東日本大震災から10年…
今でもあの時のことを、鮮明に覚えています。
我が家は内陸部で高台ににあり、幸い岩盤も硬いため、大きな被害はありませんでした。
しかし10年前の4月には、いわき市で直下型の地震もあり、お隣の家の西側に亀裂が入りました。
我が家の下の状態がどうなっているか、見ることができないので、また大地震が来たら、耐えられるのか、不安もあります。
この10年間、散々揺らされていてますから、「あの時、大丈夫だったから」と安心してはいけないと思っています。
しかし、我が家周辺よりもっと安全な場所があるのか?
探すのはかなり困難です。
だから、最悪の事態を考え、行動する必要がある。
そして何年経とうが、私たちが経験したことを伝えることが大事。
10年前の原発事故後、私はメディアに対して怒りを覚えました。
このブログにもそれが書かれています。
いわき市の現状を報道してもらえない。
政府の発表が、誤解を招き、物資が届かなくなりました。
食料もガソリンも手に入らず、身動きができない多くの市民。
自宅でじっとしているしかなかった。
このままではいけないと、みんなでSNSで情報を共有。
次第に仲間が増えていき、「がんばっぺ!いわき」という言葉が生まれた。
もし今後、同じような災害に見舞われたら、どういう行動し、どう伝えていくか、考えなければいけないと思っている。
2021年3月11日は、LYSTAさんのシェルターで黙祷をしました。
シェルターは、海にも近く、もし大地震で津波が来たら、保護犬猫を全頭、避難させることは無理だろう。
犬は7匹だが、猫は100匹…
移転する予定ではあるが、まだいつになるかわからない。
今はただ、大地震と津波がこないことを祈るばかりです。