どうもC150です。 すっかりご無沙汰してしまいました。

いきなりですが、最近困っています。 何がかというと、ずばり「今後どうするか」。 誤解しないでくださいね、ブログのテーマでもありますように、あくまでプロパイロットになることがゴールであり、その目標は失っていません。

今の仕事上、若者に進路指導する機会があります。 必ず聞く質問はただ一つ:

「将来の目標は?」

僕には胸を張って言える目標があります。

「プロパイロットになることです。」

これは子供のころからの目標で、かれこれ20年以上も同じ目標を持っています。 大学も、留学も、今の仕事も、すべて将来につながるという理由で選んでいます。

でも。

最近の若者は(ふ、古い言い方・・・)、目標がない。 あっても「夢」であって「目標」ではない。

僕のなかで、「夢」はかなう、かなわないに関わらない究極のアイディアだと思っています。 一方、「目標」はかなえることができる「現実」だと思っています。

さて、またいつものようにトピックからそれちゃいました。 話を元に戻します。

今の悩みは、これからどうするか。 幸い語学は堪能な方なので、行き先は英語圏を考えています。 ただ、チョイスがありすぎるのです。

A アメリカに行く。
B カナダに行く。
C その他に行く。

どれがいいでしょう? 難しい。 

Aを選ぶと、必然的に「9・11」の煽りを受けながら将来に突き進むことになります。 これは非常に残念なことです。 アメリカには第二の家族とも言える友人がいますし、アメリカ生活の経験もあるので、特に問題なく生活できる自信があります。 でも、ビザ取得は困難になっているし、日本国内でのアメリカ免許に対する印象はよくない。 訓練の質も決して高くはないと聞く。 将来はやや暗いか?

Bを選ぶと、カナダでの生活を再開することになります。 そこで困るのは、「物」がないこと。 欲しいものがあっても、なかなか売っていない。 アメリカならovernightで注文できても、カナダの郵便事情は良くない。 生活の水準も決してアメリカほど高くはない(っと、個人的に感じる)。 また、友人と呼べる人がいない。 

Cはどこ?

逆に良い点を考えると、

Aはやっぱり住みやすい。 慣れがある。 簡単に免許が取れる。 やっぱりそこは自由な国アメリカ。

Bは物価が安い。 フライトトレーニングも安い。 訓練の質が高いとよく言われる。 将来働くことができる可能性がある。


う~ん。 難しい。 とにかく難しい。

今の段階では、とりあえず今の仕事を退職したあと、1~2ヶ月の休暇をとり体を休めながら、どこに行くかの最終決定をしようと思っています。 なにかいい案があれば、ぜひ教えてください。

では今日はここまで。 次回はもっとビジネス的なところをお話しようと思います。
さて、前回はfam flightについてお話しました。 実は、僕は2回fam flightをしたことがあります。 

1回目はバンクーバーにて。 初めてカナダに行き、そこでのfam flightでした。 その当時はフライトスクールをどこにしようかを決めるために、いろんなフライトスクールにメールしたり、そのうちのいくつかには実際に足を運びました。 

最初のフライトスクールには日本人インストラクターがいましたので、彼についてフライトしました。 彼はまだ若いインストラクターで、非常に興味深い経歴の持ち主でした。 ですが、なにかが「浅い」んですね。

次のfam flightは今回お話したSaskatoonでのフライトです。 パイロットはCec。 生まれてこの方飛行機を飛ばすことだけに命をかけてきた男です。 彼とのフライトは「安心」の二文字がついてきました。 なにかあってもなんとかなる。 そんないわば「保険」のようなものです。

そこで思いました、バンクーバーの日本人インストラクターにないものが。 

ずばり。 「経験」です。

パイロットの世界は、学歴や経歴がものをいうものではありません(経歴は少し関係あるか・・・)。 すべてはflight hour。 つまり、飛行時間数が人(パイロット)を計るものさしになるわけです。

ある日、Cecとのトレーニングになったとき、機長はCec、副操縦士が僕という形でのフライトになりました。 着陸時には、滑走路に横向きの風(side windといいます)が強く吹いていました。 そのまままっすぐ機体を滑走路の中心線にそろえると、当然のことながら風下に機体は少しずつずれてしまうわけです。 そのうち滑走路からははずれてしまいます。 そのため、"crab"というテクニックを使います。

crabとは? 日本語ではカニになります。 そう、横にしかあるけない、あのカニです。

どうしてカニというかというと、カニのように、横向きに機体を少しむけ、そのまま横向きにすべりながら、でも風の力が逆に押し返すから、結局はまっすぐ飛ぶということになります。 わかりますか?

話は戻りますが、Cecは横風がものすごく強く吹き、ときおり暴風が吹き付けるような中でも、あたかも風なんか吹いていないかのように美しく飛行機を着陸させることができました。

飛行機の操縦で一番難しいと個人的に思うのは、

「着陸=landing」

です。 離陸はいったん空中に上がってしまえばなんとでもなりますし、空中でもそれなりになんとかなります。 でも着陸は空中から地上に戻る作業ですから、とても難しいのです。

経験だけは、お金では買えません。 今すぐ上達するようなものでもありません。 ただ、今からでもできることは、経験のある、正しい飛行を教えることができるパイロットのもとで訓練することです。

僕は飛行時間数万時間のCecのもとで訓練できたことを感謝しています。 これはバンクーバーのフライトスクールででも、アメリカのフライトスクールででも、他のどこででも経験できなかったかもしれない機長な経験になりました。

いいフライトスクールは、設備でもなく、訓練費でもない。 とどのつまり、教員パイロットんお経験です。

ちなみにCecのフライトスクールはground schoolはただですし、機体レンタルも他のスクールよりもはるかにreasonableでした。 

みなさんもいいフライトスクールを選んでくださいね。
さて、いよいよトレーニングについて。

まず初日。 フライトスクールに初通学。 自転車で雪のなか初めての道を40分近くかけて登校。 「登校」とはいっても、日本の自動車学校のような感覚なので、決まった時間にいくわけじゃない。

まずは校長兼インストラクターのCecに会う。 おじいちゃん(笑)。 でも、この人はすごいことが判明。 パイロットはみな飛行時間と飛行経路、飛行パターンを記録するlogbookを持っているのですが、Cecはたしか、飛行時間2万時間、さらにログブックを2冊紛失していてこの飛行時間なんだそう。 ちなみに、日本の航空自衛隊上がりで、全日空や日本航空の「ベテラン」パイロットですら、多くて1万時間ちょっとくらいです。 航空自衛隊のパイロットでは総飛行時間400時間で戦闘機を飛ばしているひともいるくらいですから、Cecのすごさがわかってもらえるでしょうか。

さて、初日。 まずは、

「ちょっとのってみるか?」 (Cec)
「あ、はい」 (僕)
「じゃ、飛行機のところに行こう:(Cec)
「あ、はい、じゃ」(僕)

ってな感じでスタート。 当日たまたま商業用ライセンスのための訓練を行っているカナダ人(若い男)がいたので、彼の訓練機に同乗させてもらった。 Touch and Goをひたすら1時間繰り返す訓練。 ちなみにTouch and Goとは、

Touch and Go: 離陸、旋回、着陸、離陸、旋回、着陸・・・・・を繰り返すこと。

離陸チェック、離陸後車輪を格納、500ftを超えたところで右旋回、滑走路と平行に高度1000ftで飛行、無線でTouch and Goであることをつげ、右旋回、スピード減速、車輪を出してフラップをのばし、さらに右にファイナルターン、滑走路とまっすぐにしてフワッと着陸。 ブレーキは使わずすぐにフラップを格納、DG(Directional Gyro 方向磁針)をセットしなおし、フルスロットル。 そのまままた離陸。

この作業を数分間の間にこなすんです。 正直、この訓練生は「す、すごい!」って思いました。 だって、彼は年こそ若い者の、立派なパイロットだったからです。 

パイロットってことばは、旅客機を飛ばす人のための言葉ではありません。 飛行機乗りは全員パイロットです。 

そして次の日。 ようやく自分の番。 今度はCessna150型機に乗り込みます。(上の話はパイパーチェロキーPA28型機でした)。 

飛行機はアメリカの車のように、運転席は左側です。 ただ、左がパイロット(機長)、右がコ・パイロット(副操縦士)となっています。 それぞれに操縦桿(ヨーク)がありますが、これは両方が同じ動きをします。 機長が右に操縦桿をひねれば、副操縦士の操縦桿も右に曲がります。 操縦桿は右・左に曲げるとエレロンが動きます。 エレロンが動くと、機体が右・左にひねられます。 また、ヨークを押す・引くとエレベーターが動きます。 これによって機首が上・下に向きます。

cockpit



普通はこれだけと思う人がほとんどです。



しか~~し!!


飛行機にはもう一つ装置がついています。 それがラダー(操縦舵)です。 ラダーを使うと、機首が右・左に向きます。 エレロンは機首・機尾を軸として右・左に回転しますが、ラダーを使うと飛行機を真上から見て、機体を貫く形で軸をさして、その軸を中心に左右に動くのです。 ま、ほとんど使うことはないんですがね。

さて、マニアックになってきましたが、理解してもらうためには、一度遊覧飛行に参加されることをお勧めします(笑)。 「パイロットになろう!」などのゲームでもある程度はこの動きを理解できると思います。

さて話は元にもどり、訓練一日目。 これはいわゆるfam flightで終わりました。 fam、つまりfamiliarization。 慣れるっていうことですね。 まずは飛行機になれることが重要です。 ここでまず驚きがあります。

「け、計器の針って、結構アナログな動き! 針がよく揺れて、どこを指しているのかわかりにくい」

フライトシミュレーターをやっていた人はこれに驚かされるはず。 針がシミュレーターのようにスムーズには動いてくれません。 カタカタカタカタ。 あっちにいったり、こっちにいったり。 とても見にくいです。


おっと、今日は中途半端ですがここまで。 続きはまたあとで。




ども。 休暇から戻ってきましたので、書き込みをします。

前回までに、Saskatoonに到着したときのこと、自転車を購入したことを書きました。 今日は「生活」についてのこつをふまえて書こうと思います。

「カナダは寒い」というのはみんな知っています。 でも、「ー10度でもウインドブレーカーと長袖Tで十分過ごせる」ことはあまり知られていません。

「ー10度」

この言葉は日本人の耳には、

「極寒」

という言葉として解釈されがちです。 でも必ずしもそうではないんです。 やっぱり湿度が違うからでしょうか。 マイナスであっても、20度くらいまで下がるとさすがに鼻が凍ったりしますが、マイナス10度程度なら、日本の真冬のほうが寒いくらいです。 実際に、日本の冬を経験したカナダ人は、「寒い!」っていっていました。 おかしな話です。

ってなわけで、カナダには防寒着を持って行って欲しいですが、あんまり心配しすぎる必要はないってわけです。


お金については、カナダドルは安いです(CA$1は80円前後でしょうか)。 アメリカに比べて物価は安いように思います。 もちろんSaskatoonでのお話ですよ。 バンクーバーなんかにいったら、日本にいるときよりひどいでしょう。 特に喫煙者には大変でしょうね。 1箱500円とかするときもあります(アメリカの場合)。 ただでさえたばこを吸う人は教養がないとか、低俗とかといって見下す社会ですから、


日本に居るときから禁煙することを勧めます。


あと、留学(勉強だろうが、パイロット留学だろうが)するんであれば、ある程度の娯楽が必要でしょう。 日本みたいには娯楽がありませんから、いかにストレス発散するかが重要なわけです。 ここで、昔の恩師が教えてくれた名言をお教えしましょう。

「外国にいるときは、脳への刺激が日本にいるときよりもはるかに多くなる。 だから、睡眠時間は長く取れ。」

これ、科学的・生物学的に正解なんですね。 なぜって、人間が眠るのは、脳へのインプットを消化するために体を休める(睡眠する)必要があるからです。 赤ちゃんが寝てばっかりなのは、生まれてきたてのころは刺激が多いからです。 「寝る子は育つ」とはまさにこのこと。 

ですから、皆さんも外国ではよく寝てください! あと、ストレス発散のための娯楽を早く見つけてください。 僕の場合はサイクリングがそれでした。 夏のSaskatoonは夜10時くらいまで日が照っています。 ですから、フライトトレーニングは昼から1時間程度で、あとは夜ご飯の買い出しにいったりして、ゆっくりしてから午後5時とか6時からほぼ毎日のようにサイクリングに出かけました。 これは充実でした! 日本では考えられないでしょ、夜からサイクリングだなんて。 時間があって日が長いカナダならではの生活パターンです。 今でもこれが恋しいですね。

夜ご飯はよくパスタを食べました。 パスタはご存じのように炭水化物です。 サイクリングと、毎日の生活にはパスタが最適だと感じました。 価格も手ごろ、カナダ・アメリカなら瓶詰めパスタソースがかなりたくさんありますし。 簡単なんですね。 おすすめのパスタソースはPregoです。



僕が間借りした部屋は一軒家の地下室のスイートでした。 リビングが10畳程度、ベッドルームが8畳程度、キッチンダイニング付き、インターネット無料で月4万円程度でした。 この部屋を選んだのは、家賃、大家さんの人柄、空港までの距離、ショッピングエリアまでの距離等を総合的に考慮しての結果です。 日本のように、「敷金礼金」といったシステムは僕の知る限りはありません。 通常Key Moneyや、Security Depositという形式で、1ヶ月分の家賃を前払いさせられる程度です。 ですから、いい部屋はすぐに借りられてしまうし、環境が悪いところはすぐに人が出て行ってしまうんですね。 そうそう、短期間の留学であれば、家具付きかどうかも重要です。 僕のアパートはfull furnishedでした。 Furnishedというと、家具付きということです。 一人暮らし、留学資金にも限りがある場合は、家具付きのアパートがよいでしょう。

日本では百均がブームですが、カナダ・アメリカにもdollar shopと呼ばれる1ドルでなんでも買えるお店がモールの中にあると思います。 品質は・・・「う~ん」。 昔の百均程度と思ってください。

お金をどう保管するかですが、僕は三井住友銀行の国際キャッシュカードを利用しました。 アメリカ留学のときも、カナダへの航空留学の際も、このカードのおかげでかなりスムーズにお金の出し入れができました。 One's Directというサービスと、国際キャッシュカードがあれば、お金の心配は皆無でした。 おすすめです。

さて、カナダでの生活のスタートについて書きました。 次はパイロットトレーニングについて、だいぶ忘れてしまいましたが思い出しながら書きたいと思います。 そうそう、僕は、

近い将来カナダに戻る予定

です。 ですので、過去のことを回想しつつ、これからの準備も同時に並行して行う予定です。


もしこのブログを見てくださっている人のなかでパイロットに興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひカキコしてください。 きっとお役に立てると思います。

ではSee you!

ども。 今日から少し旅行に行くのですが、時間があるのでブログの続きを書いてから出発しようと思います。 なんて真面目なんだろう・・・・

さて、そもそもどうして外国でパイロットの道を志すことになったのかをお話します。 まず、日本国内は本当にconservativeです。 つまり、金持ち、ある程度の年齢、時間がある人でないとパイロット免許を国内で取るのはかなり困難なわけです。 最近よく、「XX県の山林に小型機が墜落しました。」といったニュースを耳にします。 そのときに亡くなったパイロットの年齢を見ると、50代や60代、そして会社役員だったり、会社社長だったりします。 日本では、飛行機を飛ばすことは金持ちの娯楽といった「あやまった」イメージができてしまっています。 とても残念です。

かたや外国、特に北米では、飛行機を飛ばすことは趣味だけという人がたくさんいます。 車を買うような感覚で小型機を買ったり、home-built(自分で組み立てるキット飛行機セット)を購入したり、数人でセスナ機を買ったり・・・ 本当に「自由な国」です。免許を取る人も比較的若い人が多いです。 50代60代の人はすでに免許保持歴数十年といった、趣味歴が長い人も多いようです。

この違いはなに???

理由はいくつかあります。

まずお金。 これはこのブログの第一回目の記事でも書きましたが、訓練費用が日本では桁外れに高いです。 たとえば、日本国内でセスナ172型機を1時間借りると、およそ4万円から5万円が必要になります。 月収手取りで20万の新人サラリーマンには、1ヶ月一生懸命働いても4時間しか飛行できないんです。 How ridiculous! 本当におかしな話です。 カナダの場合、セスナ172を1時間借りても、ソロ(1人で飛ぶ場合)80カナダドルから100カナダドル程度です。 日本円に換算すると、7000円から9000円程度です。 や、安い!!!! どおりで、高校卒業したてのガキんちょがパイロットスクールに行けちゃうわけです。(これならバイトしながら免許取得は簡単ですからね)。

そして次は、法整備。 日本は法律が厳しすぎます。 たとえば視力。 最近ようやくルールが緩やかにはなりましたが、つい最近まで裸眼視力の制限がありました。 海外であれば、ほとんどの場合はgeneral aviation (趣味程度の飛行)であれば、まず裸眼視力の制限はありません。 実際僕は裸眼視力があまりよくありませんので、結局カナダへ将来の道を求めることになったわけです。

さらには施設整備。 日本にはせっかく素敵な地方空港がいくつもあるのに、それらのほとんどはあまり利用されていません。 着陸料金の問題や、近隣住民との問題など、いろいろ問題があるようですが、積極的にgeneral aviationの道を開拓していけば、きっといい環境になると思います。

最後に心の余裕。 実はこれが一番難しいのかも。 日本では考えられませんが、カナダで一緒にパイロット試験を受けた50代の男性なんかは、免許取得後に奥さんを連れて隣町までハンバーガーを食べるためだけにフライトしたそうです。 また、チーズケーキを食べたいから隣町までフライトした人もしっています。 結局のところ、北米の人々とgeneral aviationのつながりは、こんな感じの「軽い」感じなんです。 とてもcasualに受け止められています。

日本人は真面目なんですね。 僕も最近職場でよくそう感じます。 外国の方には、日本人が持ち合わせていないものがあります。 それは余裕。 決して怠惰という意味ではなく、「なんとかなるさ」といった、前向きの余裕なのです。 ヨーロッパの人たちは週35時間しか働かない(フランスの場合)とか、シエスタで昼からお店は全部お休み(スペイン)とか、余裕があり、人生を楽しむ方法を知っているようです。 日本人はとても真面目。 これはいいことです。 実際、戦後数十年で世界トップクラスの経済や技術を確立しましたし、世界に誇れるものがたくさんあります。 ですが、そろそろゆっくりするころではないですかね? 「がんばる」という言葉がありますが、日本人と日本社会は常に「がんばっている」んです。 手をゆるめると、「なまける」という言葉に変わり、必死にやると「過労」につながる。 なんとも難しい。

今までの日本人のやり方はいよいよ世界には通用しないようになってきたのかもしれません。 でもだからといって最近の「はちゃめちゃ」社会(若者の常識不足など)には断固反対です。

話はそれましたが、結局外国でパイロット免許を取った方が、こころの余裕も同時に取得できるようになるのかもしれません。

それではみなさん、よいGWを!
さて、今日はカナダ生活の第一歩、「自転車購入計画」についてお話します。 

何を隠そう、僕は自転車が好きです(笑)。 琵琶湖一周もしたことがありますし、淡路島一周もしたことがあります。 ロードレースにも出たことがありますし、山道のみ100kmレースにも参加しました。 そう、自転車が好きなんですぅ~。 頭の中には、QueenのBicycle Raceが常にかかっているとかかかっていないとか・・・

それはさておき、カナダの知人宅にあるYellow Page(日本でいうタウンページ)と、Saskatoonマップを利用して、片っ端から自転車屋を調べまくりました。 日本以外の北米ヨーロッパの地図っていうのは、道の名前の付け方とか、番地の仕組みが本当にわかりやすいので、コツさえつかめば簡単にどこにでもいけます。 

そして3,4件見つけましたが、なにせ「足」がない。 そう、だって「足」にするための自転車を買うんですから~! とりあえずは一番近い、Bike Doctorというお店に向かいました。 3ブロックほど歩いたところにBike Doctorがありました。(超近所でした!) 

そこで出会ったのがGregです(写真) 今思い返すと、カナダで初めて会話らしい会話をしたのはGregが初めてでした。 とてもいい人で、いろいろ相談にのってくれました。 空港までの一番安全なサイクリングロードを教えてくれたり、中古自転車を紹介してくれたり。 

 Saskatoonに行く機会があれば、ぜひGregに会いに行ってもらいたいと思います!(まあ、僕のことは覚えていないかもしれませんが)

結局自転車はアメリカ製の、日本製パーツで固めた赤いマウンテンバイク(6万円ほど)を購入。 Saskatoonにちなんで「サスカちゃん」と名付けました。

Gregと話していて感じましたが、カナダの人は優しい人が多いです。 なんていうか、ドコカの国みたいに、外国人を排除しようとはしない国ですし、自分の国が世界で一番とも思っていない人種のようです。 

「いい人だなぁ~Greg!」

って肩をたたいていってあげたかったですが、もちろんそんなことしませんでした(笑)。 その後もこのBike Doctorにはよくお世話になりました。 パイロットトレーニングでいいことがあると、自分へのご褒美と称してパーツをアップグレードしたりとか。 必要なグリスやチェーンオイルを買い足しに行ったりとか。 サスカちゃんは僕の足となり、相棒となり、運動相手となり、暇つぶしの相手ともなってくれました。

Saskatoonは本当に平らな土地ですから、自転車だとすいす~いです。 サウスサスカチュワン川沿いにはコヨーテがでるような草原が広がっていて、自転車にはもってこいのトレールがたくさんあります。 街の中でもそれほど車が多くはありませんので、比較的安全です。とはいえ、自転車になれていない人には少し怖いかもしれません。 

サスカちゃんを手にした僕は水を得た魚。 どこへでも行っちゃいました。 自転車の次は住むところを探さなければいけません。 アメリカでもアパートや借家を探した経験がありましたので、Saskatoonでもがんばりました。 またもや地図を取り出し、新聞のClassified欄とにらめっこの日々が2週間ほど続きました。 

「あ、もしもし。 僕の名前はOOOです。 広告に出ていた部屋に興味があるのですが」

このせりふを100回くらいは電話でいいましたかね。 最初は、

「英語わかってくれるかな?」 「怪しい人やったらどうしよう?」 「感じ悪い奴やったらどうしよう」

ってな感じで不安が多かったのですが、やればやるほど楽しくなってくるんです♪

なぜか・・・?

正解: この人とは一生会わないかもしれないから! だったら恥もなんにもあったもんじゃない!

こう思うと、外国生活は楽になります (メモしてください!)

ってな感じで、ようやくある一軒家の地下室を間借りすることになりました。 奥さん、旦那さん、そしてゴールデンレトリバーの3人(匹)家族のクリスチャンでした。 お互いあまり干渉はしませんでしたが、とてもいいご夫婦でした。 この出会いには感謝でした。 帰国して3年ほどになりますが、未だにときどきメールしています。

さて、今日はこの辺でやめときますかね。 次回は今週末頃アップの予定です。 今度はさらにパイロットトレーニング開始までの生活面についてお話しましょう。

今日の教訓



「旅の恥はかき捨て」 <== 決して悪い意味で理解しないこと! 勇気を持って行動しましょうという意味です!
今日はカナダでの生活について書きます。

僕がカナダに渡ったのは、今思い返せばどうしてこの時期にしたんだろう、っと思う冬まっただなかの2月。 バンクーバー --> カルガリー --> サスカトゥーン と乗り継ぎ到着しました。 カルガリーでは、Saskatoon行きの便は小型機(ボンバルディアのCRJシリーズでしょうか。)で、それに乗り込むのはターミナルから直接ではなくエプロンからステップ車を利用して搭乗する形式だったんですが、そのときにカナダの冬の寒さを初めて感じました。 

crj



感想:

「あ、やばっ・・・」

予想以上に寒かった。 冬用ジャケット上着を持って行ってはいましたが、想像以上の寒さ。 一瞬「凍死」という言葉が頭をよぎりました(大げさか・・・)

幸い知り合いの知り合いが迎えに来てくれていたので、知り合いの家まで車で送ってもらいました。 知り合いはしばらく留守にしていたので、カナダに到着後すぐによそ様宅での「一人暮らし」がスタートしました。

カナダの雪は日本の雪とはまったく違います。 最初の感想:

「な~んや、さらさらで、全然スリップしないやん。」

本当にサラサラです。 自転車で思いっきり急ブレーキでもかけない限り、スリップしませんでした。 これは本当に助かりました。 どうやら湿度が低いためか、雪は水分をほとんど含まない雪(おかしな表現か?)でした。 気温はマイナス25度程度。 鼻で息をすると鼻のなかが、

「ピキピキッ」

っと音を立てて凍ります。 おおげさではなく、本当の話です! マフラーで口元を覆いますと、口からでた水蒸気がたちまち凍り、マフラーがぱりぱりになってしまいます。 

カナダのドアは鍵を内側からロックしてドアをばたんと閉めて鍵をかける方法が主流のようで、鍵をかけるときは本当に気を遣いました。 だって、内側から鍵をかけて、外に出てからキーがポケットにないままドアを閉めると、

「凍死」

するからです。 Saskatoonでの生活は、常に凍死と背中合わせ。 サバイバルライフなわけなんです。

そんなこんなでカナダでの生活が始まりました。 何はともあれカナダは多かれ少なかれアメリカに似ていますので、生活には特にとまどうこともなく、スムーズにパイロット留学生活をスタートできました。

こんな寒さの中を僕は毎日自転車で空港まで片道40分近くも自転車で通うことになろうとは、だれが予測できたでしょうか。 ダチョウ倶楽部さんの名言で今回の書き込みを締めくくらせてもらいます。

「聞いてないよ~~~!」
「訴えてやる~~~~!」

次回は自転車屋での出来事をお話しましょう。
どうも皆さん。 今日は外国で会う日本人についてお話しましょう。

今の職場で、よくこういう相談を受けます:

「<ノソノソと無言で近づいてきて> あの~、留学したいんですけど、日本人がいないところに行きたいんです~。」

僕のリアクション:

「ば・か・○・ん!!!」

はい、ここで算数をします。 世界の人口は何人ですか? はい、約60億で~す。 (誤差はご容赦ください) 日本の人口は何人ですか~? は~い、1億5千万人で~す(これまた誤差はご容赦!)。 じゃあ~、60わる1.5は????? 

答え:「40」

はい、ご名答。

つまりこういうことです:

あなたが出会う40人に1人は日本人です。

ええええぇぇぇぇぇ~~?

意外に多いですよね。 つまり、世界中の40人に1人は日本人です。 中国人の場合なんか、5人に1人は中国人ですよ。 すごいでしょ?

っというわけで、外国には日本人はどこにいってもいます。 プレーリーしかないようなSaskatoonにも驚くべき事に日本人が居ました(モールで遭遇しました)。 さらに、僕がSaskatoonにいる頃には日本からわざわざNHKがカナダの原住民について取材に来てました。

くどいですが、日本人がいない国はほとんどありません。 世界中の都市はどこにいってもほぼ間違いなく日本人がいます。 いないのは、それこそアフリカの奥地とか、中国の奥地くらいではないでしょうか?(biasですかね・・・ 失礼!)

まあ、せっかく外国にいくんだから、日本人には会いたくないというのもわかります。 特に日本人は自分の英語(または他の現地語)を同じ日本人には聞かれたくないんですよね~。 コンプレックスです。 しかもすぐに集団行動を従ってしまう。 これは日本文化の現れです。 仕方ないんです、ある程度は。

でもですね~。

外国にいるときは素直に自分は日本人であることを認めると、意外に生活は楽になります。 同じ日本人と適度にコミュニケーションを取ることで、現地人にはわからない日本的観点から見たその土地のことを学べたり、お得なこと、おいしい物、おもしろいところを知ることもできるかもしれません。

なにも意地を張る必要はありません。 所詮(っていうか、結局のところ)日本人であることは一生変わらないのですから。 だったら受け入れたほうが楽でしょう。

お恥ずかしい話、僕は今偉そうにこんなこといってますが、これを学ぶには長い時間を必要としました。 みんな最初は高飛車になって、外国崇拝者みたいになっちゃうんですよね。 外国人が多くくるパブやバーで英語で自慢げに話しているやつらはこの部類です。 ちっちゃいですよね、器が。

このブログを読んでくれている方には、ぜひ大きな気持ちをもって留学してもらいたいと思います。 世界中に日本人はいます。 これは前向きに考えれば、

「同じ日本人が、がんばって生活している。 これなら私も/僕もできるはず」

ってわけです。 

がんばりましょう!


・・・さて次回は、カナダでの生活について少しずつお話しようと思います。 こうご期待!
こんばんは。 今日もパイロット訓練と留学に関する話をしようと思います。

僕はアメリカに大学生のときに留学しました。 かのクリントン大統領が卒業したG大学です。 期間は1年間でした。 そしてその後、アルバイトでお金を貯めてカナダに留学しました。 皆さんはカナダというと、トロント、バンクーバー、オタワ、ケベックなどを思い浮かべるのではないでしょうか。 でも僕が留学したのはそんな有名な都市ではなく、Saskatchewanという州です。 位置的にはアルバータ州(カルガリーがある州)の東側になります。 Saskatchewan州のSaskatoonにあるフライトスクールに留学したのです。

なぜSaskatoon? 理由は簡単、知り合いに勧められたから。

コネって大事ですよね。 僕がカナダにいくことになったのも、カナダ人の人と知り合いになったから。 カナダから来ていた経済学の教授に勧められてあれよあれよという間にカナダのサスカチュワン州に留学することになりました。

簡単にSaskatoonについてお教えしましょう。 SaskatoonにはUniversity of Saskatoonという大学があるくらいで、あとは本当にたいした物はない市です。 皆さんはプレーリードッグという生き物をしっていますか? Saskatoonはまさにプレーリー草原の州です。 真っ平らで、草原が広がるのどかな州です。 「真っ平ら」です。 英語でいえば、pancake flatといいたくなるくらい、平らです。 SaskatoonにはSaskatoon Airport(空港コードはCYXE)という空港があります。 この空港には数校のフライトスクールがあります。 そのうちのミレニアムエビエーションに留学しました。

Saskatoonは夏は30度近く、冬はマイナス30度近くまでいくところです。 マイナス30度というと本当に寒いというイメージがありますが、湿度が違いますので、それほど寒くはありません。 雪は降りますが、本当にドライな雪です。 雪の上を自転車ではしってもまったく滑りません。 日本の雪は水分を含んでいるのですごく滑るわけです。

っとまあ、こんな感じの「僻地」にあるのがSaskatoonです。 次回もっと詳しくフライトスクールについてお知らせしようと思います。

今日は運動をしましたので、眠くなりましたので、このくらいで。 See you tomorrow!
さて、またまた留学色の強い内容でお届けしようと思います。 よく考えたら、留学のブログを見る人って、女性が多いんですよね、きっと。 理数系は男、語学系は女という例のアレでしょうか。 個人的には男性でも語学ができるやつはたくさん知っているし、理数系に強い女性も知っているんで、そんなことは気にしません。 

また話がそれた・・・。 では本題。

外国でパイロット免許を取りたいと思うと、まず一番先に頭によぎるのは、


「英語大丈夫かな?」


で間違いないはず。 そりゃそうです。 外国に住む、特に英語圏のアメリカカナダに住むなら英語は必須条件です。 

僕は幸い学生中に英語関連の勉強を専攻していましたので、語学はさほど困りませんでした。 じゃあ、英語の勉強を特にしていなかった人は航空留学できないのか?  


ずばり! そんなことはありません。 


実際、カナダで英語の勉強は独学でがんばってインストラクター免許まで取得した人をしっています。 商業用免許を取得しようとがんばっていた日本人もしっています。 その人の英語も失礼ながらとてもつたないものでした。 でも、がんばっていました。 そう、「ガンバル」ことができる人ならば、航空留学はそんなに大変ではないはずです。

よく、フライトスクールのホームページ等をのぞくと、「パイロットの世界で使われる英語は限られた、特殊なものです。 ですから、英語力に自信がなくても大丈夫!」という文句を目にします。

またずばり!言いますよ。 なんか細木数子みたいになってきましたね・・・

ずばり! これは「うそ」です。  

確かに航空業界で使われる英語は特殊です。 たとえば、

"Tower, Piper Cherokee, dual to the circuit with Mike" (簡略)

ってパイロットが言います。 意味がわかりますか? 例え英語のネイティブスピーカーでもあんまりわからないかもしれません。 dualはパイロットが2人という意味。 circuitというのは滑走路を一辺と見立てた長方形を飛ぶとう意味。 with Mikeは”マイクと一緒”ではなく、ATISという天気予報情報の認識番号のようなものです。 

どうですか、特殊でしょ?

特殊ではありますが、常に特殊ではありません。 たとえば、ある日いつも通りソロで訓練空域に向かっていたとき、前方はるか遠くに大きな雷雲が見えました。 稲妻もたくさん見えました。 そこで、僕はすぐに空港に引き返す決断をしました。 そこでタワーに引き返す旨を伝えたところ、

「どうして引き返すの? もしかして天候が悪化していますか?」

っとまったく特殊ではない日常会話の英語で聞かれました。 びっくりした僕は、

「稲妻が見えるので、不安ですから引き返します。」

っと伝えました。 結局僕が着陸したあと、すぐに飛行機をロープで固定しハンガー(格納庫)内に避難しました。 15分後、空が真っ暗闇にわかり、とても立っていられない暗いの風と雨が地域を襲いましたとさ。

つまり、航空英語は特殊でも、ある程度(日常会話程度)の英語力はやっぱり必要なんです。 

英語の勉強って正直つまらないですよね。 単語をいくら覚えても、つかう機会はあんまりないし。 僕は1年間アメリカの大学に留学したので、「知らないうちに」英語ができるようになりました。 こういうと、「えらそうに~」って思う人もいるかもしれませんが、努力はもちろんしましたよ。 わからない単語は辞書を引きましたし、単語カードもいくつも作りました。 やっぱりrepetitionが必要なんですね。

英語の勉強にくじけそうな人にすばらしい言葉を捧げます:

「1ヶ月英語を勉強すれば、簡単な挨拶ができるようになります。 半年勉強すれば、簡単な日常会話の文章が作れるようになります。 1年勉強すれば未来のことや、過去のことを話す能力が身に付きます。 3年勉強すれば、特に問題なく日常会話ができるようになるのです。 そう、たった3年で日常会話ができるようになるのです。 考えてみてください; 英語のネイティブスピーカーですら、英語をしゃべれるようになるのには、最低5,6年はかかるんです(赤ちゃんから英語がしゃべれるようになるまで)。 たった3年で英語を使えるようになることはすばらしいことではないですか?」 (ある先生のことば)

結論をいいます: 航空留学はだれでもやる気があればできます。 ただ、英語はやっぱり必要です。 なんでもそうですが、できて損はありません。 そのためには不断の努力が必要なわけです。 英語を勉強するだけでパイロットへの道が一歩前進する・・・そう考えればそんなに大変ではないとは思いませんか?

ではまた!