関西の大学病院の循環器内科の医師が、心筋細胞の
再生医療に、取り組んでいたいたとき、
「いま、ips細胞と、申請書に記載しないと、
国から、研究費が出ない。」
「発がんの問題で、
実用化は、全く、見えないのに。」
といった発言は、
いまも、鮮明に、覚えています。
これは、培養した、心筋細胞の骨格写真なんですが、
ips細胞、ES細胞も、
再生医療を目的とした、
組織化には、
最初に、
細胞を、心筋、肝細胞、血管など、目的とする細胞に、
①分化、
②そして、組織化、増殖を試みています。
再生医療の、臨床応用を考えている医師は、
①細胞を、生体の外、シャーレで培養した時点で、
発がんが、発生していて、
②組織化の段階で、がん組織化する、
これは、
10年前から、認識されて、
それでも覚悟、患者さんの、同意を得て、
病院内での、倫理委員会の承諾を得て、
どの組織になるのか、わからないけど、
患者さんの静脈に、
ES細胞を注射する、
生体内で、目的の組織に分化させて、
がん化を、防ぎたい!
心筋梗塞の場合、目的は、心筋細胞なのに、
血管になるリスクは、認識したうえで、
やっています。
最初の頃は、成功例が、報道されていましたが、
リスクの問題?
予後も課題?
医療保障の問題?
現在、積極的には、行われていないようです。
抗がん剤にも、副作用のリスクは大きいし、
私個人としては、
国の研究費、そして、
こうした課題を、
知る、議論する必要があるかな、
と考えています。
おわり。