(過去のことをさかのぼって書いています)


2025年3月12日

外来の翌日。病院から着信。出ると主治医I先生だった。「外来を早めたいと思ってお電話しました。明日か明後日来れますか…?」

翌日はどうしても仕事の調整ができなかったため、翌々日に行くことにした。

このタイミングで電話がかかってきたということは…。そういうことかもしれないと思った。



3月14日

午前中は仕事をして、午後から外来へ。

待合室には誰もいなかった。

産婦人科の外来は基本的に午前中で、午後は手術の先生が多い。静かだし、時間も取れるから、あえてこの時間帯にしてくれたのかもしれないと思った。

心臓のバクバクに耐えながら1人で待っていると、I先生が診察室から出てきて直接呼んでくれた。普段はアナウンスで呼ばれて入るので、先生の優しさだったのだと思う。


診察に入ると、不思議と落ち着いた。

腹を括ったのかもしれない。

I先生はいつも通り穏やかに話しをしてくれた。

「CTの結果、再発がわかりました。多発肺転移です。12月には無かったものです。今月中には抗がん剤を始めた方が良いと思います。」

覚悟はしていたけど、ショックは大きかった。経過観察初回で再発。タチの悪い病気だなと思った。


経過観察中、検査のたびにドキドキするという話を聞いていたが、今回の私はまったく感じていなかった。さすがに1回目で何か見つかることはないだろうと決めつけていた。

I先生から電話がかかってきた時も、出る前は「え、何だろ?昨日会えなかったからわざわざ電話くれた?」くらいだった。

予想外の展開すぎて頭が回らなかった。


3月15日

I先生の話はよくわかったけど、K病院T先生にも一応確認を取っておきたいと思った。

朝一でT先生に電話をかけた。

前日の診察室での話しを伝えると「できれば手術がしたい。肉腫は基本的に抗がん剤は効かないから。データが揃ったらすぐにオンラインで話しましょう。」とのことだった。



3月18日

地元病院でデータの受け取り。K病院に速達で送った。



3月21日

朝一でK病院のオンライン診療。

T先生は事前にデータを見てくれていた。そして、開口一番、地元病院の提案通りに抗がん剤をやるのがベストだと告げた。現時点では手術適応外。


<手術の適応条件>

①腫瘍の数が6個以下

②腫瘍の大きさが18mm以下

③原発の手術から2年以上経過

④免疫が落ちてない

(好中球とリンパ球の比)


私は②しかクリアできておらず、手術適応外となった。

抗がん剤はドキソルビシン単剤かDG(ドセタキセル+ゲムシタビン)の2択。地元病院からはDGを提案されており、T先生もそれで良いと言ってくれた。2人の先生が同じ見解だったのは、とても安心した。あとはやるだけ。


午後からは地元病院へ。

T先生と話した内容をI先生に報告し、薬剤師さんから抗がん剤の説明をしてもらった。外来化学療法室を案内され、看護師さんから抗がん剤投与の流れを説明してもらった。

3月中は予定が詰まっていたため、I先生とも相談の上、4月4日から化学療法を始めることにした。



気持ちのいい春の陽気の中、再発はやってきた。