆はドット絵用です。
1pxの設定だと筆の形が変えられないのは分かるんですが、そりゃ変わらないで当然じゃないの?切り捨てる部分はザックリ切り捨てて1pxを塗って欲しい。
最近のソフトは0.01単位の筆が流行りのようですが、使い分けらるの?表現できるのは1単位なのにねぇ~ 違いは出るのは分かるけどね。やりすぎじゃねぇ?
私にとってこの筆の仕様は、1秒間で時速300Km/hまで加速するけど、止まるまでに10分かかる車のように思える仕様です(軽四輪に衛星を上げるメインロケットエンジンが搭載されてるイメージ。車輪は凹みシャーシを引きずって動く感じなのにブレーキは付いてる・・・)。
PCで言えば1000ミリ秒なので操作できるでしょ?って理屈みたいね。ただ、止まらない(操作できない)のは困るでしょ。
原因其の3 0.5pxズレた線の処理がぬるい
ドット絵を描く場合以外は1pxから外れた線を引くことはかなりの頻度であります。むしろ合わせる方が稀だと思います。このズレた線の処理が悪いです。これも筆と濃度がグダグダなのでそこを引きずってしまう部分だと思います。
致命的なバグ・其の2 ラインツールで座標がズレる
座標(10,10)から座標(20,10)に横線を引くと・・・修正されてた。今はちゃんと描くようですね。以前は(10,11)~(20,11)に線を引いていた記憶があります。
また、微妙な位置も表現できませんでしたが、こちらも修正されている模様です。
致命的な欠点 選択ツールが使えない
ブラシの最大は10,000.00px(恐らく直径)なんですが、選択ツールの範囲は100%です。1万倍も違うわけですが、RGB各256段階で、アルファチャンネルも256段階です。4,294,967,296(約43億)段階あるのに100%で選択すると結構似た色は抜けません。この前試したGIMPの方が同じ100%でも高性能な気がしました。
私は4K画像より大きな絵を扱わないので筆が大きすぎるので困ります。筆の桁から考えると、選択範囲も1024(もしくは1000)段階にして欲しいですねぇ
何故に選択ツールにこだわるかですが、差分ファイルからのデータ切り抜きがうまくいかないからです。選択ツールが高性能なら画像に色調反転で簡単に選択できるんですよね~。それを自動選択ツールでやるともう時間がかかりまくりです。
致命的な欠点 アクティブがどれか分からない
何個もファイルが開けるのですが、どれが開いているかは見た目では分かりません。なので閉じると必要な物を間違って消すリスクがかなり高くなります。特にコピペで仮に作った未保存画像は同名でややこしいです。
カレントレイヤーはちゃんと色分けするのですが、ほとんどの物で色分けしません。また、スクロールバーなどのデザインもかなり見難い色分けになってます。
致命的な欠点 スタンプツールがない
スタンプツールの代わりに画像補完ツールがあるのですが・・・2D画像には向いてません。また、Photoshopではアルファチャンネルをつぶすために同じヘックスをスタンプで塗ってましたが、アルファチャンネルをつぶす他の方法も内包されてない模様です。この残留したアルファチャンネルが厄介で、探せないのに消せない場合もあって困ってます。
また、CAD的に言って配列複写のような使い方もできないのも困ってます。
アルファチャンネルはかなりの曲者です。コピペで自動的に作られた分(アンチエイリアシングが有効な場合)は、消しにくく残留しやすいです。
対策として切り抜き時は全てのツールでアンチエイリアシングをオフにしてます
使えそうで使えないAnimationモード
これを見てこのソフトにたどり着いたんですが、パラパラ漫画の様に描くには使えそうですが、私が作るレイヤーを移動・回転・拡大縮小を屈指するアニメには不向きです。移動・回転などをするたびに画像を作る模様で、元データも残らないので劣化しまくりです。このモードのコピペが微妙に使い勝手が悪いのも使えません。
更に言えば、深度(HTML的に言えばz-index)が使えないのでグループでまとめた塊が裏に行ったり表に出てきたりで使えません。塊を崩すと手間が2倍3倍に増えてしまいます。手間が増えるとミスが増え更にバグります(私がね)。
私の嫌いな仕様 筆の概念が薄い
まとめてツールとして考えてるのでしょうが、筆(ブラシ)・ライン・消しゴムがごちゃ混ぜです。
メリットはエアブラシで消しゴムを使ったり出来る点です。
デメリットは消しゴムがショートカットで利用しにくいです。書いて消すを繰り返す私は結構不自由してます。ショートカット自体は使えるのですが、挙動がおかしい気がして使わなくなりました(その分速度が落ちる気が・・・)。
また、フリーハンド(筆塗り)と直線ツール(ライン)を変更すると、別々の設定にする仕様があるようです。同じ“筆”を持ってる概念はない模様です(もちろん同じ筆を持ってるんですけどね)。
ここまで文句を書きつつ使い続けているのは、使い勝手自体はそれなりに良い方だと思っているからでしょうかね。
また、ボケない部分はやり方を変えてぼかし、塗らないなら塗って消すもしくは上塗りする、など対策が全くないほどではないと思ってます。もちろん手間が増えます。
4Kモニタを使うので多少なりとも文字などの大きさが変わらないと使い勝手が悪くなります。この辺りも多少は手を加えられるのでありがたいです。
ただ、Windows自体が4Kを軽視してる気がします。使えないのはこっちかもね。