乳腺腫瘍の手術も治療も金銭面で余裕がなく受けることができず、腫瘍が右足の近くまで広がり出血することも増えてきた。患部を舐め壊してしまうから、以前はオス犬用のオムツをしてみたり、洋服を着せたりしていたが、嫌がるしそれがストレスになると思い、今は何もしていない。

幸い腫瘍は、心臓から離れた後ろ足の方に広がっているから、歩けるしご飯も食べることができているが、徐々に痩せてきている。元気ではあるんだけどね。


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コロンの母猫は、娘が以前通っていたバレエ教室の先生の父親が飼っていた猫。どうやら放し飼いにしていて、子供を産んだらしいが、貰い手がいなければ捨てると言っていたので、先生が子猫3匹を教室に連れていて里親探しをしていた。

当日、我が家には3匹いてこれ以上はちょっとと思っていたのだが、里親が見つかなかったら捨てられるかもしれないと思い、引き取ることに。

その時、先生が「手術代は出しますから」と言っていたのだが、その後、バレエを辞めてしまったし、「手術代をください」と言い出せるわけもなく、結果、避妊手術するタイミングが遅くなってしまった。これが乳腺腫瘍の一番の原因だろう。

コロンが来て数ヶ月後、オスのトミィが糖尿病で亡くなり、その1年後、トミィの兄妹だったペルが突然死。その後、ポニョ子さんが来て、11ヶ月後、東日本大震災が。

ポニョ子さんの手術もしなくてはいけなかったが、避難をしたこともあり、ますますお金がなくなり、5月にピーくんを保護したことから、ピーくんの去勢手術が最優先となり、その後、発情期に粗相をしてしまうポニョ子さんの避妊手術、コロンは一番最後となってしまった。


捨てられそうになったコだから、尽くせる限り尽くしたいと思っていたのに、どうしてこんなことになってしまうのか…

自分が情けなくなります。


乳腺腫瘍はほとんど悪性と言われ、手術をしても転移するとされています。

手術すれば助かるというものなら、お金を借りてでも手術に踏み切れるのですが、病院で治療してもらうだけでも悲鳴のように鳴き叫ぶ姿を見てしまうと、このまま何もせず余生を過ごさせてあげた方がいいのでは?と思ってしまいます。


あとどのくらい生きられるのかわかりません。

出血や膿などで家も汚れます。

それでも最後の最後まで、コロンの面倒を見ていきたいと思います。


いわき市内の愛護団体さんへの支援やボランティアもしたいところですが、今はそれもできません。でもこうした経験を重ねることでいつかお役に立てるようになると思っています。


一番末っ子のピーくんも6歳。

我が家の猫たちは、高齢化してきています。

おばあちゃん猫のチロも来月19歳になります。今は元気で普通に生活してますが、今後、チロの介護も必要になってくるでしょう。

みんな自分の子供です。このコたちに幸せなニャン生だったと思ってもらえるよう、頑張っていきます。