経済誌の記者に、Habitatについての意見を聞いてみると、
「革新的なサービスを提供するベンチャー企業は、生存率が創業から5年後で15%と
いわれる厳しさで、上場する確率は0.1%以下。
かなり資金力がないと、小規模のスタートアップでは厳しい展開になることが多いので、
どれだけ代表者の能力やアイデアがあっても成功するとは限らず、
難しい挑戦になりやすい」とした。
志の高い若者による、大きな夢を持ったチャレンジは称賛したいが、
現実問題として失敗するリスクも小さくはない。
それを思えば北村さんには、たとえ失敗しても、何度でも再チャレンジして、
成功までのキャリアにしてほしかったが、
彼のスマートなプレゼンテーションは永遠に失われてしまった。
その夢を支えた妻の小島さんや、彼を応援していた
人々の心痛も計り知れない。